司法書士と弁護士の違いは?仕事内容や年収についても解説!

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by ari_na

更新日:2019-03-15

公開日:2019-03-15

法律家のひとつである”司法書士”という職業は、各種の登記を請け負っている他、裁判所に提出する訴状や答弁書など書類の作成など業務も行なっています。その司法書士と弁護士では、どのような違いがあるのでしょうか?仕事内容や年収についても解説します!


皆さんは、”司法書士”という職業が法律家のひとつであることをご存知でしたか?司法書士と言えば、各種の登記を請け負っているほか、裁判所に提出しなければならない訴状や答弁書など書類の作成や、相続に関する業務も行なっているのです。
その司法書士と弁護士では、一体どのような違いがあるのでしょうか?仕事内容や年収についても解説してまいります!

司法書士とは?

司法書士とは

司法書士という職業が法律家のひとつだと、皆さんはご存知でしたか?
皆さんが法律家のイメージとして、最も強く思い起こされる職業は弁護士だと思われます。他にも検察官や裁判官、社会保険労務士、弁理士、行政書士なども法律家です。

実際に司法書士は、私たちが生活する上でもお世話になることがあります。司法書士の仕事の内容について見ていきましょう。

司法書士の仕事内容とは?

司法書士は、私たちにとってとても身近な法律の問題に携わっています。

司法書士の仕事として、『登記』に関することがとくにポピュラーなものとして挙げられます。
登記とは土地や建物を所有している人の氏名や権利のことや、会社の名称や個人が持っている資格のことまでありとあらゆる情報を、国が保証することにしたもののことを言います。
他にも土地の売買を行なったり、子供や孫などに金品等を贈与した時や親が亡くなったあとに不動産を相続した場合の所有権の移転登記も行ないます。

また、個人の住所や氏名が変わったとなれば変更登記を行なうなど、司法書士は登記の内容をしっかりと把握し、間違いがないように書類を作成して登記の申請をするのです。信頼問題に関わる重大な仕事のひとつですね。

成年後見に関する制度も支援する

司法書士は、成年後見に関する制度についても全般にわたって支援しています。

例えば、認知症を発症したり、本人に精神的な障害や知的障害があったとします。
そうした場合、判断能力が十分になく、自分の意志や考えで介護施設や福祉施設、グループホームなどへ入所する際に手続きが困難となる時があります。
加えて貯金の管理なども難しくなってくるので、そのような時のために”成年後見制度”はあります。

当事者に支えが必要となった時、大切な財産を保護し、支援してくれる支援者も選びます。
司法書士本人が後見人となることも、決して珍しいことではありません。

司法書士と弁護士は何が違う?

司法書士と弁護士は、ともに「法律家」というくくりに分類されています。
しかし、この2つの職業には決定的な違いがあるのです。
それは一体何なのでしょうか?

できることとできないことが違う

ざっくりとした説明ですが、司法書士と弁護士の仕事の内容を詳細に見た時に違いが見えてきます。

法律の業務に携わる際、弁護士の場合は制限がありません。
ですが、司法書士には制限がかかっていてできない業務があるのです。

もっと言ってしまうと、弁護士は司法書士が行なっている仕事はすべてできるのです。

司法書士にできない仕事とは?

では、司法書士にできない仕事の内容とは何でしょうか?

一例を挙げると刑事事件や行政事件、金額が140万円を超えてしまう民事事件、強制執行などがあります。
ですが、いくら弁護士が司法書士の仕事をすべてできると言っても、登記などを得意としている弁護士はあまりいないのです。

もちろん、司法書士の仕事が簡単だというわけではありません。しかし、弁護士が主に行なっている業務は、問題も根深く、内容も大きい刑事訴訟や民事訴訟、破産などのトラブルが中心であることが多いです。

司法書士が広く取り扱い、得意としている分野の仕事は弁護士に依頼するよりも料金が安く済みます。
それだけではなく、分野によっては司法書士の方が知識や経験が多くあることもあるので、相談する際はどちらに依頼した方が良いのかよく考えましょう。

(※ちなみに司法書士の方が費用が安く済むイメージがあるのは、着手金がない場合が多いからだとされています。弁護士に依頼する場合は着手金も発生しますが、費用そのものはそれぞれの事務所によって異なってきます。事前に確認するのが良いでしょう。)

司法書士の仕事のやりがいとは?

司法書士やりがい

司法書士は主に、個人のお客様から相談されるケースが多くあります。

遺産の相続に関するトラブルや、借金の過払い金についてなど、悩みに悩んだ末に司法書士の元をやって来るのです。
その後、問題がすべて解決してお客様の心の底からの安堵と、晴れやかな表情を見ることができたなら、それは最高のやりがいだと言えますね。

司法書士の年収はどのくらい?

続いて、司法書士の年収について見ていきましょう。

皆さんは、司法書士の年収を低いと思っていますか?高いと思っていますか?
どうも、場合によってかなり違いがあるようで………。

”大都市”と”地方”で年収に大きな差が…

司法書士の年収は、都市で働く人と地方で働く人ではかなりの差があるようです。

とくに都市で働く人の方が年収が高いのですが、そもそも司法書士の年収そのものが、よく言う「士のつく職業」の方々と比べるとあまり高いとは言い切れない額となっています。

司法書士の平均年収は250万〜600万円ですが、確かにこの金額を聞くと「わりとサラリーマンに近いような気がする」と感じた人もいるのではないでしょうか。
司法書士になったばかりの新米で経験も少なく、定期的にたくさんの案件をこなせないとなると、年収も比較的低くなる傾向があります。
しかし、事務所に所属している勤務司法書士の場合は年収が安定しています。

年収が高い司法書士とは?

司法書士の中には、年収が高い人も存在します。そのような方々は、独立している司法書士であることが多いです。

独立して個人の事務所を持っている司法書士というのは、これまでに様々な経験を積んでいる他、営業能力にも長けて人脈も幅広いということが前提です。

それでも年収は平均で500万円前後という人が多いですが、中には1000万、さらに上を行く人だと2000万円という高い年収の司法書士もごく稀にですがいます。
もちろん、自分の事務所を持っているということは、仕事以外でも頭を悩ませることが増えてくるでしょう。人件費やその他の経費も、うまくやりくりしていかなくてはなりません。
独立しているから、必ずしも経営が上手くいって高収入ということは、決してないのです。


司法書士についてのまとめ

司法書士の仕事内容はいくら弁護士がすべてできる業務だと言っても、扱っている分野においては司法書士の方が知識や経験が多くある場合もあります。

お金に関する悩みは、時として人が自殺を考えるほど根深いものがあります。
その悩みが司法書士に相談することによって、「何とかなるんだ」「解決できないと思っていたことが解決した」となった時、お客様は心から安堵することでしょう。

そうした人助けが職業の司法書士は、充分なやりがいがある仕事ですね。
正義感を強く持って行なえる司法書士の仕事についてご紹介しました!

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