外交官になるには出身大学が重要になる?外交官になるための試験は?

masman

by kame

更新日:2019-04-29

公開日:2019-04-27

世界中の各国を飛び回り、外交の仕事を行う外交官になるにはどうすればいいのでしょうか?厳しいと言われる国家公務員試験のほか、出身大学も重要?今回はそんな外交官の、仕事内容や試験内容、大学や学歴のことについてまとめてみました。


あちらこちら海外の国を飛び回り、外交の仕事を行う外交官は、語学力が非常に求められる専門職です。

外交官になるには、外務省に入るための試験を突破しなければなりませんが、どんな試験が待っているのでしょうか?

また、外交官になるには出身大学が重要?どこの大学を出ている外交官が多いのかなどをまとめていきます。


外交官とは?

外交官になるには

外交官の仕事は、その名の通り外国との外交の仕事を担当している専門家です。

日本の安全や国民の生命・財産などを守ると同時に相手国の幸せも追求することが外交官の使命です。

グローバル化の進む国際社会における日本の大使館や領事館などは世界に200か所にものぼり、外交官は国内だけでなく、海外でのお仕事もあります。

語学力が必須!

外交官として採用されたら、外務省から研修語というものが指定され、その言語をマスターする必要があります。

研修語は多くて40か国語も存在し、アラビア語などのように馴染みがなく、難易度の極めて高い言語を指定されてしまう場合もあります。

どの言語が指定されても、業務上で使用できるレベルというかなりハイレベルな水準まで身に着ける必要があり、英語やフランス語、ドイツ語などを既に勉強していて使える人であっても、限られた期間で未知の言語を身に着ける素の語学能力が非常に重要な仕事となっています。なお、限られた期間というのは、研修語習得のために2~3年間、現地で研修できる期間が与えられているというものです。

政治・経済・国際情勢・法律系の知識も必須!

諸外国との政治や経済の関係を良好に保つという仕事をそつなくこなす為には、日本国内の基本的な政治経済はもちろんのこと、国際情勢や、相手国の文化、宗教、法律や憲法などにも詳しくある必要があります

これらの知識については、採用試験時に問われることになりますので、基本的な知識に関して足りていなければ試験を突破できません。

しかし、無事試験を突破でき、外交官になれたとしても、最初に指定される研修語を使う地域とは別の国に赴任地が変わることもあったりします。

赴任地ごとの経済状況や政治状況、風習や歴史などを一から学ばなければならないことがたくさん出てきます。

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外交官になるための試験とは?

外交官になるには、外務省に入らなければなりません。その外務省に入るためには、3種類の試験があります

そして、外務省の職員には総合職として採用される職員と専門職として採用される職員がいます。

外交官になるためのそれぞれの試験と、外務省の職員の区分について見てみましょう。

国家公務員採用総合職試験

『国家公務員採用総合職試験』は、総合職の採用を決める試験です。

総合職は、キャリア外交官とも呼ばれています。将来的に幹部職員へと上がっていくことが期待されていて、海外の各国との外交を行い、時には海外へ赴任して大使館の大使を務めるなど、日本の外交における重要なポジションで活躍することになります。5~6年ごとに、本省と海外の大使館などを行き来して勤務します。

国家公務員採用総合職試験の内容

筆記試験の一次試験では、基礎能力試験と専門試験があり、ここが超難関とされています。筆記試験の対策はしっかりと立てておく必要があります。

二次試験には政策課題についての討議や人物面接があります。しかし、この一次試験や二次試験を突破するだけでは採用とならないのが国家公務員試験なんです。

最後に、志望する府省を訪問し、独自試験を受けなければなりません。これを「官庁訪問」といいます。外交官になるには外務省へ官庁訪問することになるでしょう。

外務省専門職員採用試験

『外務省専門職員採用試験』は、いわゆるノンキャリア外交官の外務省専門職を採用する試験です。

外務省専門職は、高い語学力を要求され、関連地域の歴史・文化など地域の専門家としての仕事をこなします。

「ノンキャリア」とは言われるものの、時に総合職以上の専門的な語学力や知識で外交の仕事に大きく貢献しています。

こちらの外交官も、5~6年ごとに、本省と海外の大使館などを行き来してのお仕事となります。

外務省専門職員採用試験の内容

一次試験は、筆記試験で憲法、国際法、経済学などの科目が問われ、基礎能力試験、時事論文と外国語の試験もあります。

一次試験を突破したら、二次試験では外国語での面接や人物試験、身体検査などを受けます。

国家公務員採用一般職試験

上記の2つの試験が、外交官になるための試験です。

しかし外務省に入るための試験がもう1つあります。それが『国家公務員採用一般職試験』です。

この試験を通って外務省に入る場合、直接外交を担当する外交官としてではなく、外務省本省や海外の大使館などで、会計、通信、文書管理、秘書などの一般職としての仕事を行います。

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外交官になるには出身大学が重要?

外交官になるには?

外交官になるには突破しなければならない国家公務員総合職試験ですが、合格者は東京大学出身者が多数を占めているようです。

東大に次いで多いのは、京都大学、早稲田大学、慶応大学などの名門校出身者です。外務省に入ろうと思ったらこの辺りの大学が有利になると思われます。

キャリア外交官(外務省総合職枠)には東京大学の法学部出身者が採用されることが多く、外交官になるには東大の法学部を出ておくと有利なようです。

外交官になるのに必要な学歴は大卒?

外交官の新卒採用試験では、総合職、専門職、一般職の3つに分かれていて、それぞれ

総合職 大学院卒業程度
大学卒業程度
専門職員 大学卒業程度
一般職 大学卒業程度
高校卒業程度

と仕事内容に応じて区分分けされています。なので、高卒以上の学歴があれば外務省に入ることができる可能性があります。

社会人経験者採用試験では、

総合職 係長級(事務職)
専門職員 書記官級
一般職 係員級

と区分分けされており、総合職と専門職員に応募するためには大学卒業以上、一般職では高校卒業以上の学歴を必要としています。

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外交官になるには大学が重要?試験や仕事内容まとめ

外交官になるにはどんな試験が待っているのか、仕事内容や試験についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

キャリア外交官になるには東大がやはり強かったようで、東大出身者以外の外交官も名門卒多いという事がわかりました。

法学部が有利としましたが、極めてハイレベルな語学力を要求されるため、法学部だけに執着せずとも、政治経済学や国際関係の学部、外国語に特化した学部で学べる知識も役に立つことでしょう。

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