行政書士の試験合格率は?独学の勉強法と気になる年収を紹介

masman

by yamamoto

更新日:2019-05-02

公開日:2019-03-22

行政書士の試験合格率と独学勉強

行政書士の試験は、日本でも有数の難関試験になっていますが、司法試験と比べて幅広い年代の方が受験されています。今回は、行政書士の試験合格率と独学の勉強法と年収を解説していきます!


行政書士は、法律の専門国家資格の中でも特に幅広い業務範囲を持っていて、個人や法人により沿って法務業務にたずさわります。

また行政書士の試験は、日本でも有数の難関試験になっていますが、司法試験と比べて幅広い年代の方が受験されています。

今回は、行政書士の試験合格率と独学の勉強法と年収を解説していきます。


行政書士とは

行政書士の試験合格率と独学勉強

行政書士とは、行政書士法に基づいて書類作成から申請業務、相談業務を行う法律のマルチプレーヤーです。

個人や企業から依頼を受けて、官公署に提出する書類の代行や申請手続きをする人です。

行政書士は、知識面の汎用性が高く、書類の代行だけでなく個人や法人の相談や申請業務など、その業務の広さから街の頼れる法律家と言われています。

行政書士の仕事内容

行政書士の仕事は、「官公署に提出する書類」「権利義務に関する書類」「事実証明に関する書類」と大きく分けて3つの書類を、個人や法人の依頼を受け代理で官公署に提出する仕事です。

具体的には、個人や法人から依頼を受けて、会社を設立するときの書類作成、契約書作成、飲食店営業許可手続き、旅行業の登録など専門知識が必要な法務業務を行います。

取り扱える書類の数は、数千万種類と言われていてその書類の多くは「許可認可」等に関するものになります。

デスクワークの時間が主になりますが、顧客とのミーティングや書類提出のための外出業務も多く行います。

行政書士になるには

行政書士になるためには、行政書士の国家資格を取得する必要があります。

行政書士試験は、毎年1回11月に試験が行われ全国各地で受験することができます。

行政書士になるために、法学部系の大学に進学する人や資格系の専門学校へ行ったり、通信教育を利用する人が多いです。

資格取得には、行政書士試験に合格する方法以外にも、弁護士や弁理士など他の法律専門の資格を取得することや公務員として、行政事務20年以上(高校卒業者は17年)従事すれば取得することができます。

しかし、他の法律専門の資格は難易度が高く、行政事務経験も17年から20年以上と長くなるため、行政書士になるためには行政書士試験に合格する方法が王道と言えるでしょう。

行政書士になるには?資格取得の難易度・試験情報・年収・報酬相...
行政書士は官公庁への許認可に関する書類提出や書類作成代行などを行い報酬をもらう仕事です。たくさんの資料と時間が必要となるため几帳面である人が向いていると言えます。将来、高齢化による依頼者の増加によって行政書士の仕事は今以上に必要とされる職業の一つ...

行政書士の試験合格率は

行政書士試験は、毎年約4~7万の人が受検する人気の資格です。

ここ数年で合格率は上昇傾向にありますが、受験数は平成22年度から減少を続けています。

平成29年度の合格率は、近年で最も高い15.7%となっていて、平均合格率は、直近4年(平成26年度から29年度)で、10%を超えています。

合格率の低さに比べると、試験問題の難易度はそこまで高くないとも言われています。

行政書士試験は、合格基準が財団法人行政書士試験研究センターにて公表されているので、基準さえクリアすれば、他の受験生に関わらず合格可能です。

ただし、科目ごとに足切りラインがあるので、一定の点数基準を満たすことが必要です。

■最近10年間における行政書士試験結果の推移(単位:人)
  年度      受験申込者数   受験者数   合格者数   合格率
平成21年度   83,819     67,348    6,095    9.1%
平成22年度   88,651     70,586    4,662    6.6%
平成23年度   83,543     66,297    5,337    8.1%
平成24年度   75,817     59,948    5,508    9.2%
平成25年度   70,896     55,436    5,597    10.1%
平成26年度   62,172     48,869    4,043    8.3%
平成27年度   56,965     44,366    5,820    13.1%
平成28年度   53,456     41,053    4,084    10.0%
平成29年度   52,214     40,449    6,360    15.7%
平成30年度   50,926     39,105    4,968    12.7%

