テレビ業界に就職するには?バイト・転職でも学歴が求められる!?

masman

by Fuji_hara_

更新日:2019-02-01

公開日:2018-12-01

撮影現場

テレビ業界には多くの就職先があります!転職でも大丈夫?学歴は?バイトをする方法は?そもそもどういう業界なの?などをテレビ業界での体験談を交えながら説明しています。


テレビ業界と聞くと、大体の人が華やかなイメージを持つと思います。

そんなテレビ業界に「一回でも身をおいてみたい!」という意気込みの方に転職でも大丈夫なのか?学歴は必要なのか?なども含め、就職する方法・難易度を紹介します。

しかし「辛いって聞くし…」「帰れないんでしょ?」などマイナスイメージが多いです。

バイトのように手軽に働く方法がないのか?というのも紹介したいと思います。

テレビ業界の就職先は?

液晶ディスプレイ

テレビは最近でこそ後進のメディアと言われます。しかし、多くの人の目に触れる可能性が高いため、さまざまな人が関わって作られています。そのため役職も多く、就職先もさまざまです。

主な就職先を挙げてみると…

・制作(AD等)
・カメラマン
・照明
・スイッチャー(収録中のカメラの切り替え)
・編集所
・音効
・リサーチャー
・衣装、メイク
・字幕
・ブログの管理
・番組観覧会社
・テレビ局のコンテンツ事業部
・警備員
・受付嬢  など…

多くの業種があります。まず自分が何をやりたいかどのくらいの熱量でテレビの仕事に関わりたいのかが就職先を選ぶにあたって重要になります。

テレビ業界の仕事内容は?

ではそれぞれどのような仕事内容なのかを上記から抜粋して、紹介していきたいと思います。

まず皆さんが1番最初に思い浮かべるのはこの制作の仕事かと思います。
制作は直接番組作りに関わる仕事になります。テレビ業界の中で最もやりがいがある分、最も大変な職種がこちらの制作になるかと思います。

ディレクターを目指す人はまずADとして下積みを行います。
まずディレクターは番組の定例会議で出た企画の担当に振り分けられます。もちろんこのときディレクターは企画案を持って行っても良いです。(もちろんADもイタいフリが出来るのならば企画を持って行くことも可能です。)

ディレクターは担当のロケをしてVTRを作ってスタジオ収録までに間に合わせるように動きます。このディレクターを補佐する役割としてADがいます。

ADとしての体験談

実は私自身、AD経験があるので体験談を含め、業務内容を少し詳しく書きます。
なおテレビ番組と言ってもトーク番組、音楽番組、報道番組、旅番組などにより業務内容が大きく変わってきます!
今回は私が所属していたロケ&スタジオのバラエティ番組について書きたいと思います。現代のテレビの王道のスタイルですね。

ADはかなりいろいろなことを任されます。
取材先を探しディレクターに提案、OKが出たらアポイントを取る。取材先からOKをもらえたならばそのロケに向けての準備、ロケの出演者がいる場合はスケジュールの確認を芸能事務所と連絡してもらうようにプロデューサーにお願いしたり…など、ディレクターに「あとは当日ロケをするだけです!」という状態まで主に1人で持って行きます。
遠方でない限りはロケにも同行し、その場の状況に応じて行動します。ロケが終わったらカメラ機材やロケ素材の入ったSDカードを持ち帰り、ディレクターが翌朝などに編集が出来るように準備をします。
その後、出来上がった映像を編集所にてテロップやナレーション等を入れ込んでVTRが完成!あとはスタジオで出演者の方に見てもらうというのが主な流れになります。

なにが大変かと言うと、このすべての流れがわずか1週間などで行われるために「辛い」「帰れない」ということが起こるのです。
しかしディレクターを目指す人、プロデューサーを目指す人もまずは必ずADからスタートするので、制作をする人は誰もが通る道となります。
さらにはディレクターも同じように寝ていなかったりするので、簡単に弱音を吐けません。

また意外となんでもやる総合職です。取材先を探すのは、電話で取材許可を得るのは自分の番組を売り込む一種の営業ですし、自分で気を利かして、頭を働かせて動かないといけないとかなり厳しいです。しかし怒られてもへこたれず情熱だけでやり続けている人もいます。辛くてもメンタルが強ければやれないことはないと思います。現在、制作の職業は人材不足のため、かなり大きいミスをしない限りクビになることも考えにくいので能力に自信がない人もへこたれなければ問題ないです。

