馬主になるには要件がある?費用の元を取れる程儲かるって本当?

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by matsuo

更新日:2018-11-24

公開日:2018-11-24

馬主

競馬ファンなら誰もが一度は憧れたことがあるであろう馬主。馬主の種類や、馬になるにはどんな要件があるのか、馬主は儲かるのかなどなど、様々な疑問を検証していきます。馬主になりたいというあなたの夢が、もしかしたら現実に近づくかもしれません!

       

2018/12/23に行われる第63回有馬記念(G1)のファン投票がいよいよ始まり、
競馬ファンはモチベーションが高まっているのではないでしょうか。

今回は、競馬ファンの熱い視線を集めるお馬さんたちの主である、馬主に注目してみました!

そもそも馬主にはどんな種類があるの?馬主になるにはどんな要件があるの?費用は?馬主って儲かるの?等々、いろんな疑問について解説しておりますので、是非最後までご覧ください。

馬主の種類は?

馬主

一口に馬主と言っても、その種類は様々です。
まずは、馬主の種類について解説していきたいと思います。

地方競馬と中央競馬

競馬法に基づいた日本の競馬は、大きく2つに分かれています。
それが地方競馬中央競馬です。

まず地方競馬とは、日本中央競馬会(JRA)と地方競馬全国協会(NAR)によって管理されており、
都道府県及び市町村と地方公共団体で構成される一部事務組合が施行する競馬です。

一方で中央競馬とは、JRAが主催する競馬のことです。
JRAは政府が資本金の全額を出資する特別法人であるため、
国がなくなるか打ち切りを指示しない限り、中央競馬が終わってしまうことはありません。

この2つを比較すると、そこには歴然としたレベルの差があります。
規模が大きく賞金も高いことから、中央競馬の方が優秀な馬が集まるためです。

ですので当然、地方競馬と中央競馬のどちらで馬主になるかによって
そのハードルは大きく変わってきます

馬主登録の形態

地方競馬と中央競馬のどちらにも、馬主としての登録形態が3つあります。

個人馬主

個人を馬主として登録するものです。
地方競馬馬主の9割以上・中央競馬馬主の8.5割以上を占めています。

組合馬主

3~10人の組合員がそれぞれ出資して共同の競馬事業を営むことを約束する契約を結び、それにより成立する組合を馬主として登録するものです。
仲間内で馬主活動をされたい方に最適の形態です。

法人馬主

競馬事業を行っている法人を馬主として登録するものです。

ちなみに:法人馬主のなかに、一口馬主というものがあります。
これは馬主登録されていない者が、競走馬に対し小口に分割された持分を通じて出資をすることで、間接的に馬主となるものです。
日本全国で約5万人ほどが参加しています。

馬主に要件なるにはどんな要件がある?

さて、馬主の種類を学んだところで、次は
「馬主になるにはどんな要件があるの?」という疑問にわかりやすくお答えしていきます。

個人馬主

・地方競馬
1.原則として、直近年における所得金額が500万円以上であること

・中央競馬
1.今後も継続的に得られる見込みのある所得金額が、過去2か年いずれも1,700万円以上あること
2.継続的に保有する資産の額が7,500万円以上あること

ここで注意していただきたいのは、ここで上げる経済的要件はすべて年収ではなく所得の話であるという点です。
ですので、馬主になるには地方競馬馬主で年収700万円程度、中央競馬馬主で年収3000万円程度が必要になってきます。
地方競馬に関しては、一般的なサラリーマンも手が届かなくはないですが、中央競馬で個人馬主になるにはスーパークラスのお金持ちしか無理そうです。

組合馬主

・地方競馬
1.代表者名を併記した組合名義で300万円以上の定期預金があること 
2.原則として、組合員各々の直近年における所得金額が300万円以上であること

・中央競馬
1.組合員全員について、今後も継続的に得られる見込みのある所得金額が、過去2か年いずれも900万円以上あること
2.組合財産として1,000万円以上の預貯金があること
3.組合員のうちに、個人馬主・法人馬主の代表者又は他の組合馬主の組合員が含まれていないこと
4.代表者1名が特定されていること
5.組合契約が、農林水産省および日本中央競馬会の定める基準に適合していること

