陸上無線技術士になるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

masman

by nishimura

更新日:2018.10.31

公開日:2017.04.18

陸上無線技術士の資格を取得すると、放送局やNTTなどの無線設備など、大規模無線局で働くことができ業界では非常に重宝されます。どのような活動においてもで必要不可欠であることから、社会的価値は高く、将来性も問題ないといえるでしょう。


陸上無線技術士資格取得者は他には無線技術士、1技、1陸技、第1級陸上特殊無線技士という名称で呼ばれております。

資格名:陸上無線技術士

陸上無線技術士は国家資格?

陸上無線技術士の資格は国家資格となっています。国家試験である第一級陸上無線技術士試験、第二級陸上無線技術士試験に合格することで取得できます。

陸上無線技術士とは?

陸上無線技術士とは
無線通信に使用する機器や設備を操作する技術者(エンジニア)のこと。資格は第一級陸上無線技術士、第二級陸上無線技術士とにわかれており、認められている無線操作の範囲が第一級陸上無線技術士、第二級陸上無線技術士ではそれぞれ異なっています。特に第一級陸上無線技術士(通称:一陸技)は無線設備の操作に関する最上位の資格とされており、試験の難易度も非常に高くなっています。

陸上無線技術士の具体的な仕事内容とは?

放送局(テレビ局やラジオ局)では必置資格と定められており、テレビ放送やラジオ放送の無線通信時の機材や設備などの操作が主な仕事内容です。放送局以外では空港の無線機器の操作や、海岸局や携帯基地局における無線通信システムの調整や維持、保守などの仕事もあります。

また、登録検査等事業者制度の点検員として、無線通信に関する設備のチェックや検査を行うことも出来るため、定期検査を担っている会社においては需要が高い資格となります。

陸上無線技術士を運営管理する「公益財団法人 日本無線協会」

公益財団法人 日本無線協会とは
国に代わりあらゆる無線に関わる業務の試験を実施する以外に、レクチャーなども実施している、総務省が認めている協会のひとつです。

陸上無線技術士

Satellite dishes in a countryside

陸上無線技術士になるために必要な知識やスキル、適性

陸上無線技術士の国家試験には受験資格等は特に定められておりません。受験の際の制限がないので、陸上無線技術士を志す方はどなたでも受けることができます。

しかし後ほど詳しくご説明しますが、試験の難易度は決して低くはないため、試験勉強を通して無線通信についての様々な専門知識をしっかりと身につけておかなければなりません。

また、陸上無線技術士になった際はいわゆるエンジニアとしての業務が主になります。よって、実際に各種の技術がどのような場面で、どのように使われているのかを想像して、その上で必要な計算を行っていくという非常に幅広い視野が必要になります。また、放送、通信という人々の生活に直接的な影響を及ぼす業務となるため、重要かつ責任が伴う作業や操作が多いと考えられますので、冷静沈着さや操作の確実性などの適性も必要となります。

資格広場では陸上無線技術士になりたい方を応援しております。

陸上無線技術士資格の試験料・試験内容・難易度・合格率について

ではここからは陸上無線技術士資格を受験するために必要な情報についてまとめていきたいと思います。

試験の難易度・合格率などについても調べましたので、是非ご覧下さい。

陸上無線技術士資格試験料

受験する級によって試験料金が異なってきます。第一級陸上無線通信士が13,952円、第二級陸上無線通信士が11,852円になります。

陸上無線技術士資格試験・検定の年間試験回数

7月・1月の年に2回、実施されています。

陸上無線技術士資格の試験科目等の内容

第一級の試験内容は、放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局等すべての無線局の無線設備の技術的な操作となっており、試験科目は工学の基礎、工学A、工学B、法規で構成されています。

第二級は放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局等すべての無線局の無線設備の技術的な操作(テレビジョン放送局を除く無線局の空中線電力2kW以下のもの、テレビジョン放送局の空中線電力500W以下のもの)となりまして、試験科目は工学の基礎、工学A、工学B、法規で構成されています。

4科目ときくと非常に大変そうな印象を受けますが、陸上無線技術士資格の試験は、科目合格制度となっています。試験は年に2回実施されていますので、「1年スパンで考えて、まずは二科目合格し、次の試験で残りの二科目を合格しよう」といったプランや、「一度に1科目ずつ確実に合格しよう」といったプランなど、自分の生活や目標に合わせた受験プランを計画することも重要といえそうですね。

陸上無線技術士試験の科目免除について

一定の条件を満たす方は、科目免除が認められます。

試験の翌月初めから3年以内の合格者は該当科目が免除されます。
また、総務大臣が定める認定校を卒業した方は、卒業後3年間は無線工学の基礎の科目が免除されます。

陸上無線技術士資格の難易度って?独学での合格は可能?

