地方公務員の仕事は楽すぎ?国家公務員と比較した仕事内容に違いは?

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by MOT

更新日:2019-06-06

公開日:2019-06-06

地方公務員と国家公務員の仕事の違い

地方公務員は仕事が楽すぎるという話を聞いたことがある人も多いかと思います。ですが、実は地方公務員は所属する部署によって仕事の大変さが変わってくるんです。そこでこの記事では、地方公務員の仕事内容と国家公務員との違いも併せて紹介していきます。


安定した職業の代表、公務員。

難関そうな国家公務員ではなくて、あえて地方公務員の道を目指している人はいませんか?

「国家公務員に比べ、地方公務員の仕事の方が楽すぎ。」という意見も一部にはあります。

そこでこの記事では、本当に地方公務員は楽すぎなのか?実際の仕事内容はどのようなものか?

そもそも国家公務員との大きな違いはなんなのか?について紹介していきます!


地方公務員が楽すぎと言われる理由

地方公務員は楽すぎ?

地方公務員が楽すぎかどうかは、ズバリ所属する部署によって違います。

もっと突き詰めてハッキリしたことを言うと、仕事がデキる人ほど楽にはなれないという現実があるのです。

これには能力至上主義の中で凌ぎを削る民間企業との大きな体質の違いがあります。

どのようなことかと言うと、公務員の世界では「デキる人材をどんどん動かし、デキない人材は動かさない」という体質があるからです。

デキない人材をお荷物扱いして、仕事が少ない(あまり重要ではない)部署で守る傾向が根強く、その結果、デキる人間がその人たちの何倍も働かなくてはならない現実があるのです。

つまり世の中の多くの人が持つ「地方公務員は楽すぎ」というイメージは、たいした多くの仕事を抱えているわけでもなく、時間いっぱいに引き延ばした仕事を行っている一部の名無しの部署の人たちのイメージに過ぎません。(天下り社員のイメージもあるかもしれませんね。)

