遺伝カウンセラーの資格は、持っていると就職や仕事の需要はある?

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by ari_na

更新日:2019-09-04

公開日:2019-09-04

遺伝子

2005年に初めて日本で認定された”遺伝カウンセラー”は、科学的根拠に基づく正確な医学的情報を元に、遺伝について悩んでいる方々に分かりやすく説明をして、問題解決につなげていきます。この資格があれば就職や仕事の面で需要はあるのでしょうか?


遺伝に関わる悩みや不安、疑問などを持たれている方々に対して科学的根拠に基づく医学情報を伝え、心理面や社会面も含めた支援を行なうことを遺伝カウンセリングと言います。それをお手伝いしているのが、”遺伝カウンセラー”です。

遺伝カウンセラーは日本では2005年になって初めて認定されたので、人数も知名度もまだ少ないのが現状です。遺伝カウンセラーの資格を取得すると、就職や仕事の需要はあるのでしょうか?


遺伝カウンセラーとは

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世界には無数の病が存在しますが、未だに発症の原因が分からないものや治療法の見つかっていないものもたくさんあります。
医学は日々進歩を遂げていますが、さらなる発展と治療法の開発が求められているのです。

病の中には「遺伝的なもの」が原因とされている場合がありますが、難解すぎて普通の説明されただけでは一般の方は分かりづらいということがあります。

そこで注目されているのが、”遺伝カウンセラー”という職業です。

正確な医学的情報を伝える

遺伝カウンセラーは遺伝についての様々な悩みや不安、疑問を抱えているという人のために、科学的な根拠を以って正確な医学的情報を伝えることが役割です。
これは分りやすく丁寧に、なおかつ相手に十分理解してもらえるように説明しなくてはなりません。

そして相手の話にもしっかりと耳を傾けて、問題を解決していけるように心理面や社会面も含めた支援を行うことを「遺伝カウンセリング」と言います。

遺伝カウンセラーの資格はどうやって取得する?

続いては、遺伝カウンセラーの資格についてご紹介します。

遺伝カウンセラーの資格は、2018年12月の時点で243名の保持者がいます。
数が少ないように感じるかもしれませんが、世界で初めての遺伝カウンセラーが認定されたのが1971年であり、日本ではそこから30年以上もあとの2005年に初の認定となったのです。

遺伝カウンセラーの養成はアメリカで1969年からスタートしたので、日本はかなり遅れているということが分かります。
では、この資格はどのようにして取得するのでしょうか?

認定試験に合格する

遺伝カウンセラーの資格を取得するには、まず遺伝カウンセラー認定養成課程を設置した大学院を修了します。
その後、認定試験の受験資格を得ることができます。

遺伝カウンセラー養成専門課程のある大学や大学院については、「認定遺伝カウンセラー制度委員会」のホームページにリンク集があるので、そこからチェックしてみてください。

試験(筆記試験と面接試験)に合格後は、日本遺伝カウンセリング学会及び日本人類遺伝学会の共同認定による『認定遺伝カウンセラー®』の資格が与えられます。

遺伝カウンセリングで何を話すのか

遺伝カウンセラーになった場合、遺伝や遺伝性の疾患に関する悩みや不安を抱えている方や、その問題に直面されている方、またはそのご家族など様々な方を対象としてカウンセリングを行なっていきます。

相談の一例ですが、「親族に同じ病気の人がいないのに、子供が遺伝病だと診断されたのはなぜか?」「子供を産みたいが、遺伝のことが気がかりである」「高齢出産のため、赤ちゃんに染色体異常がないか心配」といった内容が寄せられます。

一人一人と真摯に向き合い、誠実な対応が求められます。

就職先はどこなのか?

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無事に遺伝カウンセラーの資格を取得したあとは、就職先を見つけることになります。

遺伝カウンセラーは、どこで働けるのでしょうか?

就職先は少ないのが現状

遺伝カウンセラーは、主な就職先として病院や大学などに勤務する傾向にあります。

しかし、遺伝カウンセラーは大切な役割を担う職種でありながら、就職先が少ないという「雇用の問題」を抱えているのが現状だと言えます。

理由として、まだ日本全国で「遺伝子診療」を提供している病院が少ないこと、認定遺伝カウンセラーの資格は医療国家資格ではなく、学会認定資格であることなどを挙げている人もいます。

今後の日本でもっと「遺伝子診療」が進んでいけば、遺伝カウンセラーの仕事や就職先は増えていくと考えられますね。

遺伝カウンセラー派遣に登録する

遺伝カウンセラーとして働くにあたり、『Gune Tech』という遺伝カウンセラー派遣に登録するという方法もあります。

現在、遺伝カウンセラーは250人未満という少ない人数でありながら、常勤として働いている人はおよそ60%にも満たないのです。
そこで『Gune Tech』は、遺伝カウンセラーと病院の橋渡し役として医療や社会に貢献しています。

主に次のような希望がある方にオススメです。

「週1勤務」「地方での就職」にも対応

『Gune Tech』では「週1日から働きたい」「さまざまな領域で経験を積みたい」「首都圏だけではなく地方でも働きたい」と言った希望にも対応しており、仕事をはじめてからのアフターフォローも充実しています。

需要はあるのに働く場所が少ないというのは、実にもったいない話です。
自分の知識や可能性を広げるために、興味のある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

遺伝カウンセラーの資格についてのまとめ

遺伝カウンセラーとは、遺伝についての様々な悩みや不安、疑問を抱えているという人のために、科学的な根拠を以って正確な医学的情報を伝えるという役割があります。
そこから問題を解決していけるように、心理面や社会面も含めた支援を行なっていきます。

遺伝について様々な悩みを抱えている人は多いので、遺伝カウンセラーの需要はもちろん高いです。
しかし、それに見合うだけの就職先が少ないことがずっと懸念されており、病院や大学で常勤として働いているのは資格保有者の6割にも満たないという結果が出ています。(そもそも資格を持っている人が、現時点で250人もいないという現状です。)

資格が医療の国家資格ではないということも関係しているかもしれませんが、深刻な状況にあると言えます。

ですが、仕事をするにあたり遺伝カウンセラーを派遣する会社もあります。
育児などでこれまで休職していた方でも「週1から働きたい」と希望が出せ、さらには首都圏だけではなく地方での就職も可能です。

就職後のキャリアアップなど、アフターフォローも充実しているので、利用しない手はないかと思います。
派遣からのスタートが、自分の成長に大きく関わり、目覚ましい発展につながるかもしれません。

遺伝カウンセラーの資格を持っている方、または取得しようと考えている方へ、少しでも就職への糸口となりますように!

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