建築設備士資格取得の難易度は?試験情報・年収・給料・報酬相場を分析

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by 資格広場編集部

更新日:2019-03-14

公開日:2018-03-14

建築士が、大規模の建築物その他の建築物の建築設備に係る設計又は工事監理を行う場合に、建築設備士の意見を聴いたときは、設計図書又は工事監理報告書において、その旨を明らかにしなければなりません。また、建築基準法による建築確認申請書、完了検査及び中間検査申請書においても、その旨を明らかにしなければなりません。


建築設備士は幅広い年齢層の男女が目指せる、関連する様々な資格への足がかりとなるので、取得しておくと有利になることのある資格です。

建築設備士の資格は「国家資格」です。

資格広場は、建築設備士になりたいを応援しております。

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建築設備士になるために必要な知識・受験資格

学歴や所有資格により2~9年の建築設備に関する実務経験を経て、建築士法施行規則に基づき(財)建築技術教育普及センターが実施する建築設備士試験に合格すれば、どなたでも取得できます。

建築設備士の試験は、建築一般知識、建築法規、建築設備(空調・給排水・電気)、設計製図などが出題されます。

建築設備士の資格は「公益財団法人建築技術教育普及センター」が運営管理を行っております。

公益財団法人建築技術教育普及センターとは:
建築設備士制度は、建築設備[空調・換気、給排水衛生、電気等]の高度化・複雑化が進みつつある中で、建築設備に係る設計・工事監理においてもこれに的確に対応するために、昭和58年、建築士法の改正時に創設され(建築士法第20条第5項)、
昭和61年から建設大臣の指定を受けて、平成17年からは国土交通大臣の登録(建築士法施行規則第17条の18第一号)を受けて当センターが建築設備士試験を実施しています。

建築設備士

建築設備士ってどんな仕事?(仕事内容など)

建築設備に関してあくまでアドバイスを行うものであり、自ら設計などは行うものではありません。
建築士からの依頼を受けて建築確認申請書や工事完了届においてその建築について意見を明らかにします。最近は建築に関する安全意識の高まりもあり、建築設備士の重要性が見直されています。

また、「建築設備士は二級建築士と同等以上の知識・技能を有するもの」とされているので、建築設備士を所持していて、二級建築を所持していなくても、一級建築士の受験資格を取得することができます。

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建築設備士資格取得の為の勉強法

建築設備士の試験では、一次試験の学科と二次試験の筆記と製図があります。
勉強方法も学科と製図で大きく異なってきます。過去に出ている問題程度の内容を理解できるように勉強することが大切です。

建築設備士の試験については、過去問題集も発売されているので、過去5年分以上掲載されているものを選んで勉強するようにします。二次試験の筆記・製図は、建築設備士の二次試験対策用問題集や参考書があまりなく、独学では対策が難しいですので、
講習会などの受講で学ぶことをお勧めします。

建築設備士に特化した専門学校というのはありませんが、建築学科などがある専門学校や、大学で学んだことは受験の際の知識として十分必要になるでしょう。


建築設備士の試験概要

ここからは建築設備士の試験科目や難易度、合格率等、試験に関する詳しい情報をお届けしてまいりたいと思います。

建築設備士の実施概要

一次試験と二次試験の合計が試験料が必要になり、34650円です。
建築設備士試験・検定の年間試験回数は第一次試験の学科は6月、第二次試験の設計製図は8月となっており、それぞれ年1回です。

建築設備士試験科目等の内容

一次試験では主に環境工学、建築計画、構造力学、施工計画などが出題されます。
特に、環境工学の範囲が広く専門的ですから、これらを重点的に学習しておくことが望まれます。

建築法規については問題数が少ないです。二次試験は文章を主体にした基本計画と、作図を主体とした基本設計の2科目があります。基本設計では、与えられた建築物の条件に対し、設備で留意した内容を記載します。設備プロット図の作成や系統図の作図などがあります。二次試験では前もって課題が出されます。

