ビジネス数学検定の難易度は?就活の履歴書に書けるスコアレベルは?

masman

by ishii_

更新日:2019-05-06

公開日:2018-12-01

問題解答

ビジネス数学検定はビジネスシーンでの数字の活用に関して知識を深める検定です。数字を仕事のパートナーにしたいと考えている方、社会人になる前に受験を考えている方に向けて、難易度やテキスト・勉強方に関して、就活や履歴書の話も交え紹介します。


「○○君、このデータ解りやすくまとめて置いてくれっ!」「○○君、過去の月ごとの売り上げと地域ごとの関係が知りたいんだけど、、」こういった上司からの依頼は何の前触れもなくやってきます。

入社当初の私は何から手をつければ良いのかわからず、「やってみます、、、、」という曖昧な返答しか出来ませんでした。

ビジネス数学検定はそういった「ビジネスシーンでの数字の活用方法」に関して知識を深める検定」になっております。

実践的なビジネスシーンを想定しての問題形式となりますので、「仕事に活かす」検定として研修課目として導入している企業もあります。

今回は、ビジネス数学検定に関して、受験を考えている方には、難易度やテキストと勉強方に関して、社会人になる前に受験を考えている方に向けて就職や履歴書の話も交え紹介いたします。


ビジネス数学検定とは?

ビジネス数学イメージ

数学検定を主催している公益財団法人日本数学検定協会主催の、ビジネスシーンを想定した「実用的な数学」「数学的思考」を測定する検定になります。
3級、2級、1級の全部で三つの級があり、インターネット上で受検できるCBT(Computer Based Testing)方式を採用してます。
試験の形式としては入社試験などで採用されている適性検査と似ています。

ビジネス数学検定は数学検定と違うの?

公益財団法人日本数学検定協会主催の検定には数学検定と呼ばれる検定もありますがビジネス数学検定は同じ数学検定じゃないの?と思う人も多いと思います。
筆者も問題を解いてみるまで明確な違いがわかりませんでした。

もちろん問題形式や受験スタイルも違いの一つになっているのですが一番大きな違いは「受験者のタイプ」と「受験目的の違い」ではないでしょうか。
数学検定の受験者は「数学が好き」という方が多いかと思います、文系・理系双方の大学に入学経験のある筆者の体感としてですが、実際に文系の大学、文系の学部では認知度や興味があまり無いのに対し、理数系の大学や学部では受験者や認知度、話の話題になることが多いです。

問題形式や内容に関しても、大学の入試試験等と似たような内容になっています。

一方ビジネス数学検定に関しては「会社の研修の一貫で受ける」「社会人として数字の扱いに不安がある」「ビジネスシーンに数字を活かしたい」といった数学に関して今まで深く携わってきてない人が受験者のターゲットではないでしょうか。

公式のHPでもビジネス数学検定のeラーニングや研修・セミナーを前面に売り出しており、「数学が苦手な人」「数学的思考を新たな強みとして取り入れたい組織」を意識してます。 

問題の形式や内容に関しても、「問題定義に対して数学的な考えや方法を利用して問題解決に導く」といった問題が多いです。

また、問題を解くのにExcelの使用が認められており、実務を想定した試験内容であると言えます。

ビジネス数学検定の級ごとの難易度は?

ビジネス数学検定においても、問題を解くにあたり数学の力は必須になってます。
以下実際に解いてみた筆者の感想と難易度になります。

ビジネス数学検定・3級の難易度は?

公式HPでは新入社員向け、学生向けとしていますが、就活を行っている大学生であれば解けて当たり前の問題レベルになってます。

筆者の体感としてですがSPIのような適性検査より比較的簡単です。

数学のレベルとしては高校生、ひょっとしたら中学受験をする小学生にも解ける方がいるかもしれません。

しかし、問題の内容がビジネスシーンを想定しておりますので、用語の確認やより早く問題を解くためのExcelの使い方を事前に一通り調べておいた方が良いかもしれません。

ビジネス数学検定・2級の難易度は?

公式HPでは入社3年〜5年目の若手社員向けとしています。

解いてみましたが、あまり3級と違いがないように感じました。強いて言うなら各企業が適性検査として独自に作る数学的問題くらいの難易度でしょうか。

中には直感で解ける問題もありますので、入社前の適性検査でそれなりの点数を取れている方は特別な試験対策をしなくても解けると思います。

すでに業務を行っている社会人であれば問題は無いかと思いますが、用語の確認や基本的なExcelの使い方はやはり抑えておいた方が良いでしょう。

ビジネス数学検定・1級の難易度は?

ビジネス数学検定の公式ページでは管理職向けとされております。

2級との難易度の差が激しいです。

普段馴染みのない用語や複雑な数学的要素がふくまれております。

問題の趣旨としては「意思決定を下すにあたり」という経営戦略に携わる部分が多い気がします。

だからこそ管理職向けの難易度ということだと思いますが、営業や企画書の作成などにも十分役立つ知識だと思います。

数学のレベルよりも「グラフや数学的処理の用法を知っているか知らないか」という部分が大きく得点に関わってくると思います。
また、Excelを使わないと解けない問題が多いのも1級の特徴だと思います。

ビジネスシーンにおいて実践的な数学センスを磨くのには1級はベストな検定だと思います。

ビジネス数学検定の合格点は?

