防災士の資格で就職できる?メリットや仕事内容は何かも検証

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by ari_na

更新日:2019-06-24

公開日:2019-06-24

防災士

”防災士”とは、防災に関する意識がどのくらいあるのかを、日本防災士機構という民間団体が認証する資格となっています。防災士の資格を持っていると、どのようなメリットがあるのでしょうか?就職先や仕事内容がどのようなものかも要チェックです!


毎年毎年、日本は数多くの自然災害に見舞われています。そのような中で、注目されている資格の一つが”防災士”です。
”防災士”とは、防災に関する意識がどのくらいあるのか、一定の意識・知識・技能を持っているかを認証する資格となっています。

防災士の資格を取得することで、就職や仕事をするうえで何らかのメリットはあるのかをご紹介します!


防災士とは?

防災士

自然災害が多発する日本において、防災に関する意識は月々日々に高まりを見せています。

そこで注目されているのが、”防災士”という民間資格です。

防災士とは、どのような資格のことを指すのでしょうか?

防災力を高める活動について学ぶ

防災士の資格を得るためには、講習会に参加して必要事項を学びます。

内容は「地震」をはじめ、夏の時期を中心に多い「水害」や「土砂災害」や、ここ最近頻度の多い「火山噴火」などの災害が発生した時に、現場にていかに防災力を高める活動をするか、ということです。

『備えあれば憂いなし』という諺があるように、自然災害は自分には関係ないということは絶対にないため、災害が起きた時に何が必要で、起きる前にはどのような準備をしておくべきなのかを知る良い機会でもあります。

防災士の資格を持つメリットは?

自然災害から自分や周囲の人の身を守るべく、必要な知識を持っているのが防災士です。

では、その防災士の資格を得た場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?

知識を活かした行動ができる

防災士は講習会に参加し、災害時にどのような行動を取るべきなのかを学習します。
これらを学ぶことにより、その知識を実際に災害が発生した時に活かせるというメリットがあります。

具体的にはどういうことかと言うと、周囲の人が慌ててしまっても、自らは迅速に対応し、家族や近隣の人に避難を呼びかけるなど、次に必要な行動が理解できます。
もちろん、防災士は救助隊や警察官などとは違うので、避難命令を出したり勝手な判断で動くことはできません。しかし、自身の学んだ情報によって、身近な人の支えになることはできます。

資格そのものにメリットが多くあるわけではないので、メリットを追い求めるよりも、自分や大切な人のために役立つ情報を得ようとの思いが大事になってきます。

防災士は就職に有利?

それでは、防災士の資格を取得することで、就職や転職において役立つことはあるのでしょうか?

また、仕事につながることがあるのかも見ていきましょう。

資格はアピールできるのか?

結論から言うと、防災士の資格は就職や転職などで有利になることはありません。

例えば防災関係の仕事に就きたいと考えていたとしても、防災士であるからアピールポイントに繋がったり、資格手当が出る、といったこともありません。
せっかく防災に関する講習会に参加しているのに残念に思えるかもしれませんが、仕事にするとなると話が変わってくるようです。

また、履歴書の資格の欄に書くことでもないと指摘する人もいます。

仕事ではなく、自分の住む地域などにおいて防災活動に参加している場合は、話し合いなどで良い案が出せるかもしれません。

防災士の資格は、たとえ仕事につながったり評価の対象とならずとも、持っていても無駄だということは決してありません。
災害など起こらないことが一番良いですが、万が一起きてしまった場合に、知っておいてよかったと思える情報が出てくることでしょう。

資格の保持者が多い

元々、防災士とは1995年に発生した「阪神・淡路大震災」がきっかけとなって発案された資格です。
その後、2011年に「東日本大震災」が発生してよりは、防災士の数が5万人となるなど注目度が高まり、現在までに17万人を超える人が資格を取得しました。

自治体によっては防災士の資格取得を推進し、助成金を出すところもあります。
それだけ関心度の高い資格であり、他の民間資格と比較しても認知度や信頼度が高いことも分かります。

命に関わることなのでメリットという言葉だけでは片付けられませんが、とりわけ取得が難しい資格でもないところは良い点だと言えますね。

防災士の講習会に参加して気づいたこと

防災士の資格とは?

防災士の資格は講習会に参加すれば取得できるため、多くの人が参加しています。
しかし、講習会を開いている団体によると、皆が皆、「防災についてしっかりと学び、自分にできることをやろう!」との意気込みがあったわけではなく、「関心はあるものの、実際にはどんなことをすれば良いのか?」との思いを抱えての参加だった人が多数いたようです。

では、防災士の資格を取得した人たちは、講習会に参加して、どのようなことに気づき、その後活動しているのでしょうか?

地域での取り組みや、やるべきことが分かった

防災士の講座では、「災害が発生する仕組み」や「身近なことからできる防災対策」や「行政の災害対策」など、多方面から防災と対策について学習できます。

そのことから、「地域で災害について、どのような取り組みをすれば良いのか分かった」「何からスタートするのか、やるべきことが分かった」という意見も出ています。
とくに身近なことからできる防犯対策などは、自分が周囲の人にも教えることで、多くの人が身を守る術を知ることができます。

まずは、自分が学んだことを行動に移すきっかけにもなりますね。

市民の視点から地域を守る

私たちが暮らす地域には、様々な人がいます。
子供からお年寄り、何らかの障がいを抱える人、最近では外国人の数も急増してきました。
そのすべての人々が安心して暮らすことができ、災害が起これば安全に避難できる地域でなくてはなりません。

そこで、「すべての人が安心、安全に暮らせる街づくりを目指したい」「消防団や自主防災組織なども一体となり、地域の防災活動をもっと良いものにしていきたい」「市民の視点から、避難場所の在り方を真剣に考えたい」「災害時でも美味しく食べられるレシピを考えたい」との声もあがりました。

子供たちを守るための行動

また、子供たちを守る立場にある人々からは、「小学生や中学生向けの防災授業を行ったり、防災の宿泊学習に取り組んでいる」「保育園や学校と協力して、災害時の安否確認の方法の取り決めや、避難訓練の実施を始めた」という声も出ています。

子供を守れるのは、大人たちです。
防災士の講習会に参加することで、子供たちにも分かりやすく避難の方法や、危険から少しでも身を守る方法を伝えられることでしょう。

防災士についてのまとめ

”防災士”という資格は、持っていることで大きなメリットがあるわけではありません。
就職や仕事においてアピールできるわけでもなく、災害が起きた時も何らかの権限や責任ある立場となるわけでもありません。

そのため、防災士の資格にメリットを求めても、社会的においては無いに等しいと言えます。

しかし、年々、恐ろしい自然災害が起きる中で、住んでいる地域の防災対策の在り方や、避難場所についてや子供をどうやって守れるのか、具体的に知ることができるのが防災士の講習会です。
そういった意味では、この講習会に参加すること自体が大きなメリットだと思います。

また、難しい試験や何時間も勉強して得るような資格でもなく、比較的取得しやすい点も、見方によってはメリットかもしれません。

資格取得だけでなく、今後のために講習会に参加したいという方にもおすすめです。

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