組合馬主になるための経済的要件は、個人馬主に比べてかなり緩和されています。

法人馬主

・地方競馬
1.当該法人の払込済資本金又は履行済出資の総額が300万円以上であること
2.原則として、法人代表者(当該法人の代表者で、かつ、法人馬主登録申請時に代表者として申請した者。以下同じ。)の直近年における所得金額が500万円以上であること

・中央競馬
1.法人の資本金または出資の額が1,000万円以上であること
2.申請法人の資本金または出資の額の50%以上を代表者が出資していること
3.代表者について、今後も継続的に得られる見込みのある所得金額が、過去2か年いずれも1,700万円以上あること
4.代表者が継続的に保有する資産の額が7,500万円以上あること
5.代表者が申請法人の代表権を持つ役員であること
6.代表者がすでに中央競馬の個人馬主であること

法人馬主になるには、法人の財務内容などの審査も加わるため、要件や登録手続きが複雑になってきそうです。
(一口馬主には所得の条件などはありません。)

出典:JRA日本中央競馬会
出典:地方競馬全国協会公式WEBサイト

ぶっちゃけ馬主は儲かる?

馬主は儲かるのか

もし要件を満たしていて、馬主になるとしても、馬主活動には莫大な費用がかかります。
次は、みなさんお待ちかねのこの話題です。
「馬主は儲かるのか?」この真実を徹底的に暴いていきたいと思います!

馬主になるにはどんな費用が必要?

まず、馬主活動に必要な費用についてです。

馬主登録費用

当たり前ですが、馬主になるには、それぞれの協会に登録をしなければなりません。
その際に1万円が必要となります。

競走馬購入代金

馬主になるには、まずお馬さんを購入しなければなりませんよね。
お馬さんの価格は性別・血統・年齢などの要素で変動するため、一口には言えませんが参考までに、
平成29年度のJRAサラブレッド1歳市場での平均価格は1,043万円、中間価格は453万円、最高価格は2億9,160万円となっています。

維持費

お馬さんを購入し、晴れて馬主となったあとも、もちろん維持費がかかります。
馬の飼育管理のために育成牧場・厩舎への預託費用がかかります。
こちらは、地方競馬で月額15~50万円・中央競馬で月額60~70万円程度となっていて、それぞれ年額にすると約300万円・約780万円です。

相当なお金持ちでない限りは、考えるだけで気が遠くなりそうな金額ですね…。
馬主になるには相当の覚悟(とお金)が必要であることがわかります。

馬主はどのように稼ぐ?

馬主活動に必要な費用を知って少し気が重くなってしまいましたが、気を取り直して次は収入についてのお話です。
これは大きく分けて3つ挙げられます。

賞金

賞金は1着~5着のお馬さんが対象になります。
賞金額はレースによってピンキリですが、賞金のうち約60~70%が馬主に支払われます。

着外手当

1着~5着に入らなくても、6着~8着(重賞競走は10着まで)になったお馬さんは出走奨励金というものが貰えます。
これはそれぞれ、1着の賞金の8%、7%、6%、3%、2%(JRAの場合)を乗じた金額で支払われます。
賞金比べると小さな金額に思えてしまいますが、馬主としては確実に稼いでいきたいところです。

出走手当

何着になったとしても、全てのお馬さんに交付される手当が出走手当です。
こちらはレースごとに約40万円が支払われます。
そのため、出場レースが多いほど出走手当による収入は増えることになります。

馬主の収支

ここまででは馬主は儲かるのか儲からないのかイマイチ見えてきませんので、馬主の平均的な収支をお伝えしたいと思います。

平均支出と平均収入をもとに計算すると、馬主の1年間の収支はマイナス70万円となります。
馬への投資はかなりリスクが高いことは間違いありませんが、競走馬購入代金を払い終えさえすれば費用は一気に安くなるので、コンスタントにレースに出場し、いい順位になれば黒字化も夢ではありません

また、ここでは平均収支のお話をしていますが、競争成績によって実際に得られる収入は大きく変わってくるので、何とも言えないのが実情です…。

まとめ

というわけで、今回は競馬ファンなら誰もが憧れる馬主について解説しました。
馬主になるには様々な方法があり、それに伴って要件や収支が大きく変動することがわかりましたね。

馬主は必ずしも儲かるとは決して言えませんが、自分の所有する馬がレースに出場する喜びは馬主にならない限り味わえません。

自分の夢に投資する、という気持ちでお馬さんを購入できるくらいの余裕がある方は、
是非馬主になることを現実的に考えてみてはいかがでしょうか?(^^)☆

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