言語聴覚士になるには?仕事内容・年収給料・学校情報等を紹介

masman

by matsuzawa

更新日:2018.09.06

公開日:2018.07.13

「聞く」「話す」などのコミュニケーションや「食べる」という日常生活において必要なスキルにハンディキャップを抱える方のリハビリテーションを行う言語聴覚士。そんな言語聴覚士を目指している方に有益な情報をご紹介します。


このページでは国家資格である言語聴覚士について紹介します。言語聴覚士とはどのような職なのか、言語聴覚士になるためにはどのような勉強や資格が必要なのか、また国家試験の概要についても紹介します。

高齢化の進行、障がい者児童の増加にともなってこれからますますニーズが高まる言語聴覚・摂食嚥下のリハビリテーションの専門職である言語聴覚士になることを志している方は是非参考にしてください。

言語聴覚士とは?


参照

言語聴覚士とは、「話す」「聞く」など人間のコミュニケーションスキルのリハビリテーションを専門的に行う国家資格の職業です。事故や難病の後遺症、または生まれつき身体的に障がいがあり「話す」「聞く」など言語スキルに何かしらの問題がある方、また「食べる」など正常な日常生活を起こることが困難な方を手助けします。

言語聴覚士の仕事

言語聴覚士は上記のような言語聴覚障害(上手く話せない、話の内容が理解できない、文字が読めない)、音声障害(上手く声が出せない、話せない)また嚥下障害(摂食・咀嚼・嚥下ができない)を抱えている方を様々な角度からバックアップするために医学や歯科学、心理学、福祉学にも精通している専門家でもあり、障がいを抱える児童が通う特別支援学校や高齢者介護施設、その他福祉医療施設を拠点に活動しています。

同じ現場で働く事もある理学療法士、作業療法士との違い

理学療法士は主に筋力・筋肉などに関する専門家で、健康につなげるための筋力の維持や強化に精通しています。一般的にはスポーツ関連施設で働きますが、医療関連現場に携わることもあります。

作業療法士とは、全体的な身体機能に何かしらの疾患、病気を抱えている人のリハビリテーションや、身体だけでなく心のケアの専門家として、多くの医療現場や介護施設で活躍しています。

理学療法士、作業療法士、そして言語聴覚士の専門分野は異なりますが、場合によっては同じ施設や機関で働くこともあるため、彼らがお互いに連携し合うことが、高齢者、障がい者、児童福祉の貢献につながります。

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言語聴覚士になるために必要な勉強・資格とは?

言語聴覚士を目指せる学校は、昭和女子大学、サンビレッジ国際医療福祉専門学校、大阪リハビリテーション大学、高知リハビリテーション専門職大学など全国にあります。

言語聴覚士国家試験の受験資格が必要

言語聴覚士になるためには国家試験を受ける必要があります。その国家試験の受験資格を受ける手段は二通りあり、一つ目は文科省指定の3~4年制の大学・短期大学もしくは各地方自治体が専門学校を卒業、二つ目は一般4年制大学を卒業後、指定の大学院で専門分野を専攻、もしくは言語聴覚士養成学校を卒業する方法があります。

言語聴覚士を目指せる学校は、昭和女子大学、サンビレッジ国際医療福祉専門学校、大阪リハビリテーション大学、高知リハビリテーション専門職大学など全国にあります。

言語聴覚士になるための勉強

言語聴覚士になるための学校では主に「基礎分野」「専門基礎分野」「専門分野」について学び国家試験に備えます。「基礎分野」は一般の大学等で学ぶ人文科学、社会学、心理学などの一般教養についてみっちり知識を身に着け、専門基礎分野では医学、臨床医学、臨床歯科学などの言語聴覚士の基礎的な専門知識を習得します。

専門分野では言語聴覚士として働くために必要なより実践的な知識や技能を身に着け、言語聴覚士がケアする対象となる障害、病気について詳しく学びます。例えば言語発達障害、聴覚障害、摂食・嚥下障害などの原理や治療法、具体的なリハビリテーションの仕方を講義と実践演習を通して学びます。

言語聴覚士国家試験の試験概要


参照

年1回、毎年2月に行われる言語聴覚士の試験は以上で紹介した資格を持つものを対象に全国数か所で行われます。試験内容は「基礎医学」「臨床医学」などの専門分野から11科目出題され5択のマークシート形式です。計200問出題され120点以上が合格点の目安となります。

言語聴覚士の年収

主に医療施設、福祉施設、保健施設、教育機関の各施設で働く言語聴覚士の雇用形態は様々で、働く地域によっても年収は前後しますが、おおよその平均年収は350万~450万円で月収は25万~30万円と言われてます。言語聴覚士の年収は、同じ分野ではたらく作業療法士や理学療法士と比べて低く、1997年に国家試験に認定されたばかりの比較的新しい医療職のため、実際に現場で働いている人の年齢層は20~40歳となっています。

また、言語聴覚士は同じく医療職の看護師や医者などとは異なり、夜勤や休日勤務などは一般的になく安定した日程で働くことができるというメリットもあります。

言語聴覚士の将来性

医療職、国家公務員である言語聴覚士は比較的最近できたリハビリテーションの専門職であるため、今現在は人手不足が問題となっています。一方で超高齢化社会が進行し、発達障害や言語障害など言語聴覚に関わるアンディキャプを持っている子どもやお年寄りの数が年々増加しているという社会背景もあることからこれからどんどん言語聴覚士のニーズも高まってきます。


言語聴覚士に向いていている人とは?

優秀な言語聴覚士になるためにはもちろん専門スキルや知識が必要になりますが、同様にコミュニケーションスキル、そして根気も重要になってきます。言語聴覚士がケアする対象となるのは、主に言語聴覚系に何らかの疾患があり、意思の疎通が難しい人です。

そのため、健常者と接する際とは異なり、特別なコミュニケーションスキル、そして結果が出るまでリハビリテーションを行うための忍耐力が必要になります。

患者さんによって抱えている障がいや問題は違うため一人一人に合ったリハビリテーションプランの考案や実践などかなりハードな業務内容になっているため、本当に患者さんの気持ちに寄り添うことができ、根気がある人が言語聴覚士に向いています。

言語聴覚士まとめ

言語聴覚士になるためには、国家試験の受験資格を得るために指定の大学や専門学校等で基礎的な知識とスキルを身に着けます。

試験を合格するための勉強はかなりの時間を要しますが、最終的な目標は言語聴覚士になり、患者さんのケアをすることです。医療職ということもあって、ハードな業務内容ですがとてもやりがいのある仕事です。興味のある方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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