ダンスを学ぶことでなれる職業って?仕事内容や年収をまとめてみた

masman

by tamaoka

更新日:2018-09-06

公開日:2018-07-13

メディアでも頻繁にダンスカルチャーが取り上げられるようになった現代。そんな時代だからこそ知っておきたい、ダンサーという職業や、ダンスの経験が生かせる職業、その仕事内容や年収についてご紹介いたします!


近年歌って踊れるアーティストや、コレオグラファー、バックダンサーなどのメディア露出が急増し、国内外問わず空前のダンスブームとなっています。今回はそんなダンスに焦点を当てて、ダンスを追究することでどんな職に付けるのか、その仕事内容や年収について教えていきます。

ダンスはステージに出るだけが仕事じゃない?

ダンスイベント

「華々しいステージの上で黄色い歓声を浴びながらパフォーマンスをする」ダンサーに持たれる一般的なイメージと言えばこのような感じでしょうか。ですが、お客さんに向けてパフォーマンスをするだけが彼らの仕事ではありません。

後程詳しく紹介いたしますが、ダンサーの仕事は多岐にわたります。
アーティストの振り付けをする「コレオグラファー」やダンススクールで生徒にダンスを教える「ダンスインストラクター」。これらは、ダンスがうまいだけではなく、人にモノを教えるうまさが欠けていては務まりません。
一方、ステージとは言っても、テレビや雑誌などの大衆向けのメディアへの露出がほとんどと言っていいほどない、深夜のダンスイベントなどの小さいステージでのショーもあります。
テーマパークで着ぐるみの中に入ってパフォーマンスしたり、スタッフとして活躍する人もいます。
また最近はYouTubeなどの動画サイトの人気が上昇していることもあり、ネットから自分のダンスを発信し広告収入を得る方もいます。今では路上でパフォーマンスをするよりも断然効果的なのかも知れません。

一口にダンサーと言っても、その人が何をしたいのかによって、活躍の場所は異なるということが分かると思います。とはいえダンサー個人にとっては、ワークプレイスは全て“ステージ”に成り得ます。そういう意味で言えば、常にステージの上にいる、と言っても過言ではないのかも知れませんね。

ダンスを活かせる職業は?

先ほど少し紹介しましたが、ダンスの経験を活かせる職業を一つ一つ詳細に紹介していきたいと思います。ダンサーらしい職業から、想像もつかないような関連性を持った職業まで、様々ピックアップいたしました。あなたの未来の可能性の1つになれば幸いです。

バックダンサー・コレオグラファー・インストラクター

ダンスは実力主義の業界なので、まず「ダンスがうまい」ということが大前提です。

そのうえでオーディションを受けてプロダクションに入って仕事をもらったり、はたまたフリーランスで自分の好きなように踊りの場を見つけて踊るなどします。主にアーティストの振り付けを担当するのが「コレオグラファー」。ダンススクールに雇われたり、SNSなどで参加者を募り個人でスタジオを借りるなどして生徒にダンスを教える人を「インストラクター」と呼びます。やはりプロダクションに入ってしまうのが安定ではありますが、フリーランスで自分の感性に合う案件を探すのもとても楽しいし、かっこいい生き方だと思います。

最近では「コレオグラファー」や「インストラクター」、「バックダンサー」がテレビなどのメディアに出演することが多くなりました。トーク力とテレビ向けのキャラを持ち合わせている人はそのままテレビ業界へ進むこともあります。

基本的にダンサーは上記の3つのどれか1つに絞って活動をするというよりかは、必然的にそのすべてをこなせる人の方が多いでしょう。

テーマパークダンサー・スタッフ

ディズニーランドのパレードや、スタッフの方を想像していただけるとわかりやすいでしょうか。

テーマパークダンサーになるためには、基本的に各テーマパークが実施しているオーディションに受かる必要があります。また、ダンスの専門学校に通っていれば、学内オーディションなど別のルートからもたどり着くことの出来る職業です。

ダンスのスキルだけでなく、演技力や人を惹きつける魅力、体力、コミュニケーション能力などが顕著に求められる職業です。
オーディションに受かるだけでも高い壁ですし、収入もそれほど良くない一方、一級の能力が求められる高い厳しい世界です。ですが、全ての苦労を無かったことにできるほどの満足感を得られますし、なにより、人々に夢と笑顔を与えることの出来る素晴らしい仕事です。

