警察官の階級は年齢とともにどう変わる?給料と年収についても

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by ari_na

更新日:2019-10-17

公開日:2019-05-17

警察官の階級は?

警察官に学歴は関係なく、国民の安全を守るために働いています。その警察官には9つの”階級”が存在しますが、一体何が違うのか、給料や年収は年齢によってどう変わってくるのでしょうか?

       

警察官は、国民の安全を守るために日夜働いています。
警察官になるためには学歴は関係なく、中卒から大卒まで幅広い経歴の人たちが受験できます。

警察官には9つの”階級”が存在しますが、それぞれの違いは何でしょうか?また、階級を上げるにはどうするのか、安定している給料や年収は、年齢によって変動があるのかも見ていきましょう!

警察官とは?

警察官とは

警察官は、事件や事故が起きた時に解決に向けて捜査をしたり、取り締まりをして国民の生活を守っています。

警察官は、各都道府県に勤めて地域で発生した事件などの捜査をする人と、公安や警察組織全体に関わる仕事をしている警察庁に勤務する人、さらには皇室を警備する皇宮警察本部に分かれています。

採用されるにも狭き門の警察官ですが、試験に合格したあとはどんなことをしているのでしょうか?
地方の警察官になる場合をご紹介します。

採用が決まったら、警察学校へ

それぞれの都道府県において警察官として採用が決まったら、次は警察学校へ入ります。
そこで、業務をこなすうえで必要な知識を学んだり、技能を身につけていきます。

警察学校は全寮制であり、どんなに住まいが近くにあっても通学は認められません。

授業は基礎知識をはじめ、逮捕術や鑑識技術、二輪操作などを教わります。

それでは、警察官の階級について見ていきましょう。

警察官の階級とは?

警察官の”階級”は9つあります。昇任することによって階級を上げることができるのです。

その階級とは、『巡査』『巡査長』『巡査部長』『警部補』『警部』『警視』『警視正』『警視長』『警視監』『警視総監』『警察庁長官』です。
11個の役職が入っていますが、このうち『警察庁長官』と『巡査長』については、警察法において定められている正式な階級ではありません。

さらに『警視』の階級までが「地方公務員」であり、『警視正』よりも上の階級が「国家公務員」として分類されます。

地方公務員の階級

それぞれの役職に就いた時、理論上から見てなれるとされている、おおよその年齢がどのくらいなのかも含めてご紹介していきます。
ちなみに年齢は、警察官がすべて大卒であることを想定したものになっています。

「地方公務員」の階級は、次の通りです。

巡査

まずは、階級の中でも一番下の巡査についてです。

巡査は地方におよそ80,000人前後いるとされていますが、年齢については何歳で就職するかによって違うため、ここでは省略します。

巡査部長

次の巡査部長は「警察署主任」の立場にあり、地方におよそ78,000人ほどいます。

早くても24歳頃からなることができ、昇任するためには要昇任試験を受験して合格する必要があります。

警部補

警部補は警察庁におよそ80人ほどおり、地方にはおよそ75,000人ほどいます。

年齢として、「キャリア」と呼ばれる国家公務員の試験に合格して警察庁に勤務している人は22歳くらいでなる場合もあり、「ノンキャリア」と呼ばれる警視庁・道府県警で採用された人の場合は26歳くらいで要昇任試験に合格すればなることができます。

ちなみにノンキャリアの『警部補』と『巡査部長』については、この職で退職してしまう人が多いとされています。

警部

キャリアの警部は22歳、ノンキャリアの警部は26歳で要昇任試験に合格すればなることができます。

警察庁にはおよそ1,100人ほどおり、地方にはおよそ15,000人ほどいます。

ノンキャリアの人は、警部の立場で退職すれば「出世した方」だと言われるレベルです。

警視

キャリアの警視は26〜29歳頃、ノンキャリアの警視は40歳頃になれるとされており、選考を通らなければなりません。
「選考」とは、勤務成績や年数などに基づいて昇任する制度のことを言います。

ノンキャリアの人は、退職するまでに警視に昇任できる人はかなり少ないとされています。

警察庁には警視正または警視がおよそ800人、地方にはおよそ6,500人ほどいます。

国家公務員の階級

警察官の階級

続いては、「国家公務員」の階級についてです。

ここからキャリアとノンキャリアの違いが、より出てきます。

警視正

警視正のキャリアは33〜38歳頃と比較的若い年齢でなることができますが、ノンキャリアは50歳で、こちらの階級も選考を通らなければなりません。

ですが、警視正の階級まで登り詰めることは本当に難関であり、ほとんどいないとされています。

警視正から上の階級は、人数も大幅に減少していきます。

警視長

警視長のキャリアは41〜48歳頃、ノンキャリアは55歳で、こちらも選考を通る必要があります。

警視長になるノンキャリアは、こちらもごく僅かです。

警視監

警視監のキャリアは49〜52歳頃、ノンキャリアの人に関しては年齢に対するデータがない状態です。

キャリアの人が警察庁に入庁して警視長に昇任した場合、他の省庁に移らない限りは全員が警視監に昇任できるとされています。
ノンキャリアの人が警視長クラスまで昇任すると、退職日付で警視監に昇任できるケースもあります。

警視総監

警視総監のキャリアは56歳頃になれるとされており、人数も1人だけです。

警察官の階級の中では最高位の名称であり、公安の管理のもとで警視庁の事務を統括しています。

このように警察官の階級は様々ですが、階級が上がれば上がるほどに責任の重さも増してきます。

警察官の給料・年収

公務員として勤務する警察官の給料や年収は、安定していることで知られています。

警察官は特殊業務であり、犯罪者を相手にしたり危険な作業に携わることも多いためもらえる給料のベースが高いのです。

階級別の給料

階級別に平均的な給料の額を見てみると、巡査で20万円前後、巡査長で27万円前後、巡査部長が35万円前後、それ以上になると40万円前後の給料になります。

また、警視や署長クラスになると50万円前後と高い給料になります。

なお、この給料の額に手当は含まれていません。

平均年収は700万円

警察官全体の年収を見てみると、平均でおよそ700万円という結果が出ています。

最高位の警視総監クラスになると、その額も大幅に跳ね上がって1,000万円から1,500万円という年収になります。

しかし、警察官の年収が一般企業に勤めるよりも多いということは歴然であり、他にもボーナスや手当を加えるともっと増える計算になります。

警察官の階級についてのまとめ

警察官は9つの階級に分かれており、キャリアなのかノンキャリアなのかによっても昇任する年齢などに違いが出てきます。

特にノンキャリアだと上の階級に昇任できるのはごく僅かであり、ほとんどいないというのが現状になります。

ですが、給料や年収は公務員というだけあって高額であり、一般の企業とは違ってリストラの危機なども低いことから、安定して働けるともいえます。
その分、警察官の仕事は常に危険が伴っていることも忘れてはいけません。

国民の生活を守るため、時には命がけとなる警察官には尊敬の思いでいっぱいになりますね。

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