理学療法士の国家試験難易度と合格率は?取得後の年収まとめ

masman

by ishikawa

更新日:2018.09.06

公開日:2018.08.17

理学療法士

理学療法士 国家試験を受験する方へ。試験の合格率・試験概要・難易度とは?理学療法士の年収や仕事内容、専門学校情報も掲載。理学療法士になるためには?今、社会から求められている「理学療法士」国家試験のすべてをご紹介します。


こちらでは、理学療法士 国家試験を受験される方に必要な情報を紹介しております。

理学療法士資格取得に関する合格率、試験問題や難易度などの基本情報を掲載。
理学療法士の年収や仕事内容もまとめてみました。

理学療法士 国家試験を受験される皆様を応援しています!
それでは見ていきましょう。

理学療法士とはどんなお仕事?

理学療法士

理学療法士とは、「動作の専門家」です。

ケガや病気などで身体に障害のある人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する「医学的リハビリテーションの専門職」です。

関節可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など運動機能に直接働きかける治療法から、
動作練習、歩行練習などの能力向上を目指す治療法まで、動作改善に必要な技術を用いて、日常生活の自立を目指します。

理学療法士は国家資格であり、免許を持った人でなければ名乗ることができません。

理学療法士は病院、クリニック、介護保険関連施設等で働いています。

その中には、専門性を生かしてプロスポーツのチームに属している理学療法士もいます。

参考:公益社団法人 日本理学療法士協会

理学療法士の年収

理学療法士(作業療法士も含む)の年収や待遇は以下の通りです。

・平均年齢:31.8歳
・勤続年数:5.3年
・労働時間:163時間/月
・超過労働:5時間/月
・月額給与:280,700円
・年間賞与:701,200円
平均年収:4,069,600円

引用元:厚生労働省「平成28年 賃金構造基本統計調査」

理学療法士のやりがいとは?

理学療法士は、人を支えることができる仕事です。

昔は、ケガや病気は一部の人がかかる特別なものだと思われていました。

しかし、現在では医療が発達したこともあり、「持病やケガを持った人が回復をして、普通の生活を送れるようになる」ことが求められています。

その上で、ケガや病気を持った人でもきちんと日常生活を送ることができるようになるためサポートする「理学療法士」の仕事は、ますます需要が高まっていくでしょう。

「すべての人が健康に、楽しんで長生きをする」という社会の実現に、直接的に貢献することができる仕事です。

国家試験『理学療法士』の資格取得方法

「理学療法士」として活躍するためには、国家試験を受験して免許を取得しなければなりません。

理学療法士の国家試験を受験するには、理学療法士養成課程で3年以上学ぶ必要があります。

その方法としては、3年制か4年制の専門学校、理学療法士養成課程のある国公立大学、私立大学、夜間学校のいずれかに通うものがあります。

理学療法士 国家試験の問題

理学療法士の国家試験の問題、科目については以下の通りです。

(1) 筆記試験

一般問題及び実地問題に区分して次の科目について行う。

<一般問題>
解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法

<実地問題>
運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び理学療法

(2)口述試験及び実技試験

重度視力障害者に対して、筆記試験の実地問題に代えて次の科目について行う。

運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む。)及び作業療法

引用元:厚生労働省 公式ホームページ

理学療法士 国家試験の出題形式と合格基準

理学療法士試験は、筆記試験のみです。

理学療法士試験は午前と午後に分けられていて、それぞれ100問ずつ出題されます。

理学療法士試験の一般試験と実地試験の配点割合は、

一般問題⇒1問1点の160点満点
実地問題⇒1問3点の114点満点

理学療法士国家試験の合格基準は、

①実地問題が114点満点中40点以上
②一般問題と実地問題の合計総得点が274点満点中165点以上

上記①②の両方をクリアすれば合格です。

専門学校や大学がおすすめ?独学はできる?