建築設備士資格の難易度と合格率

建築設備士とは、建築関係の仕事であり、その設備に関して専門の深い知識を持ったプロの集団のことであります。建築設備士になるためには、専門の知識が多く必要になってくるため、単に建築に興味があるからといった理由で試験を受けてみても、そうやすやすと合格できるものではありません。全国で、この資格を取得している人は数千人しかいない、ということから考えても合格することがいかに難しいかというのが分かります。

建築設備士の合格率は、一次試験が30%前後、二次試験が50%前後となっており、総合合格率は15~20%で推移しています。難易度は一級建築士と比較すると低めですが、建築設備を専門とする技術者が受験する資格として、合格率20%という数値は難関と言えます。

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建築設備士試験の合格発表

一次試験の合格発表は7月下旬頃です。二次試験の合格発表は10月下旬頃です。

建築技術教育普及センターから合格通知が発送されます。また、合格者一覧表をセンター支部の事務所、合格者の受験番号をセンターのホームページに掲示されます。

建築設備士

建築設備士資格取得後の就職先・年収・報酬相場

ここからは、建築設備士の資格取得後の流れについてご説明してまいります。

主な就職先や気になる年収、給料相場についてもまとめましたので、是非ご覧下さい。

建築設備士所持者の職業例

設備設計事務所、建築設計事務所、建設会社、空調・衛生設備工事会社などの会社に建築設備士所持者の方が多いようです。

建築設備士に向いている人

細かい作業が得意・几帳面・人に提案やアドバイスをするのが好き・建物の内部構造に興味がある方が建築設備士に向いているとされています。

大学・短期大学での工学や専門学校の工業分野。具体的には工学部・建築科・機械科・建築工学科・建築コース・環境デザインコースなどの学業を行っていてで、建築関係への就職を考えている方は建築設備士を持っていると就職に有利になる場合もあります。。

建築設備士の年収・給料相場

職業にもよりますが建築設備士を持っている方の年収は500万円から800万円程と言われています。
この資格を持つことによって活用の場が広がりさまざまな依頼が増えてくることも確かです

また建設コンサルタント業務に携わる際には1級建築士同等の評価を得ることが出来るので、この資格を上手に生かすことによって、より高い収入を得られる、建築業の仕事を得られることとなります。

建築設備士の現状と将来性

慢性的な技術者不足のため、一人当たりの手持ち案件が多々あります。その一方で案件によっては、国内外の色んなところに行けます。業務期間中は関係者以外立ち入り禁止エリアに入れます。色んな業界の仕組み、色んな人の思い、他の国の文化を知ることが出来ます。

省エネ基準適合義務化が2020年度に控えています。省エネ法による省エネ基準適合義務が全新築建築物に拡大する2020年度には、建築設備業界で働く技術者全員に、高い設備知識が求められると予想されています。

特に建設会社の設備設計担当者は様々な用途の建築物について、全ての設備を一括で管理し、企画から、設計・施工についても一貫して担当するため、建築設備士は必須といえる資格です。

これらのことを考えると、今以上に「建築設備士」のニーズは高まっていくと考えられます。

建築設備士の独立について

建物の空調設備や給排水設備や電気・ガスの設備を設計したり、監理したりすることもできるのであちこちの業界とのパイプもできてくるので、転職にも強い味方になります。そうして作った人脈があれば建築設備士として事務所を構えて、独立することも可能です。業界内のつながりさえ確保してしまえば、仕事をまわしてもらえるので小規模の事務所でも結構儲かります。

建築設備士と同じ分野の他の資格

建築士、土木施工管理技士、管工事施工管理技士、これらの資格は建築設備士と関連する部分があり、すでに就職されている方はスキルアップやキャリアアップに、まだ就職活動中の方は資格に一貫性があり、就職活動に有利になる場合があります。

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建築設備士についてのまとめ

今回は建築設備士について解説してきました。
建築設備士は建築設備に関してアドバイスを行うことが主な仕事になります。

建築設備士の試験は2次試験まであり、どちらとも合格しないといけません。
総合合格率は約20%となっており、難関であると言えます。

今後、建築設備士のニーズは高まっていると考えられているので、自身のキャリアアップを考えている方、就職活動で建築系を考えている方は持っていて損のない資格だと言えます。

受験を考えている方は是非この記事を参考にしてみて下さい。

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