一般財団法人行政書士試験研究センター

行政書士の難易度

行政書士の難易度は、非常に高く試験勉強に相当な時間と労力を費やす必要があるとされています。

しかし、毎年の合格率にばらつきがあるのは、年度によって試験の難易度に差があり合格しやすい年とそうでない年があるようです。

また、行政書士試験には受験制限はないため、年齢、学歴、国籍など関係なく誰でも受験することができます。

そのため、受検者もさまざまでレベルが一定にならず、合格率が低く難易度が高く見え続けているようです。

行政書士の独学勉強法は

行政書士の試験合格率と独学勉強

独学で行政書士試験を合格するために知っておきたい前提として、300満点中180点以上で合格(絶対評価)するということです。

また、出題数が多く難易度の低い科目を徹底的に勉強することが独学勉強法の基本となります。

大事な科目としては、法令の「民法」と「行政法」です。

その次に、一般知識の「情報通信・個人情報保護法」と「文章理解」になります。

これらの科目に集中して勉強することが、短時間で180点と取れる理想的な独学勉強法になります。

そこで独学で取り組むための勉強法のポイントを5つ紹介していきます。

勉強法ポイント1:声を出して読んでみる

条文やテキストの問題を1つ1つ声に出して読んでアウトプットすることで、記憶の定着率を上げます。

また、必要に応じて録音することで、繰り返し聞いて復習することができます。

勉強法ポイント2:択一式の問題を毎日行う

択一式問題は、コンパクトにまとめられている場合が多いので、条文を暗記するように毎日チェックしましょう。

この勉強法は、毎日短時間で行うことができるので、習慣化すると行政士試験前においても効果的です。

勉強法ポイント3:記述式の問題は紙に書く

記述式問題は、全3問出題され1問あたりの配点が高いので、記述問題に対応できる力を養います。

時間を計りながら、多くの問題を早く書けるように字数を意識して解いていきましょう。

勉強法ポイント4:学習進捗状況確認ノートをつける

ノートの横軸に、勉強する項目(条文、テキスト読み、択一式対策、記述式対策、文章理解)を記入します。

そして縦軸には、実際に勉強した項目に〇印を毎日つけていきます。

学習の進捗状況を書くことで、自分なりの達成感も得られ、勉強科目の偏りを防止することにつながります。

勉強法ポイント5:備忘録ノート作る

勉強していると、覚えなければいけない事やなかなか覚えられない事が出てきます。

科目の見出しや内容を書き込んで、自分なりの弱点補強の備忘録ノートを作って常に目を通すようにします。

備忘録ノートを作ることで勉強内容を明確にして取り組むことができます。

独学で勉強するメリット

独学で行政書士試験の勉強を行うメリットの1つとして、勉強費用を抑えられることです。

通信講座や資格スクールに通う場合は、最低でも数万円~数十万円といった費用がかかります。

それに比べて独学であれば、テキスト代や講習など最低限の費用で勉強することができます。

仕事をしながら資格取得を目指す人は、計画的に独学で勉強する人も多いようです。

行政書士の給料・年収は

行政書士の平均年収は、おおよそ年収600万前後だと言われています。

法律の専門職として国家資格を取得したから、高い給料が望めるのではないかと期待するかもしれません。

しかし、実際には所属する行政書士事務所によって、稼いでる人とそうでない人で大きな開きがあります。

行政書士の平均年収は600万円前後ですが、一部の稼いでいる人は、年収10000~3000万と言われています。

独立・開業した場合

行政書士の有資格者の多くは将来、独立や開業しようと考えているようです。

行政書士事務所で経験を積み、自分の目標や得意分野を設定してから実行する人が多いと言われています。

独立や開業して成功している行政書士は、年収1000~5000万の人もいるようです。

行政書士の試験合格率と独学勉強法と年収|まとめ

いかがでしたでしょうか。

行政書士の試験合格率と独学勉強法と年収について解説させていただきました。

行政書士の試験を独学で合格するには、科目を絞って計画的に勉強することが重要です。

1~2年間コツコツと勉強して取得するのが王道と言えるようです。

社会人として働きながらの独学でも、努力次第で短期合格も可能な資格なので、諦めず計画的に取り組みましょう!

コメントを残す

*

*