教師

一見ダンスとは全く関係がないと思われそうですが、ダンスの経験を大いに活かすことのできる職業です。

ダンサーの特徴として特筆すべきなのは、「人に教え、かつ人に教わる」ということ。教わる側の気持ちを理解している人は、確実に人よりも教えるのがうまいです。また「絶えず人と関わり続ける」のがダンサーの宿命。仕事を得るためにも人脈が命ですし、インストラクターの方は先生と生徒の関係が常にありますからね。それゆえにダンサーの方は人とのコミュニケーションには長けていますし、この面においてもダンサーは教師に向いていると言えるでしょう。

近年では中学や高校、大学でも、カリキュラムにダンスの授業が取り入れられてきていますね。そこでもダンサーとしてのスキルは十二分に発揮できるでしょう。

舞台演出家(照明、音楽、ステージ、衣装など)

ダンサーの方は舞台に関わる仕事が多いですから、必然的に舞台関係の知識や、舞台関係の方との人脈を持つことになります。まして、自分の作品をで披露する場合には照明や音源、舞台構成、衣装なども自分で決めなければなりませんから、舞台演出に関する感性は非常に磨かれると思います。

また、ダンスとは文化であり、時代とともに変わっていくものです。それゆえにその時代のトレンドなどが非常に反映されやすいことも特徴です。時代の流れに敏感になれることは、舞台作品を作る際にはとても重要なことです。

YouTuber

現代では、娯楽としてある意味TVよりもYouTubeの方が主流になってきているのでは?その善し悪しは別として、流行りの波に乗るのは表現者としてとてもクリエイティブなことではないでしょうか。

さて、言わずと知れた「YouTuber」。
ここで勘違いしてはいけないのが商品紹介をしたり、奇抜なことをするのがYouTuberではないということです。例えばゲームを実況したり、ニュースを動画にまとめたり、映画やドラマ、アニメなどのレビューをする方など、これらは全て「動画を投稿し広告収入を得る」YouTuberのくくりに当てはまります。

ダンサーは自らのダンススキルを披露したり、CGなどを用いて1つの映像作品を制作したり、はたまた動画内でダンスのレクチャーを行ったりするのが効果的でしょう。実際にそういった形で広告収入を得ている方は多く存在します。有名になれば企業案件などを引き受ける事も増えていきます。セルフプロデュースが重要ですね。

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ダンサーの仕事内容は?

ダンサー仕事

ここからはダンサーという職業の仕事内容に絞ってお話していきます。
仕事内容のお話をするにあたって、自分の知り合いのとあるダンサーの一日を紹介したいと思います。

その日は彼の所属するダンスプロダクションの発表会に出す作品を作るための練習が昼間からありました。メンバーはダンススクールのレッスン生やSNSなどで公募をかけて集まったメンバーで構成されており、全員で約20人と言ったところだったでしょうか。高校生から大学生、社会人まで、上手い下手を問わず様々な人が集まっていました。それぞれのレベルを考えダンスを教え、作品全体のまとまりを作るのは至難の業。相当頭を使いますし、声を出したり踊ったり、体力的にも結構しんどいはずです。
しかしながら実は彼、ここに至るまでに二日連続で徹夜をしているそうなんです。彼はその発表会以外にも彼と同じくプロダンサー数人とチームを組んで活動をしており、一度目の徹夜でそちらのショーの練習をし、二度目の徹夜で、深夜のクラブイベントでの本番を終えてきたところだったというのです。
ダンサーはお金や時間、メンバーの集合率を考えると深夜帯に活動する事が必然的に多くなるため、このように案件が重なると二徹、三徹は当たり前のようにおこります。

さて、昼間の発表会練習を終えた彼はそのまま自分の所属するダンススクールのレッスンに向かいます。まさにダンス漬けの一日。所属するダンススクールも一つではありませんから、週3日くらいはどこかしらでレッスンをすることになります。
時には海外のダンススクール(その方はよく韓国に行っていました)からも声がかかり、ワークショップという形で特別レッスンを行っているそうです。

