船舶に乗り組む衛生管理者資格取得の難易度は?試験情報・報酬相場を徹底分析

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by 資格広場編集部

更新日:2019-05-02

公開日:2018-09-26

船舶に乗り組む衛生管理者

船舶に乗り組む衛生管理者は、船舶の労働環境・衛生環境を整えて、管理指導する衛生管理者のことをさします。陸を離れた海上で、船員や乗客の健康管理を預かるため、一部の医療行為が認められています。各国の港に入る際は検疫の立ち合いや水質検査、害虫駆除等にも対応します。最低限の限られた設備で様々な症状に対応するため、常に勉強と臨機応変な対応が求められます。船舶の所有者は必ず衛生管理者を指定しなければなりません。また、勤務場所が海上ということから、勤務スケジュールは連続勤務と長めの休暇が続くことになります。


船舶に乗り組む衛生管理者は満20歳以上の男性が多いが目指せる、転職時に有利資格です。 船舶に乗り組む衛生管理者資格取得者は他にも船舶衛生管理者、シップナースと呼ばれております。 船舶に乗り組む衛生管理者の資格は「民間資格」です。


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船舶に乗り組む衛生管理者になるために必要な知識・受験資格

衛生管理者試験に合格するか、またはそれと同等の知識を求められます。具体的には、医療・薬事系の各国家資格を有するか、または船舶にて2年以上衛生管理の業務にかかわった実務経験があるか、もしくは船舶衛生管理者講習を受講したか、海上自衛官で衛生管理の実務を経験した人がそれに該当します。他の衛生管理と異なる点は労働環境が海の上という特殊な状況下になるので、船舶衛生に関する知識が求められます。また、一部医療行為が認められていて、限られた人数や備品であらゆる症状に一次対応をする必要があるので、臨機応変な対応力や、看護師の職掌にこだわらず広く勉強を重ねていくことが求められます。

船舶に乗り組む衛生管理者の資格は「国土交通省 関東運輸局、または神戸運輸監理部」が運営管理を行っております。

国土交通省 関東運輸局、または神戸運輸監理部とは: 船員の雇入止届・船員手帳交付・各種資格認定、海技士国家試験、海技免状(操縦免許証)水先人免状等の交付、国際船舶制度に係わる承認試験の事務、航海実歴の認定などを行います。

船舶に乗り組む衛生管理者

船舶に乗り組む衛生管理者ってどんな仕事?(仕事内容など)

船舶に乗り組む衛生管理者は、国土交通省の国家資格で、船の乗組員たちの健康を管理し、船内の衛生環境を維持することが、おもな職務です。通常の陸の衛生管理者と異なり、船上を職場とするため、相応の専門知識が要求されます。受験資格の制限はゆるいものの、高度な知識が求められ、筆記のほか実技試験もあります。船員の健康管理や保健指導の他、作業環境衛生、居住環境衛生、食料などの衛生保持などを行います。船舶の航行中に、薬剤投与、注射、傷口の縫合などの医療行為が部分的に許可されています。

船舶に乗り組む衛生管理者資格取得の為の勉強法

看護師、薬剤師等は書類申請だけで取得できます。それ以外の場合には、講習か試験で取得します。講習は、一定の受験資格が必要です。年に数人しか受けないため、テキストなどは少ないので、筆記試験は過去問題を解いて対応する人が多いようです。実技試験は自治体の救命講習会などを利用して対策するとよいでしょう。

船舶に乗り組む衛生管理者の専門学校や通信講座について

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船舶に乗り組む衛生管理者の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

船舶に乗り組む衛生管理者の資格試験料

試験で取得する場合、受験手数料は5,400円です。必要な書類を揃えて窓口にて申請します。なお、郵送により申請する場合は、返信用封筒(定形郵便物で送付できるサイズ・宛先記載)及び郵便切手392円分を同封し書留郵便にて送付します。講座で受講で取得する場合、薬物学13時間、実技指導30時間、計43時間の講習を受けます。全講習課程修了が必須です。1時間でも欠席すると、修了試験の受験資格が無くなります。遅刻も認められません。受講料(教材・修了試験受験料を含む)は船員災害防止協会会員の場合、一人につき70,000円(税抜)、非会員の場合、一人につき91,000円(税抜き)です。