ビジネス数学検定の合格点や検定料金に関してまとめました。

合格点 検定料金 検定時間
3級 70点 ¥2,160円 60分
2級 70点 ¥4,320円 60分
1級 70点
AAA合格90点
AA合格80点
A合格70点
¥6,480円 60分

合格点に関しては1級、2級、3級共に全て70点となっておりますが、1級に関しては合格ランクが三つに分かれており、1級の合格者に関しては公式のHPに掲載されるそうです。

検定料金に関しては、そのほかの検定同様、高級になるにつれて高額になっております。

試験時間ですが、3級、2級が60分、1級のみが90分となっております。

自宅pcでの受験となりますのでその場その場の問題に対してネットで調べれば合格出来るのでは?と思う方もいると思いますが、一つ一つの問題に対して調べていたら確実に時間が足りない仕様になっております。

合格点よりも分析評価が大事?

ビジネス数学検定を受験すると、総合スコアと共に能力の分析表を確認することができます。

この分析表ですが下記の5つのチャートに分かれており、各項目毎に点数付けがされますので、今の自分に足りない能力を把握することができます。

実務にあたって注意するべき事や、アドバイスが提示されますので参考にすると良いでしょう。

把握力 「把握力」は仕事の上で取り扱うデータやグラフを正しく解釈し、現在の状況を正確につかむ力です。
分析力 「分析力」は集めたデータを分析し、規則性や相関関係を客観的に捉え、次の行動につなげるための情報へと変換する力です。
選択力 「選択力」は数理的な根拠をもとに最適な選択をする力で、ビジネス上のさまざまな判断を下す場面で必要とされる力です。
予測力 「予測力」は過去のデータや現在の状況をもとに、先を見越して計画を立てたり、事業の将来がどのようになるのかを見抜く力です。
表現力 「表現力」は図表やグラフなどを効果的に使って、数値情報を相手に分かりやすく伝えるための力です。
出典:ビジネス数学検定公式HP

ビジネス数学検定は就活に有利なのか?

プレゼン イメージ

就活に有利になるのか?と言う事に関しては、これから就職活動をする学生には気になる所ではないでしょうか。

正直に申しますと、TOEICや簿記と違い人事が直感的に採用不採用の判断を下せるような類の検定ではありません。
しかし、面接時に話のネタや記憶に残らせる材料としては十分な力を持っている検定だと思います。
ビジネス数学検定をポートフォリオの中心として就職活動を進める事はお勧めいたしませんが、「客観的な判断を下せるため」「文系にも関わらず数字を使った説得力が欲しかった為」などビジネス数学検定を受ける「きっかけ」を含め面接時に話をすると、就活において周りの学生との差をつける事が可能ではないかと思います。

履歴書にはどう書いたら良いの?

既に文中で述べました通り、ビジネス数学検定をポートフォリオの中心として就職活動をするのは中々難しいと思います。
履歴書を書くに当たってですが、まず「ビジネス数学検定で何を得られたか」そして「得られた結果をどう活かせたか」を話の脇役として履歴書に書くと良いと思います。
例えば、「サークル参加者の満足度に関して、出席率の高い日の統計から参会者の求めている物を探り、勧誘やイベントを企画した等」一見普通の事のように見えますが、「ビジネス数学検定で養った分析力を活かして」と履歴書に追記致しますと、それっぽい事をしたように思わせる事が出来ます。

入社後リーダーとしての素質をアピールしたいのであれば、「数字を使った説得力が得意」と書くのが良いかと思います。

ビジネス数学検定、テキストや勉強法に関して

ビジネス数学検定に関しての勉強方に関しては、公式のHPでもいくつか紹介されております。
テキストに関してもいくつか紹介されておりますが、なぜか1級のテキストがありません。
アマゾンや楽天でも売られていませんので恐らく出版されておりません。

合格者の勉強法を見てみますと、「2級のテキストで対策をしっかり行った上で入念な準備を行った」という方がいました。

その他の対策になりますと、セミナーやeラーニングのサービスが紹介されております。
しかし、eラーニングに関しては一つの授業に付き、大体¥3,000円程で、セミナーに関しては、一公演¥12,000円となっており少々高額です。

ビジネス数学検定についてまとめ

今回、ビジネス数学検定に関して紹介させていただきました。

ビジネス数学検定は級を持っている事をステータスとするのが目的ではなく、ビジネスシーンでいかに上手く数学を活用するかを考えて作られた物です。

実際の生活において数字を取り入れる事で説得力のある説明や安心した判断を下す事ができます。

人柄や説明下手により上手く相手の納得や安心が得られなくても数字に関しては不変の説得力や安心感がありますので効果的です。

ビジネス数学検定をきっかけに数字を仕事のパートナーにしてみてはいかがでしょうか。

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