また、自分が関わったVTRがテレビで流れるというのは想像以上のやりがいはあり、当然ながら職場に芸能人とすれ違うことはしばしばなので、飛び込む価値はあります。

制作(プロデューサー、AP)

一口にプロデューサーと言っても実は役割が大まかに分かれています。

1.番組を取り仕切るP
2.芸能事務所と連絡を取るP
3.放送管理をするP

1のプロデューサーは番組内の社長みたいなものです。このポジションはテレビ局のディレクターから昇進してなる場合が多いです。

2のプロデューサーは演者周りをケアする役割となります。主にキャスティング案を出したり、交渉を行うのはこのプロデューサーの役割となります。

3のプロデューサーはスタジオで出したVTRを放送しても問題ないのか?など本放送に向けての修正を編集所にいるディレクター、ADと連絡を取り合う役割となります。

例えば、カメラのイメージ写真1枚を使うのにも許可がいります。このページでも使っているフリー素材と呼ばれる無料で使っても良い写真もあるのですが、ディレクターはこだわりがあるので大抵納得しない。そのためディレクターが勝手に許可を取れていない写真を使ったりします。なのでスタジオで出す映像に入っている写真は許可が取れていないことも多いのです!このような写真を精査して、許可を取るようにADに指示したりするのが3番のプロデューサーの役割になります。

こちらはすべて昇進した先となります。
またAPという役割もあります。APは遠方ロケでの交通チケットの手配やカメラなどの機材の管理、番組の予算の管理、ロケや収録でのお弁当の準備が主な仕事になってきます。
APも1年目からはなれず、ADからスタートすることがほとんどとなります。

カメラマン

こちらはスタジオで収録する際やロケの際に必要な技術さんです。
この職業は経験がものを言う職業になります。
そのため映像系の専門学校から就職している人が多い印象がありました。
調べてみると必須条件ではないようですし、未経験でも学べるようなので心配はいらないのではないかと思います。

スタジオ収録の場合、収録開始の何時間も前に入り準備をします。しかし収録さえ終われば片付けをして終わりなので、深夜の収録でない限り、帰れないということはないかと思われます。
収録で使うインカムというスタッフ同士が無線通話の出来る機材などの用意もします。
収録前にカメラリハーサルを行い、ディレクターから指示を受けてその内容を把握します。

特にカメラマンは大事な職業です。いくら制作側が用意したものも、カメラが収録していなければ制作側の努力が水の泡になってしまいます。そのためカメリハは入念に行います。
収録中はこのインカムを通じて、サブ室というスタジオのカメラがすべて見える部屋にいるディレクターから指示が飛ぶので迅速に対応することを求められます。

サブ室とカメラマンとの連携が上手くいかないと編集をするときに「〇〇が食べてる映像の寄りがほしいのにどこにも撮れてない!」ということが起こったりしてディレクターに陰口を叩かれたりします。
そのため制作よりも「手に職」と言った感じ強いかと思います。

編集所

編集所では主にテロップを入れ込んだり、音響効果を作ったりします。
主にディレクターからの指示を受けてそれ通りにモザイクをかけたりテロップを入れ込みます。
テロップは番組ごとに番組の立ち上げ時に作った決まりのテロップがあるので、この場面ではどのようなテロップが適しているかなどを考えて入れていく必要があります。またPhotoshopなどのソフトを使い、デザインをしたり、画像を切り抜いたり…など、主にディレクターが編集できない部分を補うのが役割となります。
この職業も24時間体制での仕事になってきます。基本12時間でのシフト交代ですが、そうもいかない時もあり24時間通しで働く人もいました。

またMAという職業もあります。こちらは出来上がった映像に適した効果音を入れたり、音量をテレビの放送に耐えうるように調整したりします。
ナレーションがある番組の場合はディレクターやADと一緒にナレーション録りに立ち会い、映像とナレーションの尺が合うかなどを確認したりもします。
また音効という職業もあり、こちらは番組内のBGMを選んだり、上手いことつなぎ合わせたりします。

その他…

またテレビ業界にはこんな就職先があります。

字幕デスク

実はテレビの字幕も人が作っているのです!
出演者の喋りや、ナレーションに合わせて字幕の原稿を作っていきます。
また字幕を出すタイミングを設定したり、必要に応じてカッコづけで補足を行ったりします。

イラストレーター

番組を見ているとイラストが出てくることが多々あるかと思います。
これはイラストレーターの方を番組で雇って、完全に委託しています。
だいたいADから連絡が行き、期日を決められお願いされますのでそれに合わせてイラストを描きあげます。
これも制作がギリギリで動いているので「明日までに…」というお願いが多々あると思われます。

ブログ管理

局のアナウンサーのブログのアップや番組のホームページの更新を手がける仕事もあるそうです!
その他にPR動画を作ったりすることもあるそうです。
こちらの仕事はほとんど残業もなくお仕事出来るみたいです。

学歴は必要?転職先としても大丈夫?

