裁判官になるには年齢や資格が重要?高卒で裁判官になることは可能?

masman

by kame

更新日:2019-05-21

公開日:2019-04-20

裁判官になるにはどんな資格が必要?年齢制限はある?難しい勉強を一生懸命しなければならない職業だと認識されていますが、大学に行かないとなれないのでしょうか?高卒でもなれる?今回は裁判官になるには?をテーマにまとめていきます。


裁判官になるにはどうすれば良いのでしょうか

法律のプロとして難しく険しい勉強の道が待っているイメージがあるかと思いますが、大学を出ていないとなれないのでしょうか?高卒でもなれる…?

今回は裁判官になるには?をテーマに、年齢制限や資格はどうなっているのか、高卒で裁判官になるにはどんな方法があるのかなどをまとめていきます。


裁判官になるにはどんな資格が必要?

裁判官になるには

裁判官になるには必須の資格があります。それは司法試験です

そして、司法試験を受けるためにも資格が必要となっています。

司法試験の受験資格は大きく分けて二つの方法があります。

司法試験を受けるには?

司法試験を受けるための資格は、大学から法科大学院へと進み、法学部で既に勉強をしたことのある人は2年間、法学部以外の大学を出た人なら3年間の勉強し、法科大学院の過程を修了した人に与えられます。

そしてもう一つ、予備試験という試験に合格した人にも司法試験の受験資格が与えられます。

いずれかの方法で司法試験受験資格を得て、司法試験を合格することが裁判官になるにはまず必要な第一歩となります。

司法修習を突破する

司法試験を突破したら、司法修習という1年間の研修を受けます。

司法修習の最後には、法律家としての練度を試される試験(通称:二回試験)があります。これを通らないと司法修習はクリア出来ません。

司法修習を終えることで、ようやく弁護士・検察官・裁判官(3つまとめて法曹三者といいます)のどれかになる資格を手にすることができます。

裁判官になるには?

司法修習を終えても、法曹三者のいずれかになることのできる資格を手にしたに過ぎず、必ず裁判官になれるとは限りません。

弁護士・検察官・裁判官の中でも特に裁判官は、真面目かつ優秀な人が任官されやすくなっています。

したがって裁判官になるには、司法試験の成績や司法修習中の成績でいい結果を残しておくことは必須でしょう。

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高卒でも裁判官になれる?

大学や法科大学院という言葉がずらりと並ぶと、高卒では裁判官になれないのかな?という印象も受けますが、制度上は高卒でも裁判官になることはできます。

高卒で裁判官になるには、大学から法科大学院のルートではなく予備試験を突破して司法試験受験資格を得るのです。

つまり、裁判官になるにはこのような道が用意されていることになります。

裁判官になるには?
高卒
大学(法学部) 大学(法学部以外) ↓↓↓
法科大学院
(2年間)
法科大学院
(3年間)
予備試験
司法試験
司法修習
判事補
判事(裁判官)

実際、高卒で司法試験を通り、弁護士になった人はわずかですが居るようです。

高卒で司法試験を通る人は少数ながらに居るようですが、裁判官になるには少し厳しいのかも…という印象を受けます。

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裁判官に任官された後は?

裁判官になるには?

司法修習後、裁判官に任官された後は、一人前の裁判官になるまでにかなりの期間を要します。

最初は『未特例判事補』という身分になり、見習い裁判官になります。その後は特例判事補、そして判事という流れで一人前の裁判官になっていきます。

【未特例判事補】
見習い裁判官。一人で裁判することは出来ず、裁判長をすることもまだ出来ません。
【特例判事補】
4年間の見習いを経て、ようやく一人で裁判ができるようになるのがこの身分です。
【判事】
ここまで来るのに一般的に10年かかると言われています。一人前の裁判官として扱われます。
【その先】
その後、判事として活躍したり、実力のある裁判官は、高等裁判所の長官や、最高裁判所の判事・長官へとステップアップしていくことになります。

裁判官と年齢

一人前の裁判官になるには、少なくとも司法試験や司法修習を終えてから10年という年齢面の覚悟も必要です。

とはいえ見習い裁判官の時点で初任給は23万円程度と言われており、一般の職業より優遇された給与体系にはなっています。

ここでは年齢制限や定年など、裁判官と年齢に関することをまとめておきます。

裁判官に年齢制限はある?

裁判官という職業に年齢制限があるのかどうかというのは難しいところです。

司法試験に関しては年齢制限はありませんので、受験資格さえあれば挑戦できます。しかし、司法試験を通った後に裁判官に任官されるかどうかは成績や人柄、真面目さなど色々な要素が関係してきます。

そこに年齢の要素はゼロなのか?と言われれば、高年齢になってくると裁判官に任官されづらくなる傾向もなしではありません。

裁判官になるには、年齢が若いうちから司法試験を突破してしまうのが良いでしょう。

裁判官の定年は?

裁判官には定年があります。裁判所によって年齢が違っており、それぞれの裁判所での定年はこのようになっています。

裁判所 年齢
最高裁判所 70歳
高等裁判所 65歳
地方裁判所
家庭裁判所
簡易裁判所 70歳

また、定年の他に任期もあり、下級裁判所の裁判官なら任期は10年と憲法上で定められています。

裁判官の任命は内閣が行っていますが、10年経ったからと言って裁判官を辞めなければならないことはあまりなく、罷免されるようなことが特にない限りは再任となるのが普通です。

退官した裁判官は?

定年の年齢になれば裁判官は退官となりますが、その後にも色々な道があります。

  • ・定年のない弁護士になる
  • ・公証人になる
  • ・法科大学院の教授になる
  • ・仕事は終わりにしてのんびりとした老後を過ごす

等が挙げられます。司法試験を通っているため、そのまま問題なく弁護士になることができるんですね。

裁判官の視点や気持ちが分かる弁護士ともなれば心強いと思って貰えることもあるのではないでしょうか?

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裁判官になるには?高卒で裁判官になることは可能?年齢や資格まとめ

裁判官になるにはどうすれば良いのかについてと、資格や年齢のコトについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?

大学から法科大学院を通って司法試験を受ける以外にも、予備試験を通ることで高卒でも司法試験受験資格を得ることはできるという結論でした。

裁かれる人の人生を最終決定するのが裁判官。責任の非常に重い職業で、精神力や公平さ、冷静さなど、試験で取れる資格以外にもたくさんの能力が求められる職業と言って間違いないでしょう。

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