公認心理師の合格率は?試験対策や現任者講習も詳しく解説

masman

by ari_na

更新日:2019-04-29

公開日:2019-03-13

公認心理師

日本で初となる心理職の国家資格である公認心理師の資格。この職種は日本国民の心の健康や問題について、重要な役割を担っています。この資格の合格率や、試験対策はどうすれば良いのでしょうか?また現任者講習や年収についても詳しくご紹介します!


日本で初めてとなる心理職の国家資格である”公認心理師”という資格をご存知でしょうか?法が成立し、施行されてから年数もあまり経っていないため、認知度はまだまだ低いかもしれません。
しかし、日本国民の心の健康や問題について、とても重要な役割を担う職種なのです。
この資格の合格率や、試験対策はどのように行なえば良いのでしょうか?また現任者講習や年収についても詳しくご紹介します!


公認心理師はどうしてできたの?

公認心理師なるには

現在、日本国民の”心”の面の健康問題は、大きな課題の一つともなっています。
学校や会社でのいじめや人間関係の悪化、精神的なストレスを抱えて心を病んでいく人は増加の一途を辿っているのが現状です。
早急な対策が望まれる中、これらの多種多様な問題について他の関係者とも連携をはかりながら、心理に関する支援を行なっていく国家資格がこれまでの日本にはありませんでした。
その後、様々な話し合いがもたれた末、平成27年9月9日に『公認心理師法』が成立することになり、そして、2年後の平成29年9月15日に施行されることとなりました。これが、日本で初めてとなる心理職の国家資格になったのです。
そのような経緯から、”公認心理師”の制度が推奨されることになりました。

公認心理師の仕事内容とは?

公認心理師は、『公認心理師登録簿』というもので登録を受ける必要があります。
扱う分野は福祉や教育、保健医療、その他多岐に渡っていて、心理学の専門的な知識や技術をもって、支援を必要としている人の相談に乗ったり、アドバイスをしたり、指導や援助を行ないます。
これは、支援を必要としている人の関係者(家族など)に対しても同じであり、相談、アドバイス、指導、助言を行ないます。
それ以外では、「心の健康」についての正しい知識を広めるべく、教育や情報を提供していきます。
このように、誰かの心を支えて、支援などを行なう以外にも心の健康に関する重要な仕事がたくさんありますね。

公認心理師はどんなところで働けるの?

公認心理師の資格を取得したとして、実際の働き口を見てみましょう。

まず、公認心理師は保健医療機関(病院など)に就職できるほか、福祉関係(福祉の事務所や児童相談所など)、教育機関(学校など)、司法の場(矯正施設など)、実に様々な場所で働くことができます。

公認心理師の年収

公認心理師の年収は、できたばかりの国家資格ということもあり、まだ明確なデータはあまりないようです。
業務内容が似ている臨床心理士の年収が、300〜400万円となっていますが、大きな差が出てくるかどうかはもう少し時間が経たないと分からないというところが正直な部分となっています。

公認心理師と臨床心理士の違いとは?

気になっていた方も多いと思われますが、業務内容がほぼ同じとなっている公認心理師と臨床心理士に、違いはあるのでしょうか?
答えは、あるんです。
次の部分が、2つの仕事にある差です。

資格の違い

まず、公認心理師は『国家資格』となっています。
臨床心理士は『民間資格』です。
そして、公認心理師の資格は更新する必要がありませんが、臨床心理師の資格は更新する必要があります。

医師とはどんな関係?

公認心理師は、支援を必要としている人に主治医がいる場合、その医師から指示を受けることになっています。
臨床心理士は医師とは協力し合い、連携をはかるものですが、公認心理師であっても臨床心理士であっても、教育現場や福祉の場、医師とは連携し、協力し合って仕事を進めていくことに変わりはありません。

公認心理師試験の合格率は?

公認心理師試験の合格率

公認心理師の試験は、平成30年に第一回目となる試験が実施されました。
その時の試験は3万5千人以上が受験し、2万8千人近くの人が合格しました。その結果、合格率は79.6%と、高い数字が出ました。
しかし、第一回目の試験に合格した人は、「今後の合格率は下がり続けるだろう」と予想しています。
現在は臨床心理士の資格を持つなど、心理学を必要とする現場で働く人々が多く受験しています。
そのような方たちが次々と合格すれば、いずれは資格を持たない人々の受験が増えていきます。
たとえ合格率が下がったとしても、あまり気にせずに試験対策を行なっていきましょう。
また、合格した人は「2022年までなら公認心理師の試験に特例措置があるため、早めに受験した方が良い」とおすすめしています。

公認心理師の試験対策

実際に公認心理師として働きたいと思ったら、試験に合格する必要があります。 公認心理師の試験は全ての問題がマークシート方式となっていて、試験の時間は240分と長尺となっています。集中力を切らすことなく、真剣に取り組み、試験対策も徹底していきたいですね。
そこで、第一回目の公認心理師試験に合格した人が、おすすめの試験対策を紹介しています!

公認心理師のテキストと問題集を用意する

試験対策をするために、まずは公認心理師の勉強に必要な本を用意しましょう。
とにかく情報量が多く、受験者にとっても合う本と合わない本にかなりの差があるようです。数冊読み比べ、自分が試験対策に使いやすいと感じたテキストで勉強を続けていくと良いでしょう。
熟読を重ね、重要なキーワードをしっかりと頭にインプットしてくださいね。

過去問題を解く時は…

テキストの内容を覚えたら、多くの人が試験対策として過去問題にチャレンジしていますね。
公認心理師の試験対策としても過去問題を解くことは大切ですが、合わせて臨床心理師試験の過去問題にも取り組んだ方が良いとアドバイスする合格者もいます。

模擬試験を受けてみよう

続いて、本番の試験を受ける時と同様、模擬試験にチャレンジする人もいるかと思います。実際の試験と同じ時間を計って問題を解くことは、試験対策としてかなり大切です。
自分がどの問題に時間をかけすぎたのか、また、スラスラと解答することができたのか、明瞭になってきます。

現任者講習会とは?

公認心理師となるためには、文部科学大臣及び厚生労働大臣が指定する『現任者講習会』というものに参加する必要があります。
この講習会では、公認心理師として理解を深めておくべき内容を学ぶこととなっています。
講習会の主な内容は、公認心理師としての職責、様々な分野に関する制度、精神医学など医学に関する知識、心理的アセスメント、心理支援などです。
既に講習会のプログラムが終了している可能性もあるので、ホームページなどで開催の日時や受講料などをしっかりとチェックしておいてください。

公認心理師についてのまとめ

国家資格となっても、法律が定められてから未だ日の浅い公認心理師の資格。
現在は試験対策をしっかりと立てて、試験の合格を目指し、実際の現場で働いて経験を積んでいくしかありません。
試験対策としては、過去問題や模擬試験に積極的にチャレンジし、早めに受験することが勧められています。
ぜひ、公認心理師の資格を取得し、多くの人の心の支えとなってください。

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