警察官になるには高卒では無理?年齢・身長の条件や受験資格の勉強方法

masman

by kitasan

更新日:2019-05-02

公開日:2019-04-17

警察官になるには

警察官になるには警察官採用試験に合格しなければなりませんが、まずその受験資格として必要な身長などの身体条件、年齢条件、高卒などの学歴条件についてまとめてみました。さらに、試験に合格するための勉強方法や資格についても紹介していきます。


警察官になるには年齢条件や高卒などの学歴の条件、身長・体重等の身体条件など、細かい規定がある警察官採用試験に合格しなければなりません。

この記事では、国の安全を守る警察官を志す方に向けて、警察官になるにはどんな条件が必要なのかを紹介していきます。

また、警察官になるために必要な資格があるのか、警察官試験に合格するための勉強方法についてもまとめています。


警察官と警察組織について

警察官になるには

警察官になるには、まず警察組織について把握しておかなければなりませんね。

警察組織は部門によって成り立っており、警察官は各部門に配属され任務に当たります。

警察組織とは

警察組織とは大きく2つに分けられており「警察庁」と「都道府県警察」が存在しています。

警察庁で働く警察官は、国家公務員として日本全体の警察組織を取りまとめる、まさに警察官のエリートと言われています。

対して都道府県警察で働く警察官は地方公務員としての勤務となり、警察官と聞いて多くの方が思い浮かべるのはこちらの都道府県警察のことでしょう。

警察庁の警察官について

警察庁の警察官は国家公務員として働き、国家公安委員会が管理しています。

国の行政機関であり、各都道府県全体の警察組織全体を管理・監督・調節している、まさに警察組織のトップとしての役割を果たしています。

警察庁の警察官になるには、国家公務員総合職試験や国家公務員一般試験に合格する必要があります。

そのため、国家公務員として警察庁に採用されるのは、年間10~15名程度と言われています。

都道府県警察の警察官について

都道府県警察の警察官は地方公務員として働き、都道府県公安委員会が管理しています。

基本的に都道府県警察勤務の警察官は、地方警察職員という名前の地方公務員になりますが、階級が「警視正」以上になると国家公務員扱いになります。

警察庁に努める警察官はいわゆるデスクワーク業務が主体になりますが、都道府県警察勤務の警察官は現場での活躍が期待できる職業です。

都道府県警察の仕事内容

都道府県警察は主にその地域の安全を守る仕事を担っており、警察署や交番に勤務する「おまわりさん」も都道府県の警察官に当たります。

なお、配属された部門ごとに業務内容が異なるので、各部門ずつ紹介していきます。

地域警察部門

地域の安全を守る「地域警察」は、交番や駐在所に勤務したり、パトカーで地域を巡回し市民の安全を確保する仕事です。

  • パトロール、巡回

  • 遺失届、拾得物対応

  • 事件、事故の初期対応

  • 防犯指導

  • 犯罪者の検挙

  • 犯罪の未然防止活動

  • 交通指導、取締り

  • 事故防止活動

生活安全部門

ストーカーや青少年の非行などの身近な犯罪の取り締まりや、防犯対策を主に取り扱うのが「生活安全」の仕事です。

  • 防犯対策

  • 防犯教室の運営

  • 子供、女性の安全対策

  • サイバー犯罪対策

  • 少年犯罪対策、支援

  • 風俗・古物営業等の許認可

  • 環境・経済犯罪の取締り

刑事警察部門

「刑事警察」とは殺人や強盗、盗難、詐欺などの多くの犯罪に対応する仕事です。

  • 事件の捜査、聞き込みなど

  • 犯人の取り調べ

  • 鑑識

交通警察部門

交通安全指導を始め、速度違反の取り締まりや交通事故の捜査などを主に仕事とする「交通警察」は、以下のような業務があります。

  • 交通指導取締り

  • 交通事故捜査

  • 交通整理、交通規制

  • 道路標識の整備、道路使用許可

  • 運転免許に関する事務

  • 交通安全教育

警備警察部門

災害時の救助活動はもちろん、テロ・ゲリラ行為などを含む警戒・警備に努める「警備警察」の業務も紹介します。

  • 要人警護

  • 治安警備

  • 国際テロ対策

  • 不法滞在者の取締り

  • 災害救助

  • 爆発物、化学物質の処理

女性警察官について

これまでの女性警察官のイメージと言えば「交通部門」や「生活安全部門」の配属・勤務が一般的でしたが、近年では女性警察官でも白バイに乗ることが可能になったり、地域によっては特別捜査隊や機動隊で活躍する女性警察官が増加しています。

さらにここ数年、実際に女性警察官の採用人数も増加傾向にあるとのことで、女性目線での警察組織づくりが進んでいるようです。

女性でも警察官として活躍する場が増えてきているのは嬉しいことに感じますね。

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警察官になるには

「都道府県警察」の警察官になるには、まず初めに警察官採用試験(選考)を受けることが必要です。

特別な資格は必要ないのですが、試験を受けるために必要な条件(年齢・身長・高卒以上の学歴等)がいくつかありますので紹介していきます。

警察官になる受験資格とは

警察官になるには、まず試験(選考)を受けることから始まります。

警察官採用試験は各都道府県ごとにA区分(大卒程度)とB区分(高卒程度)に分けられて実施されています。各都道府県により年齢による条件は異なりますが、概ね以下の通りです。

A区分(大卒程度) 21歳以上で大学を卒業又は卒業見込みの人、大卒程度の学力を有する人
B区分(高卒程度) 17歳以上で高校を卒業又は卒業見込みの人、高卒程度の学力を有する人