船舶に乗り組む衛生管理者試験・検定の年間試験回数

試験は年1回12月行われます。横浜市または神戸市の相互持ち回りにて国土交通省が直接実施します。試験日の1ヶ月前に官報で公示されます。

船舶に乗り組む衛生管理者試験科目等の内容

筆記試験は労働生理、船内衛生、食品衛生、疾病予防、保健指導、薬物、労働衛生法規について出題されます。マークシートではありません。主に多肢選択ですが、稀に記述の場合もあります。

船舶に乗り組む衛生管理者資格の難易度

有資格者は申請で取得できることと、年によっては合格率が100%の時もあるようなので、難易度はさほど高くありません。筆記試験の対策を過去問題等で十分にしておけば問題はないでしょう。

船舶に乗り組む衛生管理者資格の合格率

受験者数が発表されていないので、合格率は不明です。

船舶に乗り組む衛生管理者試験の合格発表

試験の約1か月後に、国土交通省海事局並びに関東運輸局海上安全環境部船員労働環境・海技資格課において掲示する他、ホームページにて発表されます。

船舶に乗り組む衛生管理者

船舶に乗り組む衛生管理者資格取得後の就職先・年収・報酬相場

船舶に乗り組む衛生管理者所持者の職業例

自衛隊、海運会社、船舶乗務員、物流会社、船舶操縦士、通関業など

船舶に乗り組む衛生管理者に向いている人

船内の衛生環境を保ち、従業員としての船員の健康管理や保健指導を実施します。船舶内の衛生に関する備品を定期的に確認、補充し、記録をします。船長などが兼務することもあります。船員や船舶内の状況の変化に細やかに気付ける人は向いているでしょう。

船舶に乗り組む衛生管理者と同じ分野の他の資格

海技士(航海)、海技士(機関)、海技士(通信・電子通信)、内燃機関海技士(機関)、船橋当直3級海技士(航海)、船橋当直3級海技士(機関)、小型船舶操縦士、潜水士、船内荷役作業主任者、水先人、救命艇手

船舶に乗り組む衛生管理者の年収・給料相場

船員としての給料と別に衛生管理者手当が出ます。2008年当時で衛生管理者の最低賃金が月13,000円、衛生管理者候補の最低賃金は月8,000円です。

船舶に乗り組む衛生管理者の現状

日本では客船は4隻しかないため、大型の船に働く場所を限定すると就職は困難です。しかし、船舶衛生管理者はその職務柄、一定の船員が乗る船であれば必ず必要なので、ニーズは高いといえるでしょう。現状は各船の船長クラスの船員が兼務することが多いようです。給料はその船員の役職に応じた手当に加えて、衛生管理者手当が出る場合があります。船社によって異なり、1,000円~18,000円と差があります。出ない場合もあります。

船舶に乗り組む衛生管理者の将来性

「船舶に乗りこむ衛生管理者」は、衛生管理者の職務のほかに、注射や投薬・縫合などの医療行為も行うため、医師や薬剤師など医療職の方が届け出を出して衛生管理者の資格を取得し、選任を受けることが多いでしょう。衛生管理者は、従業員がたくさんいる企業ほど必要としています。資格を取得していれば、転職などに有利に働くでしょう。また、医師や薬剤師などの資格を持っている方以外、衛生管理者の試験を受けるには実務経験が必要です。資格を取得していれば、衛生管理に対する知識があることの証明にもなります。

船舶に乗り組む衛生管理者の独立について

船舶衛生管理者の活躍の場は船の数だけあります。衛生管理者は50名以上の船員が乗務する船を職場とすることから、多くは海運企業、商船会社、船舶管理会社など、企業で勤務します。

船舶に乗り組む衛生管理者資格を所有している主な著名人

不明

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