学芸員とは?学芸員の主な仕事内容や就職の際の適性について紹介

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by MATSUZAWA

更新日:2019-04-27

公開日:2019-04-02

学芸員

今回は学芸員に関して、一体どんな職業なのか主な仕事内容についてまとめました。
また、学芸員になるための適性や仕事のやりがい、苦労についても紹介するので是非参考にしてください。

       
美術館や博物館などを日頃から利用されている場合、学芸員に関して馴染みがある方もいると思います。 しかし、学芸員は表立った業務以外にも重要な仕事がいくつかあります。 今回はそんな学芸員の仕事内容、やりがいや苦労、また就職の適性について紹介します。 将来学芸員になることを検討されている方は是非参考にしてください。

学芸員とは?

学芸員 学芸員は美術館や博物館などの施設における案内役というイメージが一般的ですが、それ以外にも学芸員としての重要な役割がたくさんあります。 そもそも学芸員の資格は文部科学省が定める国家試験の一つであることから、非常に専門性の高い職業です。

学芸員の主な仕事内容とは?

それでは実際に学芸員は日頃からどのような業務を行っているのでしょうか。 学芸員の主な仕事内容について一緒に見ていきましょう。

仕事内容1:作品・資料の収集や保管

学芸員の主な仕事内容の一つは、美術館や博物館などの施設において作品や資料の収集・保管・展示になります。 博物館・美術館と言ってもその施設で扱う展示品によって、歴史、芸術、民俗、自然科学など様々な分野があるため自分が勤める施設が扱う分野に対しての専門的な知識とスキルが必要となるのです。 そのような博物館等の施設以外にも、動物園や資料館、植物園や水族館にも学芸員は勤務しています。 そこで展示品や作品、資料等を他の施設などから収集し保管、そして来場者に見てもらうために展示することが学芸員の重要な職務となります。 特に保管業務は学芸員にとって大きな責任がかかる仕事で、歴史的価値のある絵画などを劣化させないために特別な技術を使った保管を行う必要があり、時には欠陥のある作品等の修繕業務も行います。

仕事内容2:展覧会の企画・運営

各博物館や美術館等の施設で行う展覧会やその他イベントの企画・運営も学芸員の業務になります。 よく耳にする「〇〇展」などある特定の芸術家や芸術品の展示を行う際には、それらの作品や資料が展示されている施設と連携して、実際にそれらを取り寄せてイベントを企画します。 特には国内外問わず海外の有名美術館から作品を取り寄せることもあるため、その際には展覧会を成功させるためにイベントの企画から運営、作品の集取、返却など学芸員は特に重要な役割を担うことになります。 また、展覧会の際の会場準備、運搬作業、解説パネルの作成等細かな作業も行うこともあります。

仕事内容3:研究作業

学芸員の仕事内容には各芸術施設の開業時間外の研究作業という学芸員にとって最も重要な業務もあります。 研究者として、自分が勤める施設の芸術分野に関する研究をひたすら行い新たな価値の発見や追求に大きく貢献します。 時にはその研究結果を元に、学会や講演会、各地域にあるカルチャーセンター等で研究内容の発表や講演会、教育的な芸術の普及活動を行うこともあります。 このように学芸員は作品の収集や展示、展覧会の企画や運営など表向きな業務だけでなく、研究作業のように研究者としての本来の業務をこなすことになるため、時にはハードな業務を長時間こなさなければならない場合もあるのです。

学芸員になるには?

学芸員 以上の3つが学芸員の主な通常業務となります。 学芸員になるには国家資格である学芸員の資格を取得する必要があります。 取得方法としてはいくつかあり、最も一般的な手段が文部科学大臣が指定する短大や大学において、博物館に関する特定の科目を履修し卒業する方法です。 その他にも認定試験に合格する、学術論文やその他業績によって判断する無試験認定などが挙げられます。 そのため、高卒程度の学歴でも学芸員の資格を得ることは可能ですが、実際に学芸員として雇われた際の給与や待遇にも大きく関わってくるため大学や短大を出て学芸員の資格を得ることをおすすめします。

学芸員になるための適性

学芸員として必要な適性はなんと言っても忍耐力です。 学芸員の本来の職務である研究作業は実際に功績や評価を得るためには当然ですが相当な時間と労力を費やすことになります。 そのため、専門性を突き詰め結果を出すためには忍耐力をもって日々の研究に励む必要があるのです。 また、研究以外にも学芸員には展示品の保管や収集、企画や運営その他雑務も引き受けることになるため、どんな業務でも臨機応変にこなすために柔軟性や適応力、コミュニケーション能力も必要なスキルとなります。

学芸員の年収や苦労

学芸員としての最大の苦労は業務時間、業務内容に対する給与や待遇が十分でないことです。 学芸員の殆どは非正規社員での採用が普通で、正社員だとしても公立や国の運営する大きな施設で勤めない限り十分な給与や待遇は見込めません。 そのため、学芸員の平均年収は低くなりがちで250万〜400万円程度と一般的なサラリーマンの年収よりも下回ります。 しかし、展覧会など大きなイベントが有る際には長時間残業や泊まり込みでの準備などハードな業務があるため、それに見合わない待遇をされないことが学芸員としての最大の苦労となります。

学芸員のやりがい

低賃金、長時間業務など苦労する側面がある一方、学芸員としての仕事は自分の専門や興味のあることを突き詰めたい方にとっては大変魅力があります。 学芸員として職務をこなす上で、最新の研究や珍しい美術品など自分の好きな環境の中に身を置き刺激を受けながら働ける喜びは何ものにも代えがたいことです。 また、自分が企画した展覧会や運営に携わったイベントが成功した際には大変なやりがいを感じることができます。 そのため、美術作品やその他歴史的財産などに本当に興味のある方にとって学芸員は天職とも言えるのです。

学芸員の主な仕事内容や適正とは?まとめ

今回は学芸員に関して、主な仕事内容や苦労、やりがいについて詳しく紹介してきました。 学芸員は作品や資料の収集や保管、また展覧会の企画や運営など表向きの仕事だけでなく、研究者としての重要な役割も担っています。 他の職業に比べると業務内容や業務時間に対して十分な対価が得られないケースがほとんどですが、自分の好きなこと、興味のあることに対して徹底的に専門性を追求できるという魅力があるのも確かです。 将来学芸員を目指されている方は以上で紹介したことを是非参考にしてください。

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