転職の際に知っておきたい国税専門官、財務事務官、税理士の違い

masman

by MATSUZAWA

更新日:2019-05-02

公開日:2019-04-18

国税専門官

今回は国税専門官、財務事務官、税理士の違いについてまとめました。いずれも税金やお金に関する職業ですが、詳しく知らない方もいると思うので特に転職を考えている人は参考にしてください。

       

世の中にはお金や税金に関する職業や役職がたくさんあります。

一般的に知られていないものもたくさんありますが、それらの職業は私達の生活や経済活動を陰から支えており非常に重要な役割を担っています。

そこで特に転職を考えている方なら絶対に知っておくべき国税専門官、財務事務官、そして税理士のそれぞれの違いについて紹介します。

転職の際にも知っておきたい「税金」の専門家

国税専門官

国税専門官、財務事務官、そして税理士はいずれも税金に関するプロフェッショナルな職業です。

私達には納税の義務があり、確定申告を始めとする日常のあらゆる場面において税金と向き合う機会がいくつもあります。

関連業界への就職や転職を考えている方のために、国税専門官、財務事務官、そして税理士の違いやそれぞれの仕事内容について一緒に見ていきましょう。

国税専門官とは?

国税専門官とは、主に各地方自治体に設置されている税務署や国税庁などに勤務し、企業もしくは個人に対して納税や確定申告などの税金に関する調査や指導を行う税の専門家です。

国税専門官になるには人事院が行っている国税専門官採用試験に合格する必要があります。

各企業や個人による脱税や納税の滞納は景気の善し悪しにかかわらず発生しています。

それらに関して日頃から調査を行いしっかりと国の財源を確保するという重要な役割を担っていることから、国税専門官は「国税の刑事」とも呼ばれています。

国税専門官の仕事

国税専門官の基本的な業務は国の財源となる税金を賦課・徴収することですが、国税調査官、国税徴収官、そして国税査察官の3つの役割に分かれて行われます。

まず国税調査官とは、その名の通り各企業や個人が確定申告を始めとする納税や税金に関する諸手続きを滞りなく行っているか調査を行い、必要な場合には税の申告に関する指導やサポートも行います。

国税徴収官は調査によって税金の滞納や申告漏れ、納付期限の過ぎた税金に関して、各企業や個人に対して納税の通告や催促、滞納処分等の諸手続きを行うことが主な役割となっています。

基本的には国税調査官、そして国税徴収官の業務がメインとなりますが、税に関する諸手続きに関して悪質で犯罪の可能性がある場合には国税査察官が始動します。

脱税などの容疑が掛かっている個人や企業に対して裁判所の許可を得た上で強制捜査を行い、また国税査察官には刑事犯として告発する権限も与えられています。

時には警察などの機関と連携して業務を行うこともあるため、国税専門官は税務署や国税庁などに限らず幅広い分野で活躍する職業です。

財務事務官とは?

国税専門官

財務事務次官とは、財務省における事務方の最高役職で日本の国家公務員です。

財務省を始めとする 文科省、法務省や外務省など中央省庁にはそれぞれ「事務次官」という役職が設けられています。

事務次官は各省庁において唯一のステータスであることから目指そうと思ってなれるものではありません。

事務次官は各省庁のトップである大臣、次いで副大臣、そして政務官に次ぐ役職であるため、直接国政に携わる機会があります。

財務事務官の仕事

財務事務次官の主な仕事内容はもちろん財務省での業務となります。

財務省では国の税金を始めとする様々な経済活動に関する仕事を行っており、国家予算の編成や税制の企画は財務省の重要な役割となります。

「事務方のトップ」として財務事務官は国会の閣議で決まった方針に基づき、それを財務省内ではたらく官僚らへ伝達及び業務の指揮を取ります。

財務省そのものが国の予算決定や経済活動に多大な影響を与え得る機関であることから、財務事務官を始めとする財務省に務める官僚は非常に責任重大な役割を担っているのです。

税理士とは?

税理士とは、国家資格の一つであり税金に関するプロフェッショナルとして私達国民の義務である納税に関するサポートや諸手続きの代行業務を行います。

特に社会人で企業に勤めている方、もしくは事業主の方にとって所得税や法人税、個人事業税など国税に関する知識は必要不可欠ですが、素人にとってそれらを完璧に理解し確定申告を始めとする税金の諸手続きを行うことには限度があります。

その際に税理士が各企業や個人に対して納税に関する指導やサポート、また代行業務を行います。

税理士の仕事には非常に高度な専門スキルと知識を要するため、税理士の業務は国家資格保持者のみが行うことができる「独占業務」とされています。

また、税理士資格の国家試験も非常にハイレベルとなっているため、税理士になるには相当な努力が必要となります。

税理士の仕事

税理士の主な仕事内容は、納税代行業務、確定申告や相続税申告の際の書類作成代行業務、そして税金に関する相談業務の3つとなります。

特に事業主の方や自営業の方は毎年決まった時期に確定申告をしなければなりません。

その際に税理士は各企業などに出向き、確定申告の際に必要となる領収書等などの準備及び申告書類の作成のサポート、代行業務を行います。

確定申告の他にも所得税や法人税などが滞りなく納税されているか、また納税に関する様々な疑問や問題がある場合にはそれらを解決するための相談業務を行います。

また、必要であるならば各企業の経営戦略や節税に関してコンサルタティング行い各企業の人間と一緒に経営戦略を立てることに携わる機会もあります。

国税専門官、財務事務官、税理士の違い

今回は国税専門官、財務事務官そして税理士の違いやそれぞれの仕事内容について紹介しました。

いずれの役職も税やお金に関する専門家でありますが、大きな違いとしては勤め先が異なること、また、必要な資格が異なることが挙げられます。

国税専門官、税理士の場合は資格取得のための試験に合格し研修等を得ればそれぞれ税務署や税理士事務所等で働くことができます。

しかし、財務事務官は中央省庁である財務省における最高役職であり、まず入省するために官僚になり昇格する必要があるため財務事務官になれるのはほんの一握りに限られています。

税理士の資格等を持っていれば税金に関する各役職や企業への転職も有利になるため、興味のある方はぜひ資格取得にチャレンジしてみましょう。

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