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理学療法士受験資格者は、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した作業療法士養成施設において、3年以上作業療法士として必要な知識及び技能を修得した者と定められています。

したがって、独学で理学療法士になることは不可能であり、必ず3年制か4年制の専門の学校に通う必要があります。

その方法としては、3年制か4年制の専門学校、理学療法士養成課程のある国公立大学、私立大学、夜間学校のいずれかに通うものがあります。

理学療法士 学校選び

専門学校については全国にいくつかあるので、以下のサイトで場所等の条件に合わせて検索することができます。

スタディサプリ 進路

基本的には、専門学校は3年制、4年制学校のどちらを選択しても構いません。
勉強内容に関して、3年制学校では「早く現場に出る」、4年制学校では「じっくり実力をつける」という軸が中心になっています。

また、3年制学校では「専門士」という称号が与えられるのに対し、4年制学校では「高度専門士」という称号が与えられます。

就職時に2つの称号の違いが影響を及ぼすことはありませんが、就職後の昇進・給与面で「高度専門士」が優遇される場合があるようです。

自分のスタイルや事情に合わせて学校を選ぶことが大事ですが、4年制学校を卒業した方が「理学療法士」として働くメリットをより実感することができると言えるでしょう。

理学療法士資格の難易度と合格率

理学療法士

理学療法士の試験は、国家試験の中では難易度が高くないと言われています。

しかし、そもそもの受験資格者は学校に通って専門の知識を学んだ人達のため、「難易度が高くない」という判断は正しいとは言えないかもしれません。

作業療法士の合格率

2018年度2月に行われた 理学療法士試験の受験者数は12,148名でした。
そのうち新卒者が11,033名であることから、理学療法士は多くの人がファーストキャリアとして選ぶ仕事であると言えるでしょう。

同試験の理学療法士試験合格率の全国平均は81.4%です。

引用元:厚生労働省 公式ホームページ

理学療法士資格試験の日程や試験会場

理学療法士資格試験情報についてまとめました。

理学療法士 国家試験日程

理学療法士 国家試験は年1回開催です。

平成30年度の試験日程は、

(1)筆記試験
平成30年2月25日(日曜日)

となっています(既に終了)。

毎年2月の最終日曜日に開催されています。
次年度の試験の詳細が公表されるのは、9月上旬頃になります。

理学療法士 国家試験会場

理学療法士の試験会場は、

(1)筆記試験
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県

(2)口述試験及び実技試験(重度視力障がい者のみ)
東京都

となっています。

試験会場がかなり限られているため、遠方の方は受験手数料に加えて交通費が必要だと考えておきましょう。

理学療法士 国家試験合格発表

理学療法士試験の合格発表日は、試験日の約1ヶ月後になります。

就職活動や転職活動で資格が必要な方は、スケジュールに注意しましょう。


過去問から勉強する

国家試験対策において、過去問研究は必須です。

過去問は、厚生労働省公式サイトにて掲載されています。

注意点は、平成28年度に出題範囲の一部が変更されたことです。
過去問研究は何年分も取り組む必要があるため、遡って勉強する際は出題範囲に気を付けましょう。

おすすめ過去問題集

ネット上に掲載されている公式過去問に取り組む際に気になるのが、「解説がない」ということです。

公式過去問には、問題・解答しか掲載されていないため、過去問研究をしっかり行うには、過去問題集の活用が不可欠です。

以下に、おすすめ過去問題集をまとめました。

クエスチョン・バンク 理学療法士・作業療法士国家試験問題解説 2019
医療情報科学研究所

参照:MEDIC MEDIA WEB SHOP
参照:Amazon 理学療法士・作業療法士国家試験の売れ筋ランキング

理学療法士なるには まとめ

理学療法士

理学療法士になるには、まず大学、短大、専門学校の専門課程にて3年以上学びます。

そして、国家試験を受験して合格すると、はじめて理学療法士としての免許が与えられます。

理学療法士は病院、クリニックなどが主な就職先ですが、最近は老人ホームやプロスポーツチームなど、活躍できるフィールドが広がっています。

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