転職してテレビ業界に来た人はそれなりに多い印象を受けました。ディレクターなど制作の仕事は総合職なのでサラリーマン経験などは間違いなく活かせると思います。この業界で生き残っている人の特徴として「真面目すぎず、柔軟性があって、体力がある」というものがありました。日々モヤモヤして、人生一発当てたいという人にはやりがいもあるし打って付けだと思います。

また学歴は基本的に必要ありません!しかし、それは制作会社などに就職するならの話です。テレビ局に就職するには学歴も必要になって来るかと思われます。

またテレビ局ではバイトする方法もあります。
ただこのような求人は主に公にはなっておらず、大学内のサークルなどでバイトの求人の話が回っています。
実際にあったバイト求人は、出演者のワイプの顔を調節する職業がありました。
これは収録中だけではワイプのスイッチングが間に合わなかったりするので、これを調整する仕事です。
またスタジオで出演者が見たVTRの写真や映像の許可が取れなかったり、出来や反応が悪かったりした場合、収録後に構成を大きく変わってしまいます。すると新しい映像を入れたりするので、ワイプがズレてしまいます。そのため他のシーンから出演者の別の顔を待ってくる必要があり、そのあたりの調整も行います。

もし「少しテレビ業界を覗いてみたい!」と言う人はエンタメ系に強い大学やサークル、専門学校を探すのも1つの方法だと思われます。

制作会社とテレビ局の違いとは?

お台場のテレビ局

そもそも制作会社とテレビ局の何が違うのかを説明します。

簡単に言うと制作会社はテレビ番組を作ることだけをします。テレビ局は番組制作にも携われますが、1つの企業なので他にもコンテンツ事業や人事や編成などさまざまな役職があります。制作で一定の評価を得ていれば可能性が少ないとは思いますが、そうでなければ役職を変えられてしまう可能性もあります。

またテレビ局に就職するのと、制作会社に就職して局に出向するのでは給料面が大きく違います。
制作会社もテレビ局の下請け会社ならば給料がそれなりに良いですが、そうでないところは残業代が少ないのも当たり前の業界なので決して良くはないでしょう。
ですがテレビ業界も一般企業と同じでコネ社会の部分があります。実力も伴っていれば数年後に中途でテレビ局に採用という可能性は全然あります。

制作会社の選び方として大事な点は「どの番組の制作が出来るか」に尽きます。

・どのようなジャンルの番組があるのか
・どこの局とコネが強いのか
・ネット配信番組とのコネがあるか

この3点に注視すると良いでしょう。

制作に携わりたくないけどテレビ業界で仕事がしたい!という方はブログ管理などの職業に就職し、テレビ業界に入ってからコネを掴んで行く方法もありでしょう。


まとめ

テレビ業界にはさまざまな就職先があるということをお伝えしました。テレビ業界を目指したい人は繰り返しになりますが、自分がどのくらいの熱量でテレビ業界に関わりたいかを考えて就職先を選んでいただければと思います。

また実際のテレビ業界経験から、主に制作の労働環境についてもお伝えさせてもらいました。
私は辞めた身なのでどうしてもマイナスイメージになることを多めに書いてしまいましたが、たまたま配属された番組が悪かったりもします。実際、別の番組をやっている知り合いに話を聞いたら「楽しくて仕方ない」と言っていました。
また労働環境の改善の意識はテレビ業界全体としてあったことも事実です。それが実行できている番組もありました。ただ意識は持っていても人材不足のために結果として過重労働になる番組もあるのも現状です。

最近は制作会社にADを派遣する会社もあります。
このような会社にはADの労働環境などをケアをする人が何人かいて、逐一テレビ局を訪問して来てくれて直接プロデューサーと取り合ってくれたりします。
辛くなったときはこのような人たちを頼ることも出来るので、辛いけど飛び込んでみたい人はこの仕組みも頭に入れておいてもらえたらと思います。

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