問題は記述が無くマークシートによる選択式のみとなっています。記述問題がないとはいえ、試験内容は決して容易というわけではなさそうです。

というのも学生時代には学ぶことのなかったような専門知識も求められるため、対策をしていないのにまぐれで合格してしまうようなものではないです。

また高校で学ぶような数学や物理をちゃんとわかっている前提で、練習問題を行うことが必要とされます。なのでその辺りの知識がなかったりあっても薄い人だと、なかなか合格するのは困難です。

独学で合格したという受験者も少なくはないようですが、最初は参考書や専門書を読むことすら困難だといわれていますので、まずは専門用語や問題文に慣れるところからのスタートとなりそうです。また、受験資格はないとはいえ、工学に関する知識が備わっているかどうかとによって、試験勉強のハードルは変わってくるようです。大学の工学部レベルの知識がある方でしたら、独学での試験勉強も比較的やりやすいかもしれません。

陸上無線技術士資格取得の為のオススメの勉強法

陸上無線通信士の試験対策は、たとえ理解が難しいとしても、テキストを最初から最後まで読んだあとに、問題を解く方法がベストと言えるでしょう。

テキストには若干難解なことが記載されていますがそこで立ち止まらずに、仮に理解が難しかったとしても何回か反芻したら次々と進めていくのが良いです。テキストをなんとか読み終えることができたら、問題にチャレンジしてみましょう。

問題集についている回答の説明だけでは、おそらくわからない部分も出てくるかと思います。そんな場合には、テキストの該当する箇所をを入念に読み直す必要が出てきます。

頭から全部をわかろうと思わないほうが無難です。初めてテキストに取り組んだ際には、ちょっとでもわかればいいというつもりでどんどんと進まないと、どこかで難しすぎて諦めてしまうことも十分にありえます。そこを何度も何度も学習することで必ず解ける問題は増えてきますので、スタートから全部をわかろうとしなくても良いでしょう。こちらの資格試験では過去に出題された問題がまた出てくることが多いです。

よって、試験対策としては過去に出題された問題をひたすら繰り返し解くことが一番の近道です。先ほども述べましたとおり、陸上無線技術士の試験は決して簡単な試験ではありません。しかし、例年過去問との類似問題や酷似問題等の出題がみられるようです。過去問を解いていると「またこの分野から出題されてるな。」「さっき解いた問題と似ているな。」といったことがしばしば見受けられると思います。そうすれば、試験の傾向や、重点的に学ぶ必要がある項目などが自然と浮き彫りになってくるでしょう。

どんな資格試験でも同じですが、過去問は最高の参考書(テキスト)と言われるほど重要です。初めは何のことやらさっぱりわからなかったものが、だんだんと理解できるようになってくるはずですので、なるべく早い段階から過去問をしっかりと反復しておきましょう。合格の可能性がぐっと高まります。

陸上無線技術士資格の合格率とは

合格率は、第一級陸上無線通信士ですと23.8%、第二級陸上無線技術士ですと25.6%となります。どちらの資格にしても、約4人のうち3人は不合格となってしまう試験です。

合格率をみても、やはり試験の難易度はやはりそれなりに高いと言えるでしょう。

陸上無線技術士資格試験の合格発表

試験日の約1カ月後に郵送で通知されます。

陸上無線技術士資格と同じ分野の他の資格

特殊無線技士、航空無線通信士、海上無線通信士

国家資格バナー

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陸上無線技術士資格取得後の傾向・就職転職先について調査しました

陸上無線技術士

陸上無線技術士の試験に合格し、無事資格取得出来た後の流れや傾向について調べてみました。

就職先、転職先についても簡単にまとめましたので、以下を参考にしてみてください。

陸上無線技術士資格取得後の職業例

陸上無線通信士の資格を取得した後は、放送会社、電気通信事業会社などへの就職の可能性があります。しかしながら、陸上無線通信士は必要とされていますが、どちらかというと今会社に勤務している人の教育のために資格取得をさせることが多く、関係の無い職についていた人が陸上無線通信士の資格を取ったとしても、いきなり転職するのはなかなか難しいです。

陸上無線技術士の現状

この陸上無線技術士の国家資格が活かせる会社というのは限られており、一般的には放送会社、電気通信事業会社、運輸省航空局、海上保安庁、気象庁、警察庁などです。これらの会社・機関ではニーズ自体はありますが、ほとんどの場合、社内の人間を育成して免許を取得させることが多いようです。ですので、この資格を転職の武器にするのは難しいかもしれません。

陸上無線技術士の気になる年収・給料相場、将来性のまとめ

陸上無線技術士の気になる年収についてまとめました。また資格自体の将来性や、陸上無線技術士として独立することは可能かといった点についてもご説明したいと思います!

資格取得はこちら

陸上無線技術士の年収・給料相場

陸上無線通信士として勤務するなら、テレビ局やラジオ局などで勤務することが多いです。大きなテレビ局であれば平均として950万円ぐらいの年収があります。

また、ラジオ局も大手の放送局でしたら600万円~の年収があるようです。しかしながらそういったものは採用数自体が少なく、就職・転職するのは容易とは言えないでしょう。

陸上無線技術士の将来性

陸上無線技術士の存在は、どのような活動においてもで必要不可欠であることから、社会的価値は高く、将来性も問題ないといえるでしょう。

陸上無線技術士の独立について

特にこの資格を保有しているからといって独立できるようなものではありません。基本的には放送・通信局の勤務が一般的です。

しかしビジネスとしてではなく個人の趣味として、無線通信を楽しむ人もいます。無線による通信では、あったこともないようなあちこちの国の人とやりとりができ、非常に楽しいものです。

こんな著名人の方も陸上無線技術士資格を持ってます。

現在調査中です。

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