通関士試験は独学で合格可能?合格するための勉強法や必要な期間は?

masman

by kame

更新日:2019-05-01

公開日:2019-04-30

通関士

貿易ができるようになる国家資格、通関士。合格率10%という難関の通関士試験ですが、独学による勉強法で合格するためにはどれぐらいの期間を要するものなのでしょうか?あまり有名ではない資格ですが、近年の人気は上がってきており、注目の資格です。


貿易関係の国家資格である通関士。

あまり有名な資格ではありませんが、税関での手続きを行って輸入や輸出ができるようになる資格です。

独学なら、通信教育や学校に行くことと比べてテキストや問題集を購入する以外の費用は掛かりませんし、好きな場所、時間に好きな勉強法で進めることができます。

しかしどれだけ安上がりでも試験に合格できなければ意味がありません。

本記事では通関士試験に独学で合格するにはどれぐらいの期間の勉強が必要なのか?そしてどんな勉強法が良いのかをまとめます。


通関士ってなに?

通関士

通関士とは、ものの輸入・輸出をする際に税関で行わなければならない手続きを代行してくれる人です。

輸出入のときには、貨物の品名や数量、値段などを税関に申告して許可を貰う必要があります。この時の手続きは複雑で、書類の作成なども必要です。また、許可が下りなかったり手続きの不備があったりとトラブルも多く発生しています。

これらの税関での手続きやトラブルの解決のプロが通関士なんです。ちなみに、この通関業務をせずに輸入などを行うと、いわゆる密輸となります。

通関士になるための資格試験に合格するのは難関と言われていますが、どれぐらいの期間をかければ独学でも合格できるのか、そもそも独学で合格は視野に入るのか?見ていきましょう。

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通関士の試験内容は?

通関士試験を独学で合格するためには、まず試験内容、試験範囲を知っておくことが大事です。

通関士の試験はこのようになっています。  

・関税法
30問、計60点。暗記系・難易度は普通で必要点数は6割
・通関業法
20問、計45点。暗記系・難易度は普通で必要点数は6割
・通関実務
17問、計45点。作成要領や通関手続きの実務・高難易度。必要点数は6割

通関士試験の合格率

通関士試験の合格率は10%程度です。難関資格であり、長期間にわたってしっかり勉強する必要があります

上記の通り、合格のためには、3科目いずれも60%以上の点数を取る必要があります。

どれか一つでもダメなら不合格となるため、苦手な問題が多いところを捨てるような勉強法ではまず合格することはできません。

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ぶっちゃけ独学で合格は出来る?

独学

通関士の試験はマークシート形式で暗記が中心の分野となります。記入ずれや塗りミスのないように、マークシートによる試験には慣れておきましょう。

しっかり暗記すべき知識を勉強し、頭に叩き込めば独学でも十分突破可能ではあります。人気資格、有名資格ではないため種類は多くはないですが、本屋さんの資格書コーナーには、独学向けの本も売っています。

カリキュラムを組んで、授業をしてくれる先生が居ないということは、

  • 自力で参考書に書いてある内容を理解できること
  • 自力で勉強期間中のスケジュール調整ができること

この2点は最低限必要な能力となります。

どれぐらいの期間勉強しなければいけない?

ここまで来て、独学で通関士試験に挑むという方は、どれぐらいの期間が勉強期間として必要なのかをざっくりと考えてみましょう。

通関士試験の合格水準に達するまでに必要な勉強期間は、独学の場合、個人の資格試験対する慣れに大きく左右されるところでしょう。

通関士に合格している人の勉強期間は、独学でない合格者も含めて350時間~500時間ほどで、半年程度の期間をかけて勉強している人が多いようです。よって、独学の場合500時間は必要と見ておくべきでしょう。

1日2時間ずつ勉強すれば、175日で350時間、250日で500時間分、1日3時間ずつ勉強すれば、116日で350時間、167日で500時間分に達することになります。

中には10か月という長期間勉強して通関士試験に合格したという人も居ます。

通関士試験に独学で合格するための勉強法

基本的に暗記系の量が多いので、まずはひたすら必要事項を暗記するという勉強法になってきます。

通関実務は難関部分であるため、独学で勉強する場合特に力を入れて勉強しようとする人が多いでしょうが、いきなり通関実務から始める勉強法はあまりお勧めできません。

独学におすすめな勉強法

おすすめな勉強法は、

  1. まずは通関士に関する知識を増やす
  2. 増やした知識を利用して通関実務の問題を解けるようにする

というやり方です。

通関士としての知識を増やす為に、最初に関税法をしっかりと暗記します。その次に、通関業法の暗記です。

この2科目は、試験内容自体は難関ではありませんが、試験で60点を取れる程度の知識を目標とするのではなく、通関士に関する知識を純粋に高水準まで引き上げるためにしっかりと暗記しておきましょう。

試験問題は関税法のほうが問題数が多いですが、試験範囲で見ると通関業法のほうがはるかに広く、安定して合格点を取れる水準に達するにはより多数の知識を付ける必要があります。

なので独学での合格を目指す勉強法の流れとしては、

関税法⇒通関業法⇒通関実務

という勉強法をおすすめします。

3科目の時間配分

通関実務は難関で、問題を解く練習は一番しっかりとやっておかなければなりません。

そのため、勉強期間中の全体的な時間配分としては、

関税法:通関業法:通関実務=2:2:6もしくは2:3:5ぐらいになるでしょう。

ただし、関税法と通関業法が通関実務に比べてテキトーで良いという事ではなく、この2つの科目をバッチリ暗記するまでにかけた期間の3倍程度の期間を通関実務の練習に充てるという考え方です。

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通関士試験の独学での合格はなかなか大変な道だと言えますが、決して不可能ではありません。

独学で合格を目指す勉強法としては、関税法・通関業法・通関実務と3科目ある中で、まずは法律系科目2つの暗記を繰り返して、その後は通関実務に力を注ぎましょう

通関士試験は合格率10%の難関試験です。1日2時間ずつ勉強するペースなら、半年以上の期間を要する覚悟で、毎日継続し、知識を積み重ねて合格を目指して下さい。

また、必ずしも独学にこだわる必要はありません。近年では、合格率の低い高難易度な資格試験に関しては、教育機関を利用するのもだんだん当たり前なスタイルになってきつつあります。教えてもらった方が早いなぁ…と自分で感じるようなら教育機関を利用してみるのも一つの手ですよ。

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