運行管理者とは?資格試験の合格率や難易度についてご紹介

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by MATSUZAWA

更新日:2019-06-17

公開日:2019-06-17

運行管理者

今回は運行管理者に関して、資格試験の概要や合格率についてまとめました。運行管理者になるための基礎講習や勉強についても紹介するので将来目指している方はぜひ参考にしてください。


皆さんは運行管理者という職業を知っていますか?

普段あまり耳にしない職業ですが、運行管理者はバスやトラックなどの事業用自動車の安全な運行を実現するために各事業所においてドライバーや車両の安全確保をする専門家です。

将来運行管理者を目指している方もいると思うので、運行管理者の資格試験の合格率や基礎講習会について詳しく解説します。


運行管理者とは?

運行管理者

私達が自動車で走る一般道にはトラックやバス、タクシーなど事業自動車と呼べる車両が走っています。

運行管理者はそれら事業自動車を扱うドライバーの安全運行を実現するために、各事業所において安全管理を行う専門家です。

バスやトラック運転士らの過度な長時間労働によって起こりうる事故を未然に防ぐために、各事業所や営業所において車両数に応じた運行管理者の設置が法律で義務付けられています。

つまり、運行管理者とは事業自動車のドライバーだけでなく、一般自動車のドライバーや歩行者全体の安全を維持するという非常に重大な使命があるのです。

運行管理士の主な仕事内容

運行管理士の主な仕事内容として、ドライバーの運行スケジュールの作成や割当、乗務記録の管理、ドライバーへの指揮となります。

長距離を走る運送車両やトラック、バスなどのドライバーは疲労が溜まりやすく、疲労によって集中力が低下したり睡眠不足に陥ることによって思わぬ事故に繋がります。

そのため、各事業所や営業所でのドライバーの疲労状態やスケジュールを把握し、健康管理や睡眠・休憩の管理、その他安全指導を行うことも運行管理者の重要な役割なのです。

運行管理者の資格試験の概要や難易度

運行管理者がどのような役割を担っているのか理解して頂けたでしょうか。

それでは、将来実際に運行管理者を目指している方のために、運行管理者になる方法や詳しい試験等の概要について紹介します。

運行管理者になるには?

運行管理者になるには国土交通大臣指定の国家資格の取得が必須となります。

とは言っても誰でも国家試験を受験できるというわけではなく、大きく分けて2つあるいずれかの受験資格を最初に満たす必要があります。

1つ目の受験資格は、各事業所・営業所において1年以上の事業用自動車の管理に関する実務経験のある者となります。

2つ目は、国土交通省が指定する養成機関において運行管理者の基礎講習を修了した者となります。

1つ目の受験資格に関して、トラックやタクシー、バスなど様々な車両がありますが、軽貨物運輸業者以外であれば特に指定はありません。

運行管理者を目指すための基礎講習会

運行管理に関する実務経験が無い方は国土交通省の指定する養成施設などで基礎講習を受講する必要があります。

基礎講習会は全国の養成施設で行われ「旅客」と「貨物」の分野に分かれており、3日間のスケジュールを修了することで国家試験への受験資格が認められます。

具体的な講習内容に関しては公表されていませんが、運行管理者として働く上で必要な知識やスキル、その他実務に関する法制度について学びます。

運行管理者国家試験の概要

運行管理者国家試験は公益財団法人運行管理者試験センターが実施しています。

試験の内容としては、①旅客・貨物それぞれの通常運送業務に関する法律や制度、②道路運送車両方関係、③道路交通法関係、④労働基準法関係、⑤その他実務に必要な知識やスキル、の5つの分野から問題が出題されます。

合格基準は満点中の総得点が60%以上(全30問中18問以上)で合格となります。

受験申請は書面もしくはインターネット上からでも申し込みができます。

運行管理者資格試験の合格率や難易度

運行管理者国家資格の気になる難易度ですが、国家資格の中ではやや易しめの難易度となっており、合格率は貨物が32.8%、旅客が37.1%となっています。

とは言っても試験では道路交通法や労働基準法、その他関連する法律や制度に関する知識が問われるため、試験に臨むに至っては十分な対策と勉強が必要です。

今現在、各営業所において管理関連業務に従事している方は改めて関連法律に関して独学で学ぶことをおすすめします。

一方、未経験者は基礎講習にて国家試験の内容に関する講義を受けることができるため、しっかりと内容を定着させるためにも要点まとめや自主学習しましょう。

また、過去問が運行管理者試験センターの公式ホームページから無料で閲覧できるため、試験を臨む際には一度解いておきましょう。

運行管理者の現状や適性は?

運行管理者

運行管理者の仕事は直接的にドライバーの安全にかかわるため、非常に重大な責任を担っています。

そのため、実際に働く上での適性や運行管理者の現状について知っておく必要があります。

それでは、運行管理者として働く上で必要な適性やスキル、知識について一緒に考えていきましょう。

運行管理者は非常に大きな責任が伴う仕事

大型トラックや長距離バスドライバーの走行中の居眠りや集中力の低下によって引き起こされる悲惨な事故というのが度々メディアでも取り上げられています。

人材不足によるドライバーの長時間労働、長時間運行も一つの原因ですが、各事業所でのドライバーのスケジュール管理や健康管理というのも大きな原因となります。

少しでも事故を減らし、安全運行を実現するためには運行管理者の活躍が不可欠です。

運行管理者として働く上で、もちろん各法制度に関する知識も重要となりますが、常に厳しくドライバーの健康管理に勤めていく責任感を持つことができるということも運行管理者として働くための適性となります。

運行管理者資格試験の合格率や難易度まとめ

今回は運行管理者に関して、そもそもどんな役割があるのか、またなるために必要な資格や試験について詳しく紹介しました。

運行管理者になるためには国家資格の取得が必須となっております。

国家試験を受験するためには、関連業務に1年以上従事していること、基礎講習を修了していること、いずれかの条件を満たす必要があります。

国家試験自体はそれほど難易度が高く合格率が低いものではありません。

しかし、直接的にドライバーや私達歩行者の命に関わる業務を行うため、運行管理者になるにはその大きな責任を担うということをしっかりと認識する必要があるのです。

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