ステンレス鋼溶接技能者資格取得の難易度は?試験情報・報酬相場を徹底分析

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by 資格広場編集部

更新日:2019-06-24

公開日:2018-05-21

ステンレス鋼溶接技能者の試験には多くの種類があり、問われる専門性と技術が異なります。その技術向上のために更新制度もあり、継続して資格を維持するためには努力することが必要不可欠です。会社で推奨しているところではキャリアアップとして有効ですが、そいうでない会社では個人的なスキルアップとして評価されます。

       

ステンレス鋼溶接技能者は1か月または3か月以上溶接技術を習得した15歳以上の者の男女が目指せる、溶接技術は外観だけでは判断できない部分があり、高度な技術の習得や評価に準ずる資格になります。資格です。
ステンレス鋼溶接技能者資格取得者は他にも溶接技術者と呼ばれております。
ステンレス鋼溶接技能者の資格は「民間資格」です。

資格広場は、ステンレス鋼溶接技能者になるには?ステンレス鋼溶接技能者なるためには?ステンレス鋼溶接技能者になりたいを応援しております。

ステンレス鋼溶接技能者に必要な知識・受験資格

ステンレス鋼溶接技能者

試験対策としての必要な知識は、JISステンレス鋼溶接受験の手引きの内容になります。実技に関しては、裏当て金の有無、板厚、溶接姿勢に関しては最低限知っておく必要があります。

ステンレス鋼溶接技能者の資格は「日本溶接協会」が運営管理を行っております。

日本溶接協会とは:
溶接・接合は物づくりの基盤技術であると考えられ、その発展における中長期的な指針を策定している組織です。

ステンレス鋼溶接技能者の仕事内容

ステンレス鋼溶接技能者とは、ステンレス鋼製品における専門知識と技術を評価する検定試験に合格した者です。この試験では、作業者の技術レベルをJIS規格を基準に合否判定されます。主な業務はステンレスの溶接です。

ステンレス鋼溶接技能者資格の勉強法

ステンレス鋼溶接技能者の試験は、「被覆アーク溶接」「ティグ溶接」「ガスシールドアーク溶接」の3種類があります。それぞれ、「基本級」と「専門級」があり、基本級の受験資格は1か月以上溶接技術を習得した15歳以上の者で、専門級の受験資格は3か月以上溶接技術を習得した15歳以上の者です。また、労働安全衛生法に基づく「アーク溶接等の特別教育」を修了していることが望ましいとされています。学科試験の教材は「JISステンレス鋼溶接受験の手引き」ステンレス協会編(産報出版株式会社)がテキストとして使用されます。

ステンレス鋼溶接技能者の専門学校・通信講座

専門学校や通信講座は【専門学校案内所】からジャンルや都道府県別に簡単に調べられます。

ステンレス鋼溶接技能者の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

ステンレス鋼溶接技能者の資格試験料

学科試験料は1,080円です。実技試験料に関しては、基本級・専門級の各種類で料金が異なります。(7,000円~4万円程度とさまざまです。)

ステンレス鋼溶接技能者試験・検定の年間試験回数

都道府県により日程が違います。年1回で、おおむね5月~6月頃に試験があります。(地域によりそれ以外の期間に行っている場合もあります。)

ステンレス鋼溶接技能者試験科目等の内容

試験は学科試験と実技試験があります。学科試験は「ステンレス鋼の一般知識」「ステンレス鋼と溶接材料」「溶接機の構造と操作」「溶接施工」「溶接部の試験と検査」「溶接作業での安全衛生」の分野があります。実技試験はJIS Z 3821にもとづいて行われ、外観試験及び曲げ試験により評価されます。実技試験では、溶接姿勢、試験材料の種類や厚さ区分、溶接継ぎ手の区分、開先形状、裏当て金の有無等が問われます。

ステンレス鋼溶接技能者資格の難易度

溶接技能者の試験のなかでは、ステンレスは少し難易度が高いといわれています。また、更新や継続にあたり3年ごとに再試験があるので試験に合格し続けるためには努力が必要となります。

ステンレス鋼溶接技能者資格の合格率

年度や地区により違いますが、おおむね合格率は約80%程度です。

ステンレス鋼溶接技能者試験の合格発表

試験の結果は、受験後2ヵ月程度で通知されます。新規受験の場合、実技試験が合格し学科試験が不合格時は、1回に限り学科追試を受験できます。また、学科試験に合格し実技試験が不合格の場合は、学科合格証明書(有料)を受領することができます。(証明書を提示することで、3年間は実技試験のみの受験ができます。)合格後は、認証手続きを行います。認証手続きは、合否通知日から45日以内に、合否通知に認証料を添え各都道府県指定機関で行ないます。

ステンレス鋼溶接技能者資格取得後の就職先・年収・報酬相場

ステンレス鋼溶接技能者

ステンレス鋼溶接技能者所持者の職業例

製造業、造船業、建設業が主な就職先です。また、アクセサリーや家具家電の生産工場にも需要があります。

ステンレス鋼溶接技能者に向いている人

重い材料や道具もあり、空調設備の整っていない職場環境もあるので体力面での適正があげられます。また、長時間の細かい作業に従事することもあるので視力に問題のない人がよいと思われます。溶接作業には危険が伴うので、性格面では慎重な人が向いています。溶接技術は物づくりの基本となるので、物づくりのスペシャリストを目指す人にとっては魅力的な仕事になります。

ステンレス鋼溶接技能者と同じ分野の他の資格

半自動溶接、チタン溶接、プラスチック溶接、石油工業関係溶接

ステンレス鋼溶接技能者の年収・給料相場

会社で溶接作業に従事しており、会社が推奨している場合は「資格手当」等がある場合があります。業務で必要とされていない場合は個人のスキルアップとして見られ給与に影響のない場合もあります。上級の資格が必須という会社に就職した場合は高額な給与が期待されますが、更新時の再試験に合格し続ける必要があります。無資格の場合、平均年収は300万程度となりますが、資格を取得し技術的にも評価されると、平均年収は500~600万円程度といわれています。

ステンレス鋼溶接技能者の現状

溶接技術者の資格維持には更新が必要です。その方法として、1年目と2年目にサーベイランスを行い3年目に再評価試験を受けて合格すれば更新継続となります。サーベイランスとは、溶接技能者として資格認証された者が、認証要求事項を継続的に満たしていることを業務従事証明により確認することです。このような細かな更新手続きが必要な背景として、溶接技能者の技量は不変なものではなく、常に資格に対応する仕事を継続することや定期的なトレーニングを積むことによって維持されます。さらに、視力の変化のような技能者の健康状態にも影響されると考えられているからです。サーベイランスには1,290円の手数料がかかります。

ステンレス鋼溶接技能者の将来性

ステンレス鋼溶接の技術はアーク溶接、ティグ溶接、組み合わせ溶接等の種類があり、試験では高度な技術と知識を身につけたプロフェッショナルを育成することが目的とされています。このような資格取得は業界からの期待も大きく、実力の証明となり、転職や就職に有利となります。十分な知識と技術をもった技術者に対する需要は今後も拡大する傾向にあり、将来性は高いといえます。

ステンレス鋼溶接技能者の独立について

若いうちは技術の習得や経験をつむことが多いと思われます。会社で先輩の指導を受け、ベテランの職人になってから独立することが望ましいです。個人で町工場を立ち上げることも可能ですし、フリーランスとしての働き方もあります。業界としては、技術が高いということが必須となり、学歴や年齢よりも信頼関係が大切です。町工場設立の場合には、設備の費用が高額になることもあり、余裕をもって資金の準備をすることが重要です。

ステンレス鋼溶接技能者資格を所有している主な著名人

該当なし

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