歯科技工士になるには専門学校の資格が必須?給料や仕事内容をまとめてみた

masman

by tamaoka

更新日:2018.09.06

公開日:2016.10.24

歯科技工士なるには

歯科技工士は入れ歯や歯の詰め物、矯正装置などを作る医療技術専門職です。知らない方も多いのでは?というわけで、今回は「歯科技工士になるには」をテーマに歯科技工士のお給料や仕事内容、専門学校、資格の情報をまとめました。


皆さんは歯科技工士という職業を知っていますか?
歯医者との違いってなに?歯科技工になるにはどうしたらいいの?など様々な疑問が浮かぶのではないでしょうか。

そこで今回は、「歯科技工士なるには」をテーマに、歯科技工士の特徴や給料、専門学校の情報や資格まで、様々な情報をご紹介していきたいと思います。

歯科技工士とは?

歯科技工士給料

歯科技工士とは、歯の被せ物、入れ歯、矯正装置、歯の詰め物、などの作成や加工、修理を行う、医療技術専門職のことです。
基本的には歯科医師の指示を受け仕事を行いますが、患者の歯の形や状態をみて最適なものを提供しなければならないので、科学に基づいた正確な判断能力と美的感覚、細かな加工技術を要する職業です。 

歯科技工士が製作する主なものとしては…

●クラウン(銀歯)
ー銀歯と呼ばれることの方が多いでしょうか。クラウンを歯の上から被せ、形を整えたり機能を回復させたりする役割があります。
●ブリッジ
ー欠けてしまった歯の両側の正常な歯を支えにして橋のように繋ぐ詰め物です。
●総義歯
ー歯が一本残らずなくなってしまった場合につける入れ歯のことです。
●局部義歯
ー一般的に部分入れ歯と呼ばれる類の入れ歯のことです。
●インプラント
ーあごの骨に支柱を埋め込み、それを支えに欠損した歯を回復させるものです。
●矯正装置
ー歯並びや歯の形を整えるために歯に装着する矯正器具です。直接歯に取り付けるものもあれば、着脱可能なものもあります。
●マウスガード
ースポーツ選手が口の中を歯から保護するために装着する器具です。

などがあります。

歯科技工士になるには専門学校が一番の近道?

歯科技工士になるには国家資格「歯科技工士免許」の取得が必須となっています。
この免許を取得するための国家試験の受験資格を得るためには、「高校を卒業後に歯科技工士教育機関に入り指定の学科を修了する」必要があります。
なので、少なからず専門の教育機関に入らなければなりません。

高校卒業後のルートとしては、

●4年制の大学
●2年制の短期大学
●2、3年制の専門学校など

のいずれかが最も近道になります。

上記の養成機関の中では2、3年制の専門学校の割合が最も大きく、準じて歯科技工士を志すものの大半はこのルートに進学をします。
歯科技工士の専門分野以外にも関連する科目について幅広く学びたいという人や、よりレベルの高い技術を身に付けたいという人は、大学に入るという選択をするのが良いでしょう。

歯科技工士になるには資格が必要?

歯科技工士資格

先述したように、歯科技工士になるには国家試験を受け、国家資格である「歯科技工士免許」を取得する必要があります。

試験の概要を少し押さえておきましょう。

●1年に1度、2月に全国統一で実施されます。
●歯科技工士国家試験では筆記と実技両方の試験があります。
●平成27年度の歯科技工士国家試験では、受験者数1114人中、合格者1104人となり、合格率は99.1%という結果でした。

学校で学んだ知識をもとに、抜かりなく勉強していれば、合格することは決して難しくないようです。

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歯科技工士の仕事内容と給料

普段私たちが歯医者に行った時に会うのは歯科医師ですから、実生活で歯科技工士に出会うということはなかなかないのではないでしょうか。
ここではそんな歯科技工士の生活を紹介するとともに、お金の話もしていきたいと思います。

歯科技工士の生活について

歯科技工士は基本的に技工所に就職することになりますが、いつも技工所にこもって作業をしているわけではありません。
時には直接患者さんとコミュニケーションをとったり、自分の足で営業を行ったりします。

営業の内容としては

●取引先の医院への入れ歯や矯正器具などの技工物の納品
●次に作成する技工物の型の受け取り
●(難しい案件の場合は)直接患者さんの口を診察する
●器具の装着感の確認
●セミナーの受講や開催

などがあります。

平均労働時間は月に178時間。残業は月に19時間程度となっています。(厚生労働省の平成25年度の賃金構造基本統計調査調べ)
特に納期の直前には長時間の残業を行うこともあるようです。
取引先との信頼関係は非常に大事ですし、納期は残業してでも絶対に守らなければなりません。

技工所全体のうち、週休二日制を採用しているのは40%未満で、休日を返上して働かなければならないことも多々あるそうです。(日本歯科技工士連盟調べ)

朝と夜の眠い時間帯での作業も当然のようにあるので、歯科技工士になるには強い精神力が必要となります。

歯科技工士の給料について

歯科技工士の給料は、平均的に15万~17万円ほどです。
同じ医療専門職である医師や看護師と比較してしまうと、あまり満足のいく数字ではないかもしれません。

年収は400万円前後。
仕事内容の過酷さを考えてしまうと、ますます厳しい数字だと思います。

年齢が上がるにつれて年収は上がるようで、若いうちはますます厳しい経済状況に陥ってしまうようです。

歯科技工士は独立可能?雇用形態はどんな感じ?

歯科技工士は独立して自分の歯科技工所を持つことができます。
取引先となる歯科医院を見つけることが必須の条件です。

個人で経営するか、会社を作るか。
どちらにしても自分のスキルを自分のペースで思う存分ふるうことができるようになります。

開業の初期費用はおおよそ1000万円
機器や建物など、用意するものも多いので高くついてしまいますが、中古品を購入したりメーカーからリースをしてもらうことである程度安く抑えることができるのではないでしょうか。

基本的には一度歯科技工所に就職をし、資金を貯めるという形になります。


歯科技工士になるにはまとめ

歯科技工士は歯科医院の裏方的な存在として日々仕事を行なっています。
患者さんとの直接のコミュニケーションが多いのは歯科医師になってしまうかもしれませんが、時には患者さんと直接接する機会もあるそうです。
そんな時、自分の作った器具をつけた患者さんの笑った顔を見るのはとても気持ちがよく、達成感に溢れるでしょう。

患者さんの数だけ歯の形は存在します。そこにうまくフィットするような器具を作り、万全な生活のサポートを生み出せるかどうかは歯科技工士の腕にかかっています。

緻密で繊細な職業ですが、そのぶん実力がつくのも早く、職人タイプの人にとっては非常にやりがいを感じることができるのではないでしょうか。

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