歩行指導員資格取得の難易度は?試験情報・報酬相場を徹底分析

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by 資格広場編集部

更新日:2018.09.06

公開日:2018.05.21

歩行指導員資格試験は公益財団法人日本盲導犬協会が運営し、全国8ヶ所の盲導犬協会が独自の試験を行います。非常に専門性が高く、選考後も実習・インターン等取得に歳月がかかる資格ですが、仕事はやりがいのあるものといえるでしょう。


歩行指導員は幅広い年齢層の男女が目指せる、重要性や需要性も高まっていく資格です。
歩行指導員資格取得者は他にも盲導犬歩行指導員と呼ばれております。
歩行指導員の資格は「民間資格」です。

資格広場は、歩行指導員になるには?歩行指導員なるためには?歩行指導員になりたいを応援しております。

歩行指導員になるために必要な知識・受験資格

各協会によって異なりますが、公益財団法人アイメイト協会の場合、高校あるいは大学卒業者で年齢上限は23歳、健康であること、原則として160cm以上であること、高校あるいは大学卒業者。年齢上限は23歳。視力は正常で、矯正した場合でも1.0以上あること等の受験資格が定められています。視覚障害者・福祉等に関する基礎知識はもちろんのこと、盲導犬の思考や行動パターンを理解する為の動物心理学や動物行動学、視覚障害者と盲導犬との歩行訓練の際に必要な地理を読み解く力、あらゆる危険を予測し判断して知らせる力等、様々な能力が必要とされます。

歩行指導員の資格は「公益財団法人日本盲導犬協会」が運営管理を行っております。

公益財団法人日本盲導犬協会とは:
公益財団法人日本盲導犬協会は、盲導犬歩行指導員の養成・資格認定を実施する団体です。昭和42年8月10日に設立されました。資格試験は全国にある各盲導犬協会が独自に行います。

歩行指導員

歩行指導員ってどんな仕事?(仕事内容など)

目の不自由な人(盲目者、視覚障害者)に、歩行を介助する盲導犬との歩行指導をするのが歩行指導員です。道路交通法により、視覚障害者は、道路を歩く際に白い杖を使うか盲導犬を連れて歩かなければならないと定められていますので、盲導犬が安全かつ正確に活動できることは必須です。盲導犬は視覚障害者の目となっていかなくてはなりませんが、ここ最近この盲導犬に対する偏見や嫌がらせ、いたずら等が増えています。厳しい訓練を重ねてきた盲導犬でも理不尽な行為に耐えなければいけない状況が増えているのです。視覚障害者との信頼関係を築くためにも、正しい歩き方、命令の仕方等を双方に導く必要があります。

歩行指導員資格取得の為の勉強法

視覚障害者や盲導犬、福祉等に関する専門知識を身につけるためには、参考書や過去問題集という机上の学習は必須ですが、選考後の実習期間が5年と長く、より技能に特化した内容になるため、実践講座等で体に叩き込むことも重要といえるでしょう。

歩行指導員の専門学校や通信講座について

準備中です。


歩行指導員の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

歩行指導員の資格試験料

最初の受験料は10,000円かかりますが、選考後の研修・インターン期間は手当が支給され、入学金、月謝、食費、寄宿費等は必要ありません。

歩行指導員試験・検定の年間試験回数

選考試験は年に1回、11月に全国にある盲導犬協会で独自に行われています。

歩行指導員試験科目等の内容

試験内容は各協会によって異なります。公益財団法人アイメイト協会の場合、書類審査のうえ、面接と小論文により選考されます。1次試験は筆記と書類審査、2次試験は小論文や適性検査と集団面接、最終試験はさらに詳しい適正検査と最終面接になります。選考後3年間の養成期間と2年間のインターンがありますが、実習が学習の主体となります。養成期間の1年次は、犬の生態や管理・飼育方法・衛生等、社会福祉や点字、倫理について学びます。2年次は、犬の心理・繁殖・訓練一般、盲人心理や歩行方法、目の構造や働き・疾病など、3年次は、犬の遺伝・獣医学、盲人施設や職業、教育学一般等を学びます。その後インターンとして、より近い現場で学んでいくことになります。

歩行指導員資格の難易度

専門的な知識を要するうえに、選考後の研修期間5年間は研修所での寄宿生活です。合格率は1割程度なので、難易度も高く、忍耐力や協調性もひつようとされるでしょう。

歩行指導員資格の合格率

書類審査・面接・小論文での選考後の3年間の実習合格率は12%程度となっています。

歩行指導員試験の合格発表

選考試験を行う各盲導犬協会にて発表され、その後5年間の養成・インターン期間に入ります。

国家資格バナー

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歩行指導員

歩行指導員資格取得後の就職先・年収・報酬相場

歩行指導員所持者の職業例

盲導犬訓練施設、盲導犬協会、福祉施設

歩行指導員に向いている人

単に犬が好き、人の手助けが好き、というだけでは成り立ちません。視覚障害者が何を求めているのか、またそれを実現させるために何をし、どう寄り添っていくのかを理解できなければなりません。厳しく訓練された犬でもロボットではありませんので、心理や行動パターンは1匹1匹異なります。それを正確に読み取り、判断しそれぞれの犬に合った訓練方法を見つけ、視覚障害者との相性の見極めていく行動力・洞察力、さらには忍耐力も必要となります。また視覚障害者は老若男女様々ですし犬の性格も様々なので、高いコミュニケーション能力も必要とされます。

歩行指導員と同じ分野の他の資格

盲導犬訓練士

歩行指導員の年収・給料相場

就業場所によって異なりますが、月だいたい180時間程度働いたとして平均月収は20代で17~19万円ほど、30代で22万円前後、40代で27万円前後です。幅広い専門知識と体力が必要ですが決して高いとはいえません。

歩行指導員の現状

歩行指導員の業務は、視覚障害者の高齢化や生活・精神面を含め総合的に対応しなけらばならないなど、高度化してきており、選考後の研修の修了率が1割程度と大変低くなっています。

歩行指導員の将来性

日本は障害者や介助する動物に対する理解が非常に遅れていますし、法規制や環境設備も全く追いついていません。困っている人を見かけたらまず声を掛け、必要ならば介助をすすんですることが重要なのに、それどころか介助する盲導犬にいたずらをしたり、差別をしたりすることが多く見られます。このような世の中を変えていくためにも、視覚障害者と介助犬との信頼関係をしっかりと築き、またその状況を普通のこととして世の中に広めていく責務があります。

歩行指導員の独立について

盲導犬訓練施設や盲導犬協会、各福祉施設などの採用試験に合格して晴れて歩行指導員として活動するわけですが、まだまだ求人数は少なく、活躍できる場がなかなか無いので、取得すればすぐ実践にいける資格ではあるものの、独立するのは困難かと思われます。

歩行指導員資格を所有している主な著名人

該当なし

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