無線従事者免許を取得するには資格試験が必要?難易度はどのくらい?

masman

by Kota

更新日:2019-05-06

公開日:2019-04-30

無線従事者免許

無線従事者免許を取得するためには資格試験が必要ですが、試験を免除することも可能です。今回は、そんな無線従事者の資格を取得するための試験の内容や難易度を詳しく解説します。

       

無線従事者免許とは無線通信の設備を使用するために必要な免許です。無線設備は間違った使い方をすると他の無線通信の妨げになってしまうこともあるため、無線設備を使用するには無線従事者免許の取得が必須となっています。

そこで今回は、無線設備を使用する職種への就職を目指している方や趣味で無線通信をしてみたいという方のために、無線従事者の資格を取得するための方法や試験の難易度をご紹介していきます。

無線従事者免許とは?

無線従事者免許

無線通信とは、ケーブルなどの「線」を使わずに電磁波で通信する方法のことを言います。この無線通信は離れた場所でも通信できるため、現在では非常に多くの場所で使用されています。

しかし便利な反面、しっかりとした知識が無いと他の通信を妨害してしまう恐れがあるため、無線設備を使用するためには資格を取得しなくてはいけません。その資格と言うのがこの「無線従事者免許」なのです。

無線従事者免許は総務省によって認定される国家資格であり、使用する場所や機器などに応じて23の資格に分かれています。この資格を持たずに無線設備を使用することは電波法により違法とされていますので、無線設備を扱う人にとっては必須の資格です。

年齢や学歴による制限は無いため、やる気があれば誰でも挑戦することができます。

無線従事者免許の区分

無線従事者免許は23の資格に細かく分かれていますが、これらを大きく分けると6つの以下のような区分に分けることができます。

・総合無線通信士
・海上無線通信士
・航空無線通信し
・陸上無線技術士
・特殊無線技士
・アマチュア無線技士

自分のやりたいことや就きたい仕事によって必要な資格は変わってくるため、必要なものを選んで受験することが大切です。

ただしこれらの資格は全く別物というわけでもなく、資格によっては他の資格の範囲までカバーできてしまうことも多いです。特に、無線従事者の最高峰と言われる第1級総合無線通信士第1級陸上無線技術士を持っていれば全ての範囲の通信設備が使えるようになります。

総合無線通信士

総合無線通信士は無線従事者免許の中でも特に幅広い範囲をカバーしている、無線従事者免許の最高峰とも言える資格です。

扱える範囲は航空系、海上系の無前設備と陸上の無線設備の一部です。扱える範囲がかなり広いため、就職先も航空関連や通信機器メーカーをはじめとして多岐に渡ります。

しかしその分難易度もかなり高いです。総合無線通信士は1級から3級まで分かれていますが、どの級も合格率は10%を切ることが多く他の資格と比較してもかなりの難関資格と言えます。

海上無線通信士

海上無線通信士はその名の通り海上での無線通信が可能になる資格です。主に船舶に搭載されている無線通信機器や、船舶と通信するための機器を使用できるようになります。

海上での無線通信は船舶が安全に航海するために必要不可欠ですので、船舶に関する業務に関わる場合は取得することをおすすめします。

資格は4級から1級まであります。最も簡単な4級なら60%、最も難しい1級でも30~40%ほどの合格率となっているのでそこまで難易度は高くありません。

航空無線通信士

こちらは航空機に搭載されている通信機器や航空局・航空地球局の無線設備を使用するために必要な資格です。主にパイロットや管制員の方が取得する資格となっています。

航空系となると難しそうですが合格率はそこまで低くなく45%程度です。特に級に分かれてはおらず、”航空無線通信士”という資格だけが設置されています。

陸上無線技術士

陸上無線技術士は主に陸上での無線通信、つまりテレビやラジオをはじめとした様々な無線設備を扱えるようになる資格です。

総合無線通信士の次に難易度が高く、1級と2級どちらも合格率は20%前後となっています。

ただ難易度が高い分とても有用な資格でもあり、テレビやラジオ業者はもちろん、気象庁や警察庁など幅広い分野で活躍できる資格です。

特殊無線通信士

タクシーの無線や小型漁船の通信機器など、特定の業務に携わる場合に必要な資格をまとめて特殊無線通信士と呼びます。資格の一覧と用途は以下のようになっています。

・海上特殊無線技士(1級〜3級):ボートやヨット、漁船などの無線設備の使用に必要な資格
・レーダー級海上特殊無線技士:船舶に搭載されているレーダーを使うための資格
・航空特殊無線技士:報道や農業などで使用される航空機の無線設備用の資格
・陸上特殊無線技士(1級〜3級):タクシーなどの業務用車両で使用する無線設備のための資格
・国内電信級陸上特殊無線技士:国内でモールス信号などを扱う際に必要な資格

難易度は資格によってまちまちですが、国内電信級陸上特殊無線技士や航空特殊無線技士を除けば比較的合格率は高めとなっています。

アマチュア無線技士

アマチュア無線技士は、主に趣味で無線通信を楽しんでいる方向けの資格となります。

1級から4級まであり、4級の合格率は60%前後とそこまで難易度は高くありません。気軽に受験できるので他の無線従事者免許の練習として受けることもおすすめです。

無線従事者免許には資格試験が必須?

無線従事者免許

無線従事者免許はもちろん試験に合格することでも取得できますが、他にも試験を受けずに取得できる方法が存在します。

養成課程を修了する

国に指定された養成所で講習を受けることで、試験を受けることなく資格を取得することができます。

ただし全ての資格が養成所で取得できるわけではなく、総合無線通信士や第1級アマチュア無線技士などの資格は取得することができません。

大学や専門学校で一定の科目を受講して卒業する

指定された大学や高等専門学校、高校などで一定の科目を修めて卒業することでも試験の免除申請を出すことができます。

こちらも全ての資格を取得できるというわけではありませんが、比較的難しい資格でも試験科目の一部免除を受けられる場合があります。

資格を取得したまま一定期間業務を行う

無線従事者免許を取得し、その後無線局で一定期間業務に携わることでも試験の免除を受けられるようになります。

持っている資格よりさらに難しい上位の資格を狙いたいという場合には積極的に利用することをおすすめします。

まとめ

無線従事者免許は、無線通信を行う機器を使用するために必要な国家資格です。

全部で23の資格に細かく分かれており、自分のやりたいことや仕事に応じて取得することができます。試験を免除してもらう方法も充実しているため、自分のスタイルにあった方法で受験してみてください。

いかがでしたでしょうか。無線通信は航空や船舶、放送など幅広い分野で使われているので様々な仕事で役立つこと間違いなしです。趣味としても一定の人気がありますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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