また、試験の難易度が高い国家公務員に比べて、地方公務員の方が高卒の受け入れ枠も多いため、入社までの過程や条件に関してはハードルが低いかもしれません。

このように部署やその人のヤル気次第では、一概に地方公務員が楽すぎとは言い切れないのです。

気になる地方公務員の仕事内容

地方公務員の仕事内容

ここでは具体的に地方公務員の仕事内容について紹介していきましょう。

そのためには、そもそも国家公務員との違いは?ということを明確にしておかないといけませんね。

国家公務員と地方公務員の違い

国家公務員と地方公務員の違いは、日本を1つの大きな会社と考えると分かりやすいです。

国民の税金を収入源として働く公務員には、本社で働きながら各支社を統括、指令している人たちがいます。

これが国家公務員です。

首都である東京が拠点となっている場合がほとんどですね。

一方地方公務員は、本社からの指示や予算を受けて、地域の運営に関わる仕事をしています。

多くの国民が市役所や区役所などで接する機会が多いのが地方公務員です。

当然、日本全体で見れば国家公務員より地方公務員の数の方が圧倒的に多くなります。

公務員の代表「警察官」の例

ここで公務員の代表・警察官を例に出して違いを区別してみましょう。

町の交番にいるおまわりさんは地方公務員です。

また〇〇警察に在籍する刑事さんも地方公務員なんです。

警察の世界での国家公務員と言えば、地方の警察官を束ね指揮するポジションにいる本庁の警察官たちです。

刑事もののドラマが好きな方はピンとくるかもしれませんね。

いわゆる「キャリア組」と言われる現場じゃない方の警察官たちのことです。

総合すると、各地方の担当部署の総括的な仕事が多い国家公務員(知能派)に対し、地方公務員(行動派)はより国民の生活に密接に携わった仕事が多いのが特徴と言えます。

気になる地方公務員の給料

地方公務員の給料

2017年に発表された全国の地方公務員の平均年収は584万円です。

あくまでも平均なので、自治体の地域や職種によって大きな差があります。

地域や職種ごとの地方公務員の給与詳細を知りたい方は、各自治体ごとの一覧を簡単にネットで検索することができます。

ここで気になる民間との年収の違いを見てみましょう。

ほぼ同時期に発表された民間企業の平均年収は421万円です。

単純に平均値だけで見たら100万円以上の違いがあることに、地方公務員を目指す意義がありますね。

さらに地方公務員の特典は給料面だけではありません。

国が定めた労働基準を守り、福利厚生がしっかりしていることも多くの人が転職を望む理由です。

公務員1人1人には専用のIDが割り当てられていて、残業手当がしっかり出ることはもちろん(一部学校の先生などはこの限りではありません)、労災、保険などが手厚く、特に定年退職後に受け取るお金が民間に比べて多いことも魅力の1つでしょう。

同じような勤労体系でも「公務員は楽すぎ」と言われる理由は、こんなところにもあるのかもしれません。

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地方公務員は転職しづらい?意外なデメリット

地方公務員のデメリット

地方公務員のメリットだけではなく、デメリットについても紹介していきましょう。

地方公務員だと転勤が多い…といった現実的なデメリットもそうですが、実はもっと深いデメリットは、転職のしづらさにあるのです。

この場合の転職とは、民間から公務員になる転職ではなくて、逆のパターンの転職のしづらさを指します。

これまでお話してきたことが全て伏線になっている大切なことなので、3つの観点でその理由を説明していきたいと思います。

地方公務員は楽すぎという世間のイメージ

一部の部署(人材)に限った事実が、地方公務員全体のイメージになっていることが、民間企業に転職しづらい1番の要因と言えるでしょう。

決して地方公務員が楽すぎなわけではないことは、この記事を読んだ方なら分かりますよね?

身近で市民のために奮闘してくださっている公務員の姿を知っていればなおさらです。

しかし民間企業で働く人たちの根底には、どこかで公務員に対してやっかむ気持ちがあります。

この気持ちが「どうして今さら民間に?」「公務員で烙印を押されたの?」「楽すぎな仕事ばかりしてきて、使い物になるの?」という採用側の感情に結びついてしまうのです。

民間企業の仕事体制に適応できるのか?

次に転職を受け入れる側が気にするところは、地方公務員出身者が自社の体質に適応できるのか?という不安です。

民間企業の中には大手であっても、サービス残業が横行していたり、極限まで人員や予算を削った環境で働いている会社が多いです。

中小企業であればなおさらでしょう。

黙っていても年功序列が認められ、会社に残れる公務員とはわけが違います。

つまり自分たちの当たり前と公務員の当たり前には大きな差があるのです。

この違いに「入ってから異議を訴えられたら、たまったもんじゃない!」という思いがあるのです。

本当にこの給料でいいのか?

最後は待遇面、中でも給料面での理由が大きく関わってきます。

さきほど地方公務員と民間企業の平均年収の違いを紹介しましたが、同じような仕事内容でも公務員の給料の方が高いのが一般的です。

20代のころの年収に大きな差がなくても、歳を重ねるごとに右肩上がりで高給になっていくのも地方公務員の特徴なんです。

一方民間企業にはそのような保障はありません。

能力至上主義を取り入れている企業が増えてきて、歳や前歴があっても「今、使えるか?使えないか?」で判断される世界です。

「本当にいいの?」「公務員のままいた方が将来安泰だよ?」と心配され、それでも転職を望もうとする陰に何か特別な事情があるに違いない…と疑ってしまうのも事実なのです。

楽すぎると言われる地方公務員と国家公務員の仕事の違いまとめ

地方公務員の転職のしづらさについても紹介してきましたが、すべての理由の裏を返せば、「結局のところ地方公務員はオイシイ」という結論になります。

国家公務員のようなハイレベルさや重責はなく、生活に密着しながら多くの人に感謝されるお仕事です。

さらに民間企業よりも平均年収は高く、福利厚生(家族にも手厚い!)もしっかりしていますし、仕事にやりがいを求めたい人には、ちゃんと可能性が広がる職業でもあります。

仕事をしつつ通信講座などで勉強をしながら、毎年多くの人が地方公務員に転職していますので、ぜひやりがいと安泰を求めて、地方公務員の道を目指してみてはいかがでしょうか?

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