※この記事では年齢・学歴別で「A区分」「B区分」と表記していますが、各都道府県の採用ページによっては「警察官A」「警察官B」と記されていたり「Ⅰ類」「Ⅲ類」などと記されている場合があります。

警察官になる年齢条件とは

警察官になるには、年齢が17歳以上という条件を満たしていればばB区分を受験する資格があるので、高卒以上の学歴と年齢条件を満たしていれば警察官になることが可能。

また、A区分・B区分ともに年齢が35歳未満(都道府県によって異なる)であれば、警察官採用試験の受験資格があります。

警察官の高卒と大卒との違い

警察官採用試験には、A区分である「大卒者」と、B区分の「高卒者」の年齢・学歴によって別枠が設けられています。

高卒者も大卒者もスタートの階級などの条件は同じですが、初任給はやはり大卒者の方が高く設定されており、階級を上げるための昇任試験を受けるられる期間も異なってきます。

また、高卒者として警察官に採用されたの場合、昇任試験の資格を得られる期間が長いため、昇任試験を受けられる期間が短い大卒者の方が昇任するには有利と言えるでしょう。

しかし、年齢や学歴によって業務が制限されることはないそうなので、高卒だからと言って仕事が不利になることはありません。

警察官になる身体条件とは

都道府県により、警察官になるには身長等の身体条件を満たしていないと受験資格が認められない場合もあります。

東京都(警視庁)を例に挙げると、男性は身長160cm以上・体重48kg以上、女性は身長154cm以上・体重45kg以上の条件を満たす必要があります。

近年では、身長等による不利を失くそうと身長・体重条件を廃止する動きが高まっており、警察官を目指しやすくなっていると言えますね。

身長・体重の条件を廃止した都道府県については以下を参考にしてみてください。

  • 北海道警察
  • 青森県警察
  • 茨城県警察
  • 新潟県警察
  • 長野県警察
  • 京都府警察
  • 滋賀県警察
  • 奈良県警察
  • 岐阜県警察
  • 三重県警察
  • 石川県警察
  • 福井県警察
  • 広島県警察
  • 兵庫県警察
  • 岡山県警察
  • 島根県警察
  • 鳥取県警察
  • 香川県警察
  • 高知県警察
  • 愛媛県警察
  • 徳島県警察
  • 山口県警察
  • 佐賀県警察
  • 熊本県警察
  • 大分県警察
  • 宮崎県警察
  • 鹿児島県警察

※警察官になるには、必ずしも身長や体重の条件を満たしていないと試験に合格できないわけではないと言われています。

受験資格の試験内容と勉強方法

警察官になるには

警察官採用試験の必要条件について知ってもらったところで、次に試験内容を紹介していきます。

また、試験に合格するための勉強方法もまとめているので、是非参考にしてみてくださいね。

警察官の採用試験の流れ

警察官採用試験は、1次試験と2次試験に分けられます。1次試験は主に筆記試験、2次試験は面接という流れになるようです。

さらに、警察官としての適性チェックや健康状態、基礎体力測定も行われます。

また、各都道府県により試験内容には違いがみられますので、事前に各都道府県の採用情報を確認しておく必要がありそうです。

警察官の試験内容

各都道府県により試験内容は異なります。あくまで参考にしてみてください。

第1次試験 内容
教養試験 択一式で50問、120~150分程度
作文・論文試験 600~800字程度、主に60分
体力検査 体力、運動能力などの実技検査を実施
第2次試験 内容
面接・口述試験 個別面接が主流ですが、各都道府県により集団面接もあり
適性検査 警察官としてに適性チェックを実施
身体検査 健康状態や身体検査を実施

※「身体検査」や「体力試験」は、1次試験・2次試験どちらも実施される場合もあります。

警察官の試験に合格するための勉強方法

警察官試験に合格するには、やはり勉強方法が決め手となってくるでしょう。

ここでは、警察官になるための勉強方法を紹介していきます。

独学での勉強方法

テキストや参考書を使って独学で行う勉強方法は、自分のペースで学習できるのがメリットと言えるでしょう。また、学費などもかからないので、自分でコツコツ計画的に進められる方におすすめできる勉強方法です。

通信講座での勉強方法

あらかじめカリキュラムが組まれている通信講座での勉強方法は、初心者の方におすすめできます。わざわざ通学する必要がなく、自宅で勉強できるのが最大のメリット。

学費は教材によってこ異なり、およそ5~20万円程度が目安となっています。

スクールでの勉強方法

専門学校やスクールに通う勉強方法は、本気で警察官を目指す方向けと言えますし、疑問点があればすぐに講師に質問し、解決・理解できるのでやる気にも繋がります。

予備校であれば、学費は20~25万円程度が一般的です。

警察官の試験合格後に必要になる資格

無事に警察官の試験に合格し、採用になった場合に必要になる資格があります。

  • 自動二輪免許
  • 普通自動車免許(MT)
  • 柔道または剣道の初段
  • 無線従事者免許

さらに、業務に携わっていくうちに必要になってくる資格もあります。

警察官になるには高卒以上、年齢・身長条件がある?!まとめ

警察官になるには、何か特別な資格がいるわけではありませんが、警察官採用試験に合格する必要があります。

また、身長などの身体条件や年齢条件、高卒以上の学歴が必要条件となっていますが、各都道府県により異なる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

警察官採用試験に合格するための勉強方法などを参考に、是非素敵な警察官になれるよう頑張ってみてくださいね。

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