レッスンを終えた後は生徒たちと食事や飲みに行き、仕事内容やプライベートの話をします。ダンサーならではの人脈の広がりは、こういったところでも培われるものなのです。
「寝ても覚めてもダンスの事ばかり考えている」というのが彼の日頃の口癖で、その飲みの場では「好きじゃなかったら仕事には出来ない」「あんまりオススメはしないよ(笑)」ともおっしゃっていました。

ダンサーという職業は、よほどダンスが好きでないと続けるのは難しいようです。芸事の世界は実力主義の世界ですから、そういった面でのプレッシャーも大きいでしょう。しかし、その分達成感や人との深いつながりを得られます。強い覚悟と、楽しみ尽くす気持ちがあればダンサーになれると思います。

ダンサーの年収は?

あらゆる活躍の場を持つダンサーという職業。そんなダンサーの給料を場面ごとにわけてご紹介します。

ステージ出演

ダンサーが給料を得る一つの手段が、ステージ出演による「ギャラ」です。
メディアなどでの露出がない、いわゆるアンダーグラウンドな深夜イベントやクラブなどで踊るダンサーは、一回の出演で2~3万円くらいが相場だそうです。
一方、バックダンサーの場合は日給5000~1万円くらいで貰っているそうです。
しかしながら、どちらの場合も知名度や経験、スキルなどによって貰える給料に大きく差がつくこともあるので一概には言えません。

インストラクター・コレオグラファー

ダンススクールなどでレッスンを持つ講師やインストラクターは一回のレッスンで3000~5000円をもらうことが出来ます。週に3回のレッスンがあると仮定した場合、月に約5万円程度稼げるという事になります。インストラクターだけで食べていくのは難しいです。なので、何か別の案件と並行してレッスンを行っている人が大半でしょう。

コレオグラファーの平均年収は約300~600万と言ったところでしょうか。とあるプロダクションが募集している求人では一曲の振り付けに3万円、一回の練習に5000円という事でした。一か月に5~6曲の振り付け制作、合計15回の練習があると仮定した場合、大体月に25万円前後が相場になると思われます。

結局年収はいくらくらい?

上記すべての仕事を平均的にこなしていったとして、大体400万円くらいが相場でしょうか。労力に比べて決して高いとは言えません。ですが、自分の頑張り次第でここから大きく年収が上がる可能性があるというのが面白いとこですし、やりがいになるのだと思います。

ダンス界で活躍している人の年収は?

現在実際にダンス界で活躍している人を年収と一緒に紹介していきたいと思います。

ケント・モリ

ケントモリ

出典:KENTO MORI (ケント・モリ) / DANCE ARTIST / OFFICIAL WEBSITE

マドンナのバックダンサーとして有名になり、メディアへの露出も多いケント・モリさん。本格的にダンスを始めたのが18歳の時で、それからほんの5年後にはマドンナのツアーに参加していました。本当に努力と才能の人だと思います。
そんな彼の年収はおよそ8000万前後だと言われています。マドンナのワールドツアーが月に400~500万だそうなので、その他の仕事もすべて含めた場合、もっと高い額をもらっているのかもしれませんね!

TAKAHIRO

タカヒロ

出典:TAKAHIRO UENO

TAKAHIROさんも18歳でダンスを始め、5年後の2004年には単身渡米。その1年後の2005年、HIPHOPの聖地と呼ばれる「The Apollo Theater」のコンテストで1位という栄冠を手にしました。寝る間も惜しんでダンスの練習をしていたという事で、やはり大成する人は行動力が違うなと、改めて考えさせられますね。
そんな彼の年収は推定一億円。一分間踊って100万という仕事のオファーを受けたこともあったそうです。また、「稼いでいるダンサーは一億稼いでいる」と発言していることもあったので、本人もその程度稼げてしまっているのではないでしょうか。
TAKAHIROさんには実業家としての顔もあるので、そちらの収入も合わせた場合ということにはなりますが、決して小さくない仕事を複数並行して仕事をできるということが素晴らしいことだと思います。


まとめ

ダンサーという職業は夢にあふれた職業です。
努力次第では上に書いたお二人のようになることも出来ますからね。当然生半可な覚悟踏み込む世界ではありませんが。
それに何よりも、ダンスが好きでなければ続きません。この記事を読んだあなたの夢の助けになれば幸いです。
それではまたどこかで!

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