測量士試験は独学でも合格可能?合格率や難易度を調査!

masman

by oka

更新日:2019-07-02

公開日:2019-07-02

建築の基礎となる大切な職業「測量士」になるには?「測量士補」とはどう違うの?国家試験である「測量士試験」の概要や合格率、難易度、独学で合格できるのかどうかを徹底解説!


測量士」とは、建造物を造る際に土地の位置や距離、面積を測量する職業のことです。

測量士になるには国家試験に合格(独学可)する他に、特定の学校を卒業後に実務経験を積む方法もあります。

似た国家資格に「測量士補」があり、両者とも測量に従事できますが、仕事内容が多少異なります。

測量士・測量士補試験は「国家資格」です。合格率は10%前後のため、難易度は比較的高めです。


測量士ってどんな仕事?

測量士になるには

そもそも「測量」とは、建設工事の際におこなう最初の作業に当たります。

そして「測量士」とは、きちんと工事ができるように測量法に基づいて計画をし、専用の図面を作成するのが主な仕事です。

多くの方は、道路で測量の機械(トータルステーション)を用いて作業をしている人を見かけたことがあるのではないでしょうか。

あのようにして角度や距離を測定しているのですが、測量が必要な業種には必ず「測量士」と呼ばれる資格を持つ方が必要なのです。

測量士の仕事内容

測量士は測量の計画を作成したり、測量業務をおこなったりします。
屋外でおこなわれることがほとんどなので、人一倍体力を使う職業だと言えるでしょう。

一方で、測量後は測量データをPCで処理するという作業も発生します。

どのような会社に所属するのかにもよりますが、「外で作業するのが苦ではなく、デスクワークもある程度できる」というような方に向いていると言えるでしょう。

また、チームを組んで測量をおこなうことが多いため、チームワークを大切にできるような性格の持ち主が重宝されるでしょう。

測量士はどんな人が目指すの?

測量をする際には光学機器などの最先端技術を利用するケースがあります。

そのため、最先端の機器や技術に触れるのが好きな方は楽しく業務に携われるでしょう。

また、「自分が携わった建物が地図に載るのが夢」という地図好きの人や、元々ものづくりに興味がある人が測量士を目指す傾向にあるようです。

測量士になるには

測量士になるための方法には、大きく分けて2通りのパターンがあります。

1.国家資格である「測量士試験」に合格する。
2.文部科学大臣認定の学校、または国土交通大臣の登録を受けた学校で測量に関する科目を学び、数年間の実務経験を有する。

後の方でも述べますが国家資格の「測量士試験」は独学でも合格は可能なため、社会人になった後に勉強して取得する方もいるようです。

自分の環境に合わせて、資格の取得方法を選択すると良いでしょう。

測量士試験について

測量士試験」「測量士補試験」は、測量法と測量法施行令に基づき行われる国家試験です。

基本的には、測量士は測量士補の上位資格とされています。ただ、業務内容が似通っているため会社によっては同じ待遇の場合もあるようです。

両方とも測量士関連の資格ですが、大きな違いは、測量士は測量計画を作成できるのに対し、測量士補は測量計画を作成できません

測量士補試験の方が合格率は高いものの、最初から測量士試験合格を目指して受験する人の方が多いのが現状です。

測量士試験の概要

受験資格 / 年令・学歴・実務経験等に関係なく受験可能
試験方法 / 筆記試験
試験日時 / 年に一度、毎年5月に開催
受験地 / 北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、愛知県、大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県
試験手数料 / 4,250円

約2ヶ月後に試験の結果(合否)が通知されます。

測量士試験の試験範囲

試験範囲(科目)は以下の通りです。

・測量に関する法規及びこれに関連する国際条約
・多角測量、汎地球測位システム測量、水準測量、地形測量、写真測量
・地図編集
・応用測量
・地理情報システム

測量に関する法規については、計算問題などが無いため難易度は低めです。手堅く点数を取れるよう、ミスに注意しつつ解くと良いでしょう。

逆に、応用測量難易度の高い計算問題などが出題されます。公式を覚え、過去問を繰り返しといて慣れておくと良いでしょう。

難易度と合格率

「測量士試験」の合格率はおよそ10%前後です。このことから、難易度は高めと言えるでしょう。

ただし、年齢や学歴などに関係なく受験できるため、何度でもチャレンジが可能です。

測量士補試験の合格率は高めで比較的難易度は易しいため、手始めに測量士補試験の合格を目標にするのも良いかもしれません。

独学でも測量士になれる?

実際に、大学などの教育機関に通わずに独学で測量士の資格を取る方は居ます

国土地理院のWebページで過去問(測量士、測量士補試験の試験問題及び解答例)をダウンロードし、間違えなくなるまで繰り返し解くと良いでしょう。

そして自分に合うテキスト(参考書)を用意して、過去問で解けなかった部分を深く勉強するのがオススメです。

何冊も購入するのではなく一冊だけを何度も繰り返し解くほうが、効率が良いとされています。

各地で行われているセミナーに参加したり、通信教育講座をうまく利用したりすれば、更にスムーズに合格できるはずです。

資格取得後はどうなるの?

測量士の就職先

測量会社は、一定数以上の測量士を配置するのが義務となっています。

そのため、測量士の資格を持っていればある程度就職には有利とされます。また、地方でも比較的安定した求人があるとも言われます。

主な就職先

主な就職先は測量会社建設業に携わる会社です。

また、建設コンサルタント会社(社会資本整備の中で土地の調査や計画、設計などをする会社)に就職するケースもあるようです。

公務員の場合は土木課や水道課、国土地理院などに就職する場合もあります。

そして、経験を積んだあとは測量士事務所を開業することも可能です。

このように多種多様な働き方を選べるのも、測量士になるメリットの一つと言えるでしょう。

測量士についてのまとめ

測量士について、測量士になるための試験や合格率、難易度、独学でもなれるのかを解説しました。

一見地道で地味な仕事のように感じる方もいるかもしれませんが、測量はあらゆる建設工事の基礎となるものです。

自分が携わった建物が人々を動かしたり、地図に載ったりする……それは他の何物にも代え難いやりがいのある仕事だと言えます。

年令を問わず目指せる資格でもありますので、例え高齢でも諦めず、チャレンジすると良いでしょう。

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