コンクリート診断士になるには?資格取得方法やメリットをご紹介

masman

by MATSUZAWA

更新日:2018-10-04

公開日:2018-10-04

コンクリート診断士資格

今回はコンクリート診断士について、主な仕事内容や資格取得のメリットについて詳しく紹介します。また実際に資格取得を目指している方のために、資格認定試験の概要や受験の際のポイントについても紹介しているので是非参考にして下さい。


住宅や高層ビルなどの建造物を支えるコンクリート。
しかしどんなに丈夫なコンクリートでも月日が経過すれば老朽化するため、定期的なメンテナンスや修繕・補強が必要不可欠になります。

それらコンクリート点検業務を行うのがコンクリート診断士です。
コンクリート診断士の資格は日本コンクリート工学会の認定試験に合格することで取得することができます。資格を持っていることであらゆる場面で役に立つメリットもあります。

コンクリート診断士とは?

コンクリート診断士

コンクリート診断士の主な仕事は、あらゆる建造物やインフラの基盤であり、必要不可欠な建築材料であるコンクリートの点検やメンテナンスを行い、必要な場合は建造物の修繕や再興に努めます。

コンクリート診断士の資格は公益社団法人日本コンクリート学会が主催のコンクリート診断士講習会を修了した後に認定試験に合格することで取得することができます。

コンクリート診断士の役割

一般住宅や高層ビル、道路などのインフラを造る際に主な資材となるのがコンクリートです。

一見コンクリートと聞くと頑丈なイメージがありますが、長い年月が立てば必ず老朽化し、そのままの状態にしているとひび割れや倒壊など人的被害に繋がりかねません。

特に高度成長期に爆発的に建造された鉄筋コンクリートによるトンネルや橋の老朽化というものは、今日の日本において解決すべき社会問題の一つになっております。

それらの建造物を常に安全な状態に保つために、コンクリート診断士が専門的なスキルで診断を行い、崩壊や倒壊などの事故を未然に防ぐための補修や補強を行うのが主な役割です。

また、コンクリートの製造や施工に携わるコンクリートのプロフェッショナルであるコンクリート技士・主任技士との連携を図ることでより安全面や機能面を考慮したコンクリート建造物の建築や保全に貢献することができます。

絶対知っておきたいコンクリート診断士資格取得の2つのメリット

コンクリート診断士は、土木・建築系の資格の中でも比較的認知度の低いため、他業種で働いている方や学生の方はこの資格についてあまり知らない方も少なくないと思います。

そこで絶対知っておきたいコンクリート診断士資格取得の2つのメリットについて紹介します。
興味のある方、関連業種に就職・転職を考えている方は是非参考にして下さい。

メリット1:ニーズや将来性、あらゆる場面で活躍できる

コンクリート診断士の資格を得る1つ目のメリットとして挙げられるのが、ニーズや将来性があることからこれからの時代あらゆる場面で活躍することができることです。

コンクリート建造物がこの世にある限りコンクリート診断士の仕事はなくなりません。
特に1955年〜1973年までの18年間続いた高度経済成長期にたくさんつくられたトンネルや橋などのコンクリート建造物の寿命が今まさに来ています。

それらの修繕・補強・取り壊しの判断を行うのはコンクリート診断士の重要な仕事の1つです。

また当資格は2001年から始まった比較的新しい民間資格のため、次々とコンクリート建造物が建設される中、資格取得者の数がまだまだ足りていないのが現状です。

資格取得者はコンクリートを使用する建設会社や点検・診断会社はもちろんのこと、消波ブロックやブロック塀などあらゆるコンクリート製品を扱う製造会社やコンサルタント業など幅広い分野で活躍することができます。

メリット2:関連企業で優遇を受けられ、昇給にもつながる

資格取得の2つ目のメリットとして、コンクリートを扱う関連企業等に就職した際に昇給や昇格などの優遇を受けることができるということが挙げられます。

コンクリート診断士の資格はより専門的で高度なスキルと知識が必要で、新しい資格ということもあって日本において資格取得者は少数です。
法律では、コンクリート建造物の点検やメンテナンス業務は無資格者でも許されていますが、当資格を持っていることで取引先からの信頼の獲得や会社内での指導者としても活躍できることから、昇格や昇給が見込めます。

また、ある程度キャリアを積んだ資格取得者であれば、転職の面接の際も十分なアピールポイントとなるため、是非取得することをオススメします。

国家資格バナー

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コンクリート診断士になるには?

コンクリート診断士

コンクリート診断士の社会的役割や資格取得のメリットについて理解できたところで、実際にコンクリート診断士になるにはどうしたら良いのでしょうか。

コンクリート診断士講習会の内容や試験概要、受験の際のポイントについて詳しく紹介します。

なお、より正確な情報は日本コンクリート工学会の公式サイトを御覧ください。

試験概要

コンクリート診断士の資格は、日本コンクリート工学会主催の講習会を修了後、認定試験合格することで取得できます。

認定試験には受験資格が設けられており、主な条件は高等学校、専門学校もしくは大学でコンクリート技術科目を専攻し、卒業後、関連業種において4年から8年の実務経験が必要となります。
そのため誰でも受験できるとは限らないので注意しましょう。

2日間の講習会、認定試験は年に一度、東京・大阪・名古屋・その他主要都市で開催されます。試験は四肢択一問題と記述論述問題で構成されています。

主な試験内容としては、コンクリートに関する基本的な知識をはじめ、コンクリートの性質や種類、調査方法や専門技術について幅広く問われます。

受験の際のポイント

コンクリート診断士の資格は民間資格の中でも特にハイレベルな資格となります。
そのため受験条件を満たすことはもちろんのこと、十分な時間を確保し対策を練る必要があります。

認定試験の受験のポイントとしては、知識をたくさん身に付けることも必要ですが、それ以上に実践演習に慣れる練習をしましょう。

当協会指定の公式問題集で問題を解きながら、わからない箇所は参考書等で調べるといった勉強法をオススメします。

独学でも資格取得を目指すことは可能ですが、自身のない方は通信講座を利用しましょう。


コンクリート診断士になるにはまとめ

今回はコンクリート診断士について、主な業務内容やメリット、資格取得方法について詳しく紹介しましたが興味を持っていただけたでしょうか。

コンクリート診断士は民間資格の中でも難易度の高い資格であり、認定受験を受験するためには一定条件を満たしている必要があるため、誰でも気軽に目指せる資格ではありません。

しかし、私たちの日常にある住宅や建物、コンクリート建造物を安心して利用できるのはコンクリート診断士のおかげです。

実際に資格取得や関連業種に就職を検討されている方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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