鉄道設計技士資格取得の難易度は?試験情報・年収・給料・報酬相場を分析

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by 資格広場編集部

更新日:2018-09-06

公開日:2018-03-13

鉄道設計技士は、国の生活基盤である鉄道を支える仕事です。資格試験は、鉄道やそれに関連する施設についての知識や、実際の業務に就きながら体得した技術を問われる難しいものですが、鉄道の設計技術力を客観的に示すことができる唯一の資格となっています。


鉄道設計技士は幅広い年代の男女が目指せる、鉄道技術のプロフェッショナルな資格です。
鉄道設計技士資格取得者は他にも設計管理者、エンジニア、技士と呼ばれております。

鉄道設計技士の資格は「公的資格」です。

資格広場は、鉄道設計技士になるには?鉄道設計技士なるためには?鉄道設計技士になりたいを応援しております。

鉄道設計技士になるために必要な知識・受験資格

鉄道に関する法令や、鉄道施設・車両設計の技術に関する知識、また鉄道土木・鉄道電気・鉄道車両に関しての専門知識も必要です。

鉄道設計技士の資格は「公益財団法人鉄道総合技術研究所」が運営管理を行っております。

公益財団法人鉄道総合技術研究所とは:
公益財団法人鉄道総合技術研究所は、日本国有鉄道の(国鉄、旧JR)試験・研究に関する業務を引き継ぐ形で発足した、公益財団法人です。鉄道に関する技術的かつ人間科学的な研究や調査を行い、鉄道のさらなる発展を目指しています。

鉄道設計技士

鉄道設計技士ってどんな仕事?(仕事内容など)

鉄道車両やそれに関わる施設の設計をはじめとした業務を行います。それは多岐にわたり、車両や台車などの構造設計・製造方法や生産設備の検討業務・検査や品質保証業務・鉄道の送電設備設計・鉄道信号設備の設計・電鉄用変電所の工事に関する設計・鉄道の通信設備の設計・設計関係の各所をつなぐ業務・鉄道高架化・耐震補強・現況調査や安全度診断など、業務内容は様々です。『鉄道設計技士』の資格は、鉄道設計の技術や管理能力の高さを示すことのできる唯一の資格です。

鉄道設計技士資格取得の為の勉強法

受験資格に、設計に関する業務への従事年数が定められているため、大学等を卒業した後に鉄道設計関連の会社に就職し、実際の業務に就きながら学んでいくことになります。試験内容は、鉄道やそれに関連する施設の設計についての知識だけではなく、従事した業務から体得した技術などについても問われるので、日々の業務そのものが試験勉強につながります。

鉄道設計技士の専門学校や通信講座について

準備中です。


鉄道設計技士の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

鉄道設計技士の資格試験料

共通試験・専門試験Ⅰ・専門試験Ⅱ(論文)で26,000円。試験科目免除制度にて、専門試験Ⅱ(論文)のみの再試験の場合は15,000円。

鉄道設計技士試験・検定の年間試験回数

年1回、原則として毎年10月に行われています。

鉄道設計技士試験科目等の内容

試験は、『鉄道土木』 『鉄道電気』 『鉄道車両』の3つの区分があり、それぞれ共通試験・専門試験Ⅰ・専門試験Ⅱから成っています。共通試験は区分共通で、『鉄道営業法および鉄道事業法等の技術に関する法令』『鉄道土木、鉄道電気および鉄道車両の技術』の基礎的知識が問われます。専門試験Ⅰは区分別で、鉄道土木は鉄道計画・線路・鉄道構造物・停車場・その他鉄道土木に関する事項、鉄道電気は送配変電設備・電車線設備・信号設備・通信設備・その他鉄道電気に関する事項、鉄道車両は電車、・関車・気動車・客車・貨車・その他鉄道車両に関する事項について問われます。専門試験Ⅱは、区分共通の『業績』(各自の業績を通じて、技術的な判断能力、問題解決能力を問う)と、区分別の『見識』(技術的課題に対する鉄道技術者としての見識を問う)の2点について、論文形式で問われます。ちなみに、試験科目免除制度がとられており、共通試験・専門試験Ⅰに合格して専門試験Ⅱに合格しなかった場合は、翌年度から3年間に限り、共通試験・専門試験Ⅰが免除となり、専門試験Ⅱのみ受験することができます。

鉄道設計技士資格の難易度

鉄道土木・鉄道電気・鉄道車両全ての区分で合格率が20%を下回り、大変難易度の高い試験といえます。実技試験がなく筆記試験のみですが、鉄道施設や車両に関する技術についての幅広い知識はもちろんのこと、これまで従事した設計業務で得られた体験や専門知識に関する論文もあるので、知識を詰め込むだけでは太刀打ちできない内容となっています。

鉄道設計技士資格の合格率

鉄道土木・鉄道電気・鉄道車両全て、合格率は20%を下回っており、直近のデータとして27年度は15%前後にとどまっています。

鉄道設計技士試験の合格発表

合否に関わらず、全ての受験者に試験結果をはがきで通知します。また、不合格の試験科目については得点状況も通知されます。

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鉄道設計技士

鉄道設計技士資格取得後の就職先・年収・報酬相場

鉄道設計技士所持者の職業例

鉄道設計技士、鉄道建設の電気設備関連業務、工事監督、工事発注、車体設計、鉄道の技術系総合職など。

鉄道設計技士に向いている人

鉄道が好きな人はもちろんのこと、工学系の科目を得意とする人が向いています。精密かつ複雑な構造の設計に携わるため、慎重さや正確さを追求できる人にも向いています。また、試験の難易度が高いので、ひたむきに勉強し続ける努力ができることも必要です。

鉄道設計技士と同じ分野の他の資格

動力車操縦者運転免許、検修・工事技能者、踏切監視員、列車見張員、保守作業責任者、高圧電力ケーブル工事資格者、線閉責任者(在来線、新幹線、作業員防護)、新幹線架線延線車運転者、新幹線停電工事等作業責任者、停電工事等作業責任者、軌道モーターカー、軌陸車運転者、信号技術者

鉄道設計技士の年収・給料相場

経験年数・役職・部署・残業などの各種手当で大きく変わるようですが、年収で大体450~750万円ほどとも言われています。なお、鉄道会社勤務の場合、特に私鉄において鉄道規模により50万円~100万円ほど給料差がみられるようです。

鉄道設計技士の現状

国の鉄道網は増加の一途をたどっており、鉄道高架化など鉄道の多様化もみられます。そのため、鉄道やそれに関わる施設の設計を行う鉄道設計技士は安定した需要があります。

鉄道設計技士の将来性

鉄道はこれからも国の重要な生活基盤であり、多様化する交通網の中でも、まだまだそれは変わらないでしょう。その鉄道を支える鉄道設計技士は今後も安定した需要が見込まれます。

鉄道設計技士の独立について

鉄道やそれに関連する施設の設計は、様々な分野の専任スタッフと協力して行うことが必要とされる業務です。そのため独立を目指す職種ではないといえます。鉄道会社や鉄道設計のエンジニア会社などに所属して、設計業務に従事します。

鉄道設計技士資格を所有している主な著名人

鉄道設計に関わった著名人は見つかりましたが、鉄道設計技士の資格を所有しているかどうかは